ブルーレイレコーダーのほこり対策は？｜背面ファンなどの掃除方法も解説！

ディーガやAQUOSなどのブルーレイレコーダーを使い続けていると、背面にほこりが溜まっていて驚いた経験はありませんか？ほこりが溜まってるのは分かり切ってるから、背面は見ない、のが一般的です。

背面のほこりは無視していても、早急に深刻な故障を招きませんが、本体の排熱にも関わるため、長い目で見るときちんと除去すべきです。また、ピックアップと呼ばれるディスクの読み取り部分は非常に繊細なため、ほこりのようなちょっとした汚れがあるとすぐに読み取り不良を起こしてしまいます。

今回は、ブルーレイレコーダーのほこりよけ・対策方法から、背面ファンの掃除方法まで幅広く解説します。また、ブルーレイディスクが読み込まれない場合の対処法も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

ブルーレイレコーダーは電化製品なので、稼働し続けていると熱がこもりやすくなります。熱がこもると温度が制御できなくなる熱暴走に繋がり、最終的にレコーダーの誤作動や故障を引き起こすので注意が必要です。

誤作動や故障を防ぐために背面に排気ファンが設けられているのです。しかし、外の空気を吸い込む吸気口が特別設けられているわけではなく、部屋のほこりを吸いやすい設計になっています。

この結果、ブルーレイレコーダーの内部と排気ファンの内側にほこりが溜まってしまうのです。定期的に手入れをしなければ、このほこりはかなり溜まっていきます。

「ブルーレイレコーダーにほこりが溜まっても問題ないのでは？」と思うかもしれません。しかし、ほこりによって排気ファンの空気の通り道が塞がれてしまうと、結果的に空気の流れが悪くなります。

すると、ブルーレイレコーダーに溜まった熱に対して排気が間にあわなくなり、熱暴走を起こす場合もあるのです。熱暴走によって内部にある回路基板がショートを起こし、故障してしまう可能性もゼロではありません。

そのため、ブルーレイレコーダーのほこりは定期的に取り除く必要があります。

ブルーレイレコーダーにほこりが溜まる一番の原因は、「部屋に発生するほこり」にあります。そう考えると部屋の掃除が重要に思えますが、部屋のほこりを完全に排除するのは難しいので現実的ではありません。

そこでもう一つの手段として考えられるのが、「ブルーレイレコーダーにフィルターを被せる」です。こちらであればほこりは吸わなくなります。しかし、ブルーレイレコーダー用のフィルターは現時点で販売されておらず、自作しなければいけないのが少々面倒です。

このようにそれぞれの対策にデメリットがあるのを考えると、ブルーレイレコーダーを定期的に掃除するのが一番と言えます。

ブルーレイレコーダーは、熱がこもりやすい場所や湿気のある場所にも注意が必要です。また、極端に室温が低くなる場所や、底面の通気口を塞ぐ原因となるカーペット、本体が沈み込むダンボールの上も適していません。

さらに、不安定な場所に設置すると落下する可能性があります。ディスクを取り出す際は、前面に水が入ったコップや花瓶を置くと倒れて水がかかる可能性があるので注意してください。また、加湿器やヒーターのそばに設置するのもおすすめできません。

ブルーレイレコーダーは、極端に熱くなったり寒くなったりしない場所、水平で丈夫な場所、幼児の手が届かない場所に設置するのがおすすめです。

まずは、ブルーレイレコーダーの中でも一番目に付く、本体表面の掃除から始めましょう。簡単な汚れであれば、雑巾やメガネ拭きなどで拭くだけで終わる場合もあります。こびりついた頑固な汚れは、中性洗剤を水で薄めたものを使い、汚れを浮かせて雑巾などで拭き取りましょう。

この時本体表面に傷が付く恐れがあるので、気持ちやさしめの力で拭いでください。汚れを取る際にアルコールが有効ですが、金属やプラスチックでできた表面だと変質するリスクがあるためなるべく控えましょう。

背面は背面ファンなどもついており、ほこりが大量に溜まりやすい部位なので、掃除機を使って吸い取ると楽です。しかし掃除機をぶつけるなどして、部品を傷つけないように気をつけましょう。また、掃除機で吸い取りきれなかったほこりは、雑巾で拭いたりティッシュで取り除いたりするのがおすすめです。

ブルーレイレコーダーの掃除が終わったら、使用しているコンセントも確認しましょう。コンセントとプラグの間にほこりが溜まると発生する、トラッキング現象を防ぐうえで重要です。

トラッキング現象によりコンセントから発火、火災が発生する場合もあるので注意しましょう。こちらも、掃除機で吸い取ったり、雑巾やティッシュなどでほこりを取り除いたりしてください。

ほこりをしっかりと掃除したい場合でも、分解して清掃するのはおすすめできません。分解すると元に戻せなくなる可能性があり、その場合は保証対象外となってしまうためです。分解までしなくていいように、上記でご紹介した掃除方法を定期的に行いましょう。

ブルーレイはDVDプレーヤーと比べて高精度な読み取りを行うので、ピックアップやディスクの汚れで読み取り不良を起こしやすいです。特にブルーレイレコーダーの記録面の保護層はわずか0.1mmであり、汚れにめっぽう弱いと言えます。

また、レーザー光によりディスクを読み込む仕組みでもあるので、そのレーザー光がほこりなどで隠れると読み取りに支障が出る場合もあるのです。

ピックアップには小さい汚れが溜まっている場合も多いので、ブルーレイ用のレンズクリーナーを使って掃除するのが得策です。しかしBDとDVDでピックアップ位置が異なるため、使っている機器にあわせて、クリーナーはBD用かDVD用のどちらかを選ぶ必要があります。

クリーナーを使っても汚れが落ちない場合は、ピックアップを直接掃除するしかありません。エタノールなどのアルコールを染みこませた綿棒で、汚れている部分をしっかり拭きましょう。ただし、レンズを傷つけると二度と読み込みが出来なくなるので注意が必要です。

加えて、ピックアップの清掃は保証適応外である場合が多いので、自己責任で行いましょう。

ブルーレイレコーダーのほこり対策は、ズバリ「定期的に掃除する」です。定期的な掃除を忘れずに行えば、ブルーレイレコーダーの寿命は延びます。年に4回程度の頻度で手入れをして、ブルーレイレコーダーを長く愛用しましょう。