モノクロレーザープリンターのおすすめ5選｜高速の大量印刷で業務を効率化！

ビジネスシーンで欠かせないプリンター。会社では社内書類を大量に印刷したり、学校では授業用プリントを生徒の数だけ印刷したりと活躍の機会はとても多いのではないでしょうか。しかし、そんな大量印刷をするときに気になるのが印刷スピードですよね。

そこでおすすめなのが「モノクロレーザープリンター」です。モノクロレーザープリンターとは、印刷スピードが売りのプリンターです。そのため、大量印刷に向いています。会社や学校での書類印刷や大量のチラシを印刷するときなどにも大変便利です。

モノクロレーザープリンターは小型な家庭用モデルから業務用の複合機型モデルなどさまざまな種類があります。そこでこちらの記事では、モノクロレーザープリンターの選び方を徹底解説します。後半にはおすすめ製品もご紹介するので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

モノクロレーザープリンターの最大の特徴は、印刷スピードが速いことです。インクジェット方式のプリンターの場合、1分間に20～22枚程度しか印刷できませんが、モノクロレーザープリンターであれば1分間に30枚以上の印刷が可能です。

プリンターの特徴から｢モノクロにしか対応していない点｣がネックですが、大量の印刷を必要とするビジネスシーンでは非常に役に立ちます。

インクジェット方式のプリンターは、セットされたインクカートリッジのインクをそのまま紙に吹き付ける仕組みで印刷を行っています。しかし、モノクロレーザープリンターの場合は全く違います。

モノクロレーザープリンターに設けられている感光体(ドラム)というパーツに粉(トナー)を付着させます。そして、トナーが付けられたドラムを判子のように紙に押しつけることで、印刷をする仕組みです。

トナーやドラムは消耗品のため定期的に購入する必要がありますが、その特徴的な印刷方式からインクジェット式に比べて長持ちしやすいのが魅力です。

モノクロレーザープリンターは印刷の速さから、大量印刷の際に役に立ちます。先述したようにインクジェット方式は1分間に20枚前後、モノクロレーザープリンターは30枚前後の印刷が可能です。

仮に｢100枚印刷しなければいけない状況｣になった場合でも、インクジェット方式は5分かかりますが、モノクロレーザープリンターは3分程度で印刷が完了します。そのため、日常的に大量印刷をしなければいけない環境にも打って付けです。

ちなみに、インクジェット方式の耐久プリント枚数は10万枚程度ですが、高耐久モデルのモノクロレーザープリンターは20万枚までのプリントに耐えられます。この耐久性能を見ても、モノクロレーザープリンターの方が大量印刷に向いています。

名前の通り”モノクロ”レーザープリンターであるため、赤や青といったカラープリントは不可です。対応しているのは白黒印刷のみです。モノクロレーザーのようなプリンターでカラープリントしたい場合は、｢レーザープリンター｣を使うのがおすすめです。

レーザープリンターも比較的印刷が速いので、大量印刷が可能です。ただし、モノクロタイプに比べてカラフルなインクを必要とするので、ランニングコストが高くなることは覚えておいてください。

モノクロレーザープリンターは価格がやや高いのがデメリットです。普通のインクジェット方式のプリンターは7,000～9,000円で買えるものが多い一方で、モノクロレーザープリンターはほとんどの商品が10,000円以上。特に高いプリンターの場合、50,000円を超えるものもあります。

しかし、カートリッジの持ちがいいので、ランニングコストは低めです。そのため、本体価格を抑えたいのか、ランニングコストを抑えたいのかで決めるのも1つの手です。

モノクロレーザープリンターは、他のプリンターと比べてサイズが大きいのもデメリットです。以下の表の通り、実際に販売されているプリンターを例に挙げて比較しましょう。

このように、やはりひと回り大きいです。そのため、置き場所を選ぶ必要があります。机の上にものがたくさん置かれているような環境の場合は、設置するのも難しいかもしれません。

モノクロレーザープリンターのトナーカートリッジは持ちがいい分、価格が高い傾向にあります。それぞれの価格の相場は以下の通りです。

このように、モノクロレーザープリンターの方は安くて4,000円前後とやはり高額です。平均的に見ても5,000円以上は必要のカートリッジが多く、メンテナンスの度にその金額を払わなければいけないのがネックです。

印刷スピードや大量印刷に優れている分、本体サイズやカートリッジの価格と言ったデメリットも目立つモノクロレーザープリンターですが、一体どれくらいの価格で販売されているのか気になりますよね。

