ブルーレイレコーダーの廃棄処分方法・捨て方！DVDレコーダーは？ヤマダ電機はどう？

ブルーレイレコーダーは、内蔵されるHDDの寿命がそのまま本体の寿命となるため、一般的には5年～7年で買い替えが必要です。しかし、普通のゴミとは扱いが異なるため、買い替えの際に捨て方で悩むといった声も聞かれます。

HDDのみを交換して使い続けるといった選択肢もありますが、せっかくなら新しい製品に買い換えたいと考える方も多いはず。しかし、新しいものを買う際に、必ずついて回るのがデータの消去など「古い製品をどう処分するか」の問題です。

そこで、この記事ではブルーレイレコーダー・DVDレコーダーの廃棄方法の解説や、おすすめ処分方法について詳しく解説していきますので、処分にお困りの方はぜひ参考にしてください。記事の最後にはヤマダ電機やケーズデンキ、ビックカメラなどでの買取や回収サービスについても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

まず注意しておきたいのは、「データがレコーダー本体に残っている」点です。テレビ番組が残っている程度であればそれほど問題ではないかもしれませんが、HDDに残っている可能性があるデータには、自身で入力した個人情報や機器登録時の識別情報、初期設定時のIPアドレスなどが該当します。

「壊れてるから大丈夫」「データは消去済み」と考えがちですが、HDDのデータは復元可能です。そのため、何も処理をせずにブルーレイレコーダーをそのまま廃棄した場合、個人情報流出につながりかねません。

「廃棄する場合は、HDDを取り外して物理破壊する」のが、データを守るための一番安全な方法です。

ブルーレイレコーダーにはB-CASカードが付属していますが、実はB-CAS社からカードを借りている状態なので、B-CAS社に返却する必要があります。B-CASカスタマーセンターに連絡すれば返信用の封筒が送られてくるので、封筒に入れて返却しましょう。

B-CASカードは自分でも処分できますが、契約している番組がある場合は放送局に連絡して解約手続きを行わなければなりません。解約をせずにいると、料金を支払い続けなければいけないので注意してください。

B-CASカードの処分は、ICチップ部分にハサミやカッターなどで切込みを入れてデータを読み取れない状態にしましょう。

ブルーレイレコーダーを処分する際は、必ずデータ消去を行いましょう。データ消去にはレコーダーに搭載された機能で初期化を行う方法、またはHDDを取り外して物理破壊を行う方法の2通りがあります。

初期化を行うとブルーレイレコーダーに記録されていたデータがすべて消去され、購入時の状態に戻ります。しかし、初期化しても過去に記録されたデータが復元される可能性があるため、確実にデータを消したいのであれば、物理的にレコーダーを破壊する方が安全です。

データ消去を行う自信がない場合は、「業者に頼んで有料で処分する」も可能です。直接店舗に持ち込んだり、HDDを業者に送ったりする必要がありますが、いずれも簡単で安全に処分できます。お金はかかっても構わない方は、楽で確実な有料での処分も検討しましょう。

小型家電リサイクルの対象品目でない場合は、燃えないゴミで処分可能です。しかし、サイズによっては粗大ゴミとして処理する必要があるため、自治体のホームページで確認しておきましょう。また、ブルーレイレコーダーを分解して、金属部分とプラスチック部分を分けて捨てるといった方法もあります。

ブルーレイレコーダーの大きさによっては、粗大ゴミとして扱われる場合もあります。粗大ゴミに該当する場合は、コンビニなどで粗大ゴミ処理シール（一般的に300～500円程度）などを購入して指定日・指定場所に捨てましょう。

また、自治体によって事前申し込みが必要だったり、必要な料金が異なったりするので、ホームページをチェックしてから処分してください。

ブルーレイレコーダーは小型家電リサイクル法の対象品目に該当するため、家電量販店の店頭やスーパー、官公庁舎などに設置された小型家電回収ボックスで処分できます。リサイクル料金もかからずに済みます。

ただし、回収品目は自治体によって異なるため、居住地でブルーレイレコーダーが回収対象かどうかを確認しておきましょう。もし近隣に小型家電回収ボックスがない場合は、自治体の許可業者に依頼する、リサイクル施設へ持ち込むなどの方法もあります。

リサイクル業者の中には、回収に来てくれるタイプと持ち込むタイプがあります。また、業者へ依頼する場合は、回収費用も事前に確認しておきましょう。無料を謳っておきながら、現地に来てから料金が発生といったトラブルも考えられるため、無料を前面に押し出す業者はある程度注意しましょう。

電化製品を専門に扱っている買取業者に買い取ってもらうのが簡単な方法です。全国的に店舗数の多いハードオフやゲオなどなら安心して利用できます。有名店なら多少年式が古くても、部品取りなどで引き取ってもらえるケースが多いのも魅力です。

取引方法は持ち込み・引き取り・宅配買取の3通りに対応している店舗が多いので、取引しやすい方法を選択できます。ただし、買取業者に売る場合でもHDDのデータ消去は必要な点に注意が必要です。

