オムロンの電動歯ブラシのおすすめ10選｜口コミや選び方・替え方も解説

細かい振動で歯の隙間まできれいに磨ける電動歯ブラシ。なかでも人気が高く、ドラッグストアでも取り扱いの多いのがオムロン（OMRON）。パナソニックやフィリップスより知名度は低めですが、40年以上の歴史がある健康医療機器メーカーです。

電動歯ブラシはついつい磨きすぎて、歯茎を傷つけてしまうイメージがありますが、オムロンの電動歯ブラシはすべて「音波式」を採用し、歯や歯茎を傷つけるリスクが少ないことが特徴です。また、替えブラシの種類も豊富で、目的に合わせて選べるのも人気を集める理由の一つ。

とはいえ、オムロンだけでも充電式、乾電池式など多様な種類の電動歯ブラシがあります。そこで今回は、オムロンの電動歯ブラシの特徴と、おすすめモデルをまとめました！使い方や替えブラシの替え方などもあわせてご紹介します。

まだ電動歯ブラシを使ったことがないなら、「手磨きと比べてどれくらい汚れが落ちるの？」と疑問に思う方も。ここでは気になる電動歯ブラシと手磨きの差、おすすめのユーザーについて解説していきます。

電動歯ブラシ最大のメリットはプラーク(歯垢)除去力です。プラークとは食べカスのことではなく、虫歯菌のかたまりのこと。プラーク1mg中になんと10億個もの虫歯・歯周病菌がひそむといわれます。

電動歯ブラシを正しく使えば、手磨きよりも短時間でプラーク除去・ツルツルの歯に。性能の高いものなら、ブラシが接していない2mm周囲までその効果が及ぶとされています。

プラークを放っておけば、虫歯はもちろんのこと歯周病のもとになります。歯茎の腫れ・歯のグラつきが気になってきたら、まずは歯周病菌の巣となっているプラークを除去する必要があります。

正しくやれば手磨きでもプラークは除去できます。が、手磨きと電動歯ブラシはしばしば「ホウキと掃除機」に例えられます。家中を毎日ホウキ(=手磨き)で掃除するのは大変ですよね。

とくに力の入りにくい女性・子ども・高齢の方や、歯垢がたまりやすい矯正中の方・歯ならびが悪い方にとっては電動歯ブラシが効果的。毎日のプラークコントロールの負担を減らしてくれるメリットがあります。

ただし、いくら掃除機の性能がよくてもすみずみまで操作する必要があります。正しく使わないとプラークが残ってしまうのは、手磨きも電動歯ブラシも同じです。

ハイスペック電動歯ブラシだと、2万円以上するモデルも少なくありません。「歯はキレイにしたいけれど、いきなりそこまで出せない…」という方はオムロンの電動歯ブラシがおすすめ。

1,000～3,000円台という低価格ながら、性能のいい音波式電動歯ブラシが勢ぞろい。「安物買いの銭失いは嫌！」と考えている方にはぴったりの高コスパラインナップです。

替えブラシもドラッグストアで300～500円とお求めやすいのもポイント。ブラシは3ヵ月に1度交換する必要があるので、ランニングコストを抑えたい方はメーカーのブラシ価格もチェックしておいた方がいいでしょう。

電動歯ブラシには「回転式」「音波式」「超音波式」があり、順に振動回数が多くなります。

回転式は一番安価なのがメリットですが、効果は若干手磨きをサポートする程度。ブラシが届く範囲しかキレイにできません。

超音波式は微細な振動により不溶性グルカン(プラークのもととなる落ちにくいネバネバ汚れ)を破壊しますが、振動が細かいため蓄積したプラーク除去となるとやや苦手。

音波式は適度な振動でブラシの届かない2mm周囲までプラークを除去。回転式のように振動が強すぎないので、歯茎を傷める心配が少ないのもポイントです。実際にクリニックでおすすめするのは音波式歯ブラシが多い傾向です。

オムロンの電動歯ブラシは、欲しい機能に合わせてブラシを替えることが可能です。

• トリプルブラシ構造がプラークを破壊する「歯垢除去」
• 気になる歯ぐきの衰えには「歯周ソフトケア」
• 長さの異なる極細毛の「やわらか毛先」
• ステイン(コーヒーなどの着色汚れ)をケアする「ステイン除去」
• 幅広いブラシが短時間でツルツルに仕上げる「幅広プレミアム」
• 歯間や磨き残しの多い部分をピンポイントで攻める「すき間みがき」