結論から言うと、モノクロレーザープリンターの相場は低価格帯で10,000円～15,000円。高価格帯で20,000円～60,000円ほどです。インクジェット方式プリンターは25,000円もあれば大体の商品を買えるので、やはりモノクロレーザープリンターの本体は高いです。

モノクロレーザープリンターは基本的に高値に設定されていますが、それはあくまでも新品の話です。モノクロレーザープリンターは中古品も多数販売されています。中古品の相場はおおよそ5,000円～13,000円ほどとなっています。

しかし、中古であれば何でもいい訳ではなく、状態によっては何かしらの不具合がプリンターに生じている可能性もあります。そのため、安く買えるからと値段で決めるのではなく、商品詳細を見て新品に近いモノクロレーザープリンターを選ぶことが大切です。

モノクロレーザープリンターが、使用したい用紙サイズに対応しているか確認しましょう。スタンダードなA4サイズには、ほとんどの機種に対応できますが、A3サイズなどは使用できるモデルが限られます。大判の用紙や小型の用紙など特殊なサイズを使用したい方は、必ず用紙の適合サイズをチェックしましょう。

印刷スピードが速いのもモノクロレーザープリンターの特徴ですが、性能によっては1分間に20枚とそこまで速い印刷ができないものも存在します。できるだけ速い印刷を行いたい場合は、1分間に30枚以上の印刷が可能なプリンターから選ぶのがおすすめです。

モノクロレーザープリンターに限った話ではありませんが、プリンターには片面のみ印刷できるタイプと、両面印刷できるタイプが存在します。前者は2ページ分の印刷をするときに紙が2枚必要になるので、紙の消費量が多くなってしまいます。

一方後者の両面タイプは、2ページ分の内容を1枚の紙の両面に印刷することで、紙の使い過ぎを防ぐことが可能です。そのため、紙を節約しながらプリントしたいなら、両面プリント機能が付いているモノクロレーザープリンターを選ぶのが得策です。

モノクロレーザープリンターは本体サイズが大きいので、置き場所に困ってしまいます。また、USBでPCを繋ぐ以外の方法でプリンターを接続できないと、置き場所が｢PCの周辺｣に限られてしまうので、設置がさらに難しくなってしまうでしょう。

そこでおすすめしたいのが、Wifi対応モノクロレーザープリンターです。この場合、USBがなくてもWifiさえあればPCと接続できます。つまり、PCとプリンターの距離がある程度離れていても問題はありません。

複合機モデルとは、その名の通りさまざまな機能を複合したプリンターのことを指します。基本的なプリンター機能に加え、FAXやスキャンなどの幅広い機能を搭載しているのが特徴。また、複数の機能を持っていることで他の機器の設置を省略できるので、結果的に設置スペースを最小限に抑えられます。

加えて、給紙枚数や印刷スピードも家庭用プリンターの比ではありません。しかし、20,000円～50,000円以上と値段が高いので、あくまでもビジネス目的のプリンターが欲しい方におすすめです。

ビジネス目的であれば多少大きいプリンターでも許容できますが、家庭で使うプリンターが大きいと設置場所が限られたり、設置スペースが広くなってしまい何かと不便です。そのため、プリンターを選ぶ際はコンパクトさで選ぶのも1つの手です。

どの程度がコンパクトに感じるかは人によりますが、縦・横・奥行きのサイズをすべて足し、合計が900mm以下のプリンターはコンパクトサイズとみていいでしょう。

いまいち決め手に欠ける方は、人気のメーカーから選ぶのも1つの手段です。レーザープリンターのおもな人気メーカーには、キヤノン（Canon）・エプソン（EPSON）・ブラザー（Brother)があります。

機能性を重視して選びたい方は、キヤノンがおすすめ。キヤノンのレーザープリンターは、両面印刷・Wi-Fi対応・スピード印刷機能など機能性が充実しているモデルが多いのが特徴です。また、大量に印刷したい方はエプソンが適しています。エプソンのレーザープリンターは立ち上がりが早く、大量の印刷をスピーディーに行えます。

さらに、リーズナブルなプリンターがほしい方は、ブラザーがおすすめです。他社の同スペックモデルに比べ、低価格で提供しています。トナーとドラムの交換が別にできるタイプを選べば、ランニングコストを抑えられます。

今回は、モノクロレーザープリンターの選び方やおすすめ製品をご紹介しました。モノクロレーザープリンターは他のプリンターに比べて印刷スピードが特別速いです。ぜひ本記事を参考にモノクロレーザープリンターを導入して、業務の時短を図りましょう。