オークションやフリマアプリを利用して売るといった手もあります。買取業者に売るよりも高い価格で売れるかもしれない手段ですが、すべて自分で手続きを行う必要があるため、手間がかかるのが難点です。

また、最近では「個人間での取引トラブルが多く、安心して取引がしにくい」のもデメリットと言えます。オークションやフリマアプリは、間に業者を通さないため、データ消去などを怠ると思わぬトラブルが起こる可能性もあるため注意しましょう。

ヤマダ電機では、ヤマダ電機各店舗、ヤマダモバイル、ヤマダモール、ヤマダウェブコムで購入した商品と同類の商品のみ下取りを行っています。下取り専用サイトへのアクセスや配送は自分でやる必要がありますが、対象品目が多いので、利用する価値は高いです。

年式が高いものが優遇されますが、古くても最低100ポイントで下取りされるため、処分費用を考えるとお得になるかもしれません。不定期ですが、家電買取キャンペーンも行っているので、公式ホームページをチェックしておくのがおすすめです。

ケーズデンキでは、原則として下取りを行っていません。不定期に下取りキャンペーンを行っている時もありますが、基本的には家電のリサイクル引取のみの対応となります。

特定品目は無料で引き取ってもらえますが、それ以外の製品に関しては別途料金が必要です。下取り目的で家電を購入する場合、ケーズデンキは候補に挙げにくいかもしれません。

エディオンでは、原則として下取りを行っていません。店舗によっては特定品目を購入した際、下取りをしている場合もあるようですが、基本的には家電のリサイクル引取のみの対応となっています。家電リサイクルの場合は、製品によって無料のものと有料のものがあるため、事前にどれくらいかかるのかを確認しておきましょう。

ジョーシンでは不定期になりますが、下取りキャンペーンを行っています。下取りできる対象製品を持っている場合は、次回の買い物から使えるジョーシンポイントで還元されます。ブルーレイレコーダーが対象になっているときもあるため、買い替えを検討している方はジョーシンのホームページをチェックしましょう。

ビックカメラでは、新しいブルーレイレコーダーの商品配送・設置時に購入商品と同一商品の「下取りサービス」を行っています。動作しなくても無料で下取りしてもらえますが、ネットショップで購入した場合はサービス対象外となるので注意してください。

ネットショップから購入する場合は、「パソコン・小型家電リサイクルサービス」がおすすめです。自宅から宅配便で回収してもらえますし、箱にどれだけ入れても1,958円（税込）、年中無休で400品目以上を回収してもらえます。

ブルーレイレコーダー以外にも処分したい家電がある方にうってつけです。

ジャパネットたかたの公式サイトには、以下のような記載があります。

• 「下取りあり」や「引き取り無料」と表示がある場合、古さ・メーカー・故障の有無に関わらずどんなものでも下取り・引き取りを行います。

「壊れたもの・何十年も前のもの・付属品がないもの」も対象としていますが、レコーダーの下取りサービスは、ネット上に記載がありません。ジャパネットたかたで買い替えを検討する場合は、購入前に問い合わせるのがおすすめです。

回収業者やリサイクル業者のなかには、悪質なところも存在します。無料と言っておいて、最終的に料金を取るような業者もあるので気をつけましょう。悪質業者の特徴として、チラシなどで無料宣言・トラックで近所を巡回・会社の住所や連絡先が不明・突然訪問などが挙げられます。

ブルーレイレコーダーには、リモコンや取扱説明書のほか、保証書やケーブル類などの付属品があります。これらの付属品は、できるだけ購入時と同じ状態に揃えておくだけで買取価格アップが期待できます。

また、とくに揃えておきたいのがリモコンです。現在のブルーレイレコーダーは本体だけでの操作が限られており、ほとんどがリモコンでの操作です。付属品のリモコンがあればすべての操作が可能となるため、リモコンの有無が買取価格に影響すると考えておきましょう。

基本的に、ほとんどの買取業者は、故障したブルーレイレコーダーの買取をしてくれません。見た目はきれいでも、きちんと動作しなければ粗大ゴミで処分するしかありません。ただし、故障して動作しないブルーレイレコーダーの買取に対応している業者もあります。

買取額は期待できませんが、どうしても買取って欲しい場合は「故障品でも買取OKな業者」を探してください。売りに出す前には、必ず動作確認しましょう。

ブルーレイレコーダーに限らず、他の家電製品や家具などにも共通していますが、売却するものの見た目も査定に影響します。ホコリがかぶったブルーレイレコーダーはどうしても古く見えてしまうため、査定に出す前にできるだけきれいな状態にしておくのがポイントです。

据え置きで使用するブルーレイレコーダーは、ホコリが溜まりがちです。エアダスターを使ってきれいにホコリを取り除いてから、柔らかい布で乾拭きをしておきましょう。

ブルーレイレコーダーの処分方法といっても、廃棄や売却などいくつかの選択肢があります。処分にかかる費用よりもデータの消去が重要なので、個人情報保護を優先的に考えながら、自分にあった方法で処分してください。