電動歯ブラシによって「0～2タイプ」の3種類に分かれていて、タイプが合えばどれでも交換可能。替えブラシパッケージに大きくタイプが書かれているので選びやすくなっています。

電源方式は「充電式」「電池式」の2つに分かれます。どちらが優れているというわけではなく、それぞれにメリットとデメリットがあります。状況に応じたものを選ぶのがポイントです。

充電式は家庭でお使いの方におすすめです。電池式よりもパワーが持続し、電池交換の手間がないことがメリット。

ただし持ち運びには適しません。充電スタンドに立てて置くので、置き場所はタテのスペースも考慮する必要があります。

旅行や出張の機会が多い方、職場で使いたい方には携帯に便利な電池式がおすすめです。電池交換の手間はありますが、充電式のようにバッテリー劣化で買い替えすることがないのはメリットですね。

ただしパワーは充電式よりやや弱いので、口コミなどで使用感をよくチェックするといいでしょう。

オムロンの電動歯ブラシには多彩なブラッシングモードがあります。主な種類を以下にまとめてみました。

電動歯ブラシによって搭載されているブラッシングモードが異なるので、購入前によくチェックしましょう。

歯垢除去や歯周ソフトケアなど、オムロンは目的に合わせたブラシの種類が豊富です。搭載ブラッシングモードと合わせることで、さらに効果アップを狙えます。

たとえばメディクリーンHT-B315は、歯垢除去ブラシを装着してクリーンモードを使えば歯垢除去力はなんと手磨きの10倍の効果が。

どんな歯ブラシでも毛先が開くとプラーク除去効果が落ちますが、替えブラシが安価なオムロンなら気軽に交換できます。性能を落とさず使い続けられるのは大きな魅力ですね。

時間を気にせず磨いていると、動かしにくい利き手側の歯は磨き残しが多くなります。そんなムラ対策には「歯磨きナビタイマー」搭載モデルがおすすめ。

電源を入れると30秒ごとにシグナル振動でお知らせ。歯列を4ブロックに分けて30秒ずつ歯みがきすれば、磨きムラのない均等なケアが可能になります。

ただし人によっては「磨いている途中で止まるのでやりづらい」との声もあるので、好みに応じて選びましょう。

職場や出先で使うシーンが多い方には、充電機能のあるモバイルケース付きモデルがおすすめです。

ケースに収納したまま充電が可能で、かさばる充電器を持ち歩かなくてもOK。コンセント充電はもちろん、USBからの充電も可能。電源を気にしなくていいのは助かりますね。

「外泊が多いから電池式がいいのだろうけど、パワー落ちは嫌だし電池交換も面倒」という方の声に応えています。

歯ブラシ途中に充電が切れてしまうのはいやなものですよね。「充電お知らせランプ」搭載モデルなら、低バッテリーをランプ点滅で分かりやすく表示します。

充電中はランプ点灯し、終了したら消灯。電池状況をひと目で確認できるので、バッテリーを気にせずゆっくり歯みがきしたい方にはおすすめです。

音波歯ブラシの使い方を具体的にみてみましょう。

1. スリムタイプならペンを持つように、グリップが手に対して太ければ握るように持つ
2. 研磨剤や発泡剤が入っていないペーストを使用する
3. 歯列を4ブロック(上歯の表・上歯の裏・下歯の表・下歯の裏)に分け、各30秒～1分ずつ磨く
4. 音波歯ブラシは前後に動かさず、磨きたい箇所に当てて少しずつ移動させる
5. 歯面や噛み合わせ面は90°、歯と歯茎の間は45°の角度を保つ

手磨き用の歯ブラシとの違いは「ペーストの種類」、「前後に動かさず、丁寧に当てていく」の2点です。正しくポイントを押さえることで磨きすぎを防ぎ、プラーク除去効果を最大限発揮できます。

オムロンの電動歯ブラシはタイプ0～2に分かれていて、同じ番号の替えブラシなら交換が可能です。

古いブラシは引き抜く、またはひねるだけで簡単に外れます。このとき、水洗いOKタイプなら流水で洗って歯みがきペーストの汚れなどをオフしましょう。水洗いできないものは水拭きします。

ちなみに40℃以上の温水やアルコールなどの消毒薬を使った本体洗浄は、劣化の恐れがあるため公式サイトではNGとなっています。

「電動歯ブラシを使ってみたいけど、どんなものがいいのか分からない」、そんなビギナーにやさしいのがオムロンの音波式電動歯ブラシ。低価格でプラーク除去効果をしっかり確認できるので、最初に持つ1本としておすすめです。