業務用保温ジャーおすすめ8選｜タイガーや象印も紹介！【ご飯を美味しく保つ保温びつ】

炊きたてのご飯を長時間、美味しく保存しておく方法の一つとして保温ジャーの使用が挙げられます。電気代の節約にもなり比較的お手入れもしやすい保温ジャーは、ご飯の保存に最適です。

今回はそんな保温ジャーの中でも業務用のものに焦点を当てたいと思います。業務用と聞くと給食の時に使用するような巨大な保温びつを想像するかもしれません。しかし、業務用の保温ジャーは少量用から大容量まで種類が豊富なので、自分に合ったものを選べます。

とはいえ、初めて業務用の保温ジャーを購入するとなれば何を基準にすればいいか迷ってしまいますよね。そこでこの記事では、業務用保温ジャーがどういうものなのか、基本的な選び方・実際に購入した人の声・おすすめ商品8選を紹介しています。タイガーなどの人気メーカーの商品も多数ご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

炊き上がったご飯をちょうどいい温度に保温してくれる保温ジャー。一般的な炊飯ジャーとは違ってお米を炊く機能はついていません。業務用になると、家庭用のものより容量が多くなります。

「飲食店でもないし、業務用をわざわざ購入する必要はない！」と思われる方も多いようです。確かに容量が大きくなればサイズ・重量ともに大きくなります。しかし、機能性や耐久性の面で業務用は信頼がおけます。

メーカーによっては、「プロフェッショナル・マーク」という基準があるものも販売されており、厳しい基準をクリアした商品にのみマークが付くので、選ぶ際1つの目安にもなりおすすめです。本格的な保温ジャーを探している方は業務用を検討してみてください。

保温ジャーを使用する最大のメリットは、「おかわりでも炊きたてのごはんを味わえる」ことです。炊飯後、ご飯を保温ジャーに移し替えておけば、炊きたての風味やふっくらとした味わい・香りを長時間保てます。

大人数での食事などでは、炊いたご飯を保温ジャーに移し替えてテーブルなどに置いておけば、各々が好きなタイミングでおかわりをしても、炊きたてのような美味しいご飯が食べられます。

まずはどんなタイプを購入するかを選びましょう。基本的に業務用保温ジャーのタイプは2つ。家電タイプとおひつタイプです。どんな特徴や、メリットがあるのか見ていきましょう。

家電タイプの保温ジャーは、電気を使ってご飯の温かさを維持するものです。電気の力を使うので比較的長時間の保温が可能です。ご飯を冷凍保存などせず、温かい状態で保存しておきたい方におすすめ。当然ながら、電気がある場所でしか使えず電気代もかかります。

電気不使用でご飯の温度をある程度保ってくれるのがおひつタイプです。「おいしいご飯を食べたいけど、保温のためにずっと電気を使いたくない」といった節電思考の方におすすめです。

昔ながらの木製タイプや保温性の高いステンレスタイプなどがあります。おひつタイプは保温可能時間が短くなるものの、持ち運びがしやすく食卓に置いて使用する際も便利です。

保温したいご飯の量がどれくらいかを考えて、ちょうどいい容量の保温ジャーを選びましょう。飲食店など業務で使用するなら大容量、個人宅での使用なら少なめの容量がいいでしょう。炊飯量に合わせた容量を選ぶのがポイントです。

業務用保温ジャーは基本的に家庭用に比べて大きめですが、4合から一升程度の少なめもあります。一升用であれば、年に数回の親族会やホームパーティで便利に使えます。

快適に保温ジャーを使用するため、お手入れが楽なものを選びたいところです。少量の洗剤と水で簡単に洗えるシンプルな構造の保温ジャーが特におすすめ。メンテナンスを必要とするパーツが取り外せる、洗いやすいものを選びましょう。

木製のおひつは昔ながらの味わいを楽しめる良さがありますが、細かいメンテナンスが必要です。「お手入れは楽なのが一番！」と思う方にはおすすめしません。

発酵玄米は酵素を活発化させるために、小豆と塩を加えて炊飯した玄米を70℃〜74℃の温度設定で3〜4日保温し続ける必要があります。炊飯器で保温するとその間炊飯器が使えないので、代わりに保温ジャーを使う人がいます。

しかし、発酵玄米作りに保温ジャーの使用はあまり適してはいません。発酵玄米を作るのに保温ジャーの温度は低すぎるため、腐敗の原因になり得るからです。また、酵素玄米の塩分で内釜のフッ素加工がはがれ、内釜に穴が開く可能性もあります。

そのため、保温ジャーで発酵玄米を作りたい方は発酵玄米に対応している商品かを確認してください。発酵玄米専用の炊飯ジャーを使うのがもっとも安心です。

毎日保温ジャーを使うなら、機能面だけでなくコスパや取り扱いのしやすさが気になるところです。購入前には消費電力や、持ち運びが苦にならないかをチェックするようにしましょう。2つのチェック項目について解説していきます。

炊飯器の保温機能を使用する場合と、保温ジャーではどちらの電気代がお得なのでしょうか？同じ象印の業務用2升用で消費電力を比べてみました。

※料金単価1kWh約27円で計算

炊飯器の保温安定時平均消費電力が90W・保温ジャーでは37Wという結果に。保温するという同じ機能ですが、保温ジャーの方がお得ということが分かります。おひつタイプであれば電気代はかかりません。

容量に比例して本体サイズは大きくなります。本体重量に加えて保温するご飯が入るので、自分で持ち運べる重さか購入前にチェックしましょう。業務用保温ジャー4合用では本体重量が1kg未満・2〜3升用は5kg前後・5升以上となると7kg近い商品もあります。

フタに持ち手が付いた商品や、本体左右に取手が付いたものなど商品によって運び方も違います。また、ご飯を配膳する際の置き場や十分な収納スペースがあるか確認してください。

「できるだけ安い値段で業務用保温ジャーを手に入れたい」「業務用保温ジャーを使いたいけどお金をかけたくない」と言った場合は、中古品やレンタル商品から探すのも1つの方法です。以下で詳しく解説します。

新品にこだわりがないのであれば、中古品を購入するのもおすすめです。リサイクルショップなどの店舗はもちろん、フリマアプリやオークションサイトでも中古の業務用保温ジャーは数多く出品されています。状態・使用年数・付属品などの確認は必須ですが、タイミングが良ければ激安商品が見つかります。

年に1回の親戚の集まりや地区の行事など、業務用保温ジャーの使用頻度が明らかに少ない場合はレンタルを利用してはいかがでしょうか。購入するよりも安い値段で、用途に合ったサイズの業務用保温ジャーを使えます。

使用後はお掃除不要で返却可能・修理代不要といったサービスを行っている業者もある上に、保管スペースも必要ないので非常に便利です。

一般家庭用に比べて機能と耐久性に優れた業務用保温ジャー。節電目的や飲食店などの業務使用も含め、さまざまなシーンで活躍します。自分にぴったり合った業務用保温ジャーを選んで、おいしいご飯を楽しみましょう。