【2024】カーエアコンお手入れ大全！人気フィルター5選を紹介【どこで買う？】

カーエアコンと家庭用エアコンの違いは、みなさんご存じでしょうか。大きさも形も違うエアコンですので、どんな違いがあるのか意外と気になりますよね。しかし実はどちらも仕組み自体は一緒で、どちらも｢周囲の熱を奪いながら環境の温度を下げる｣特徴があります。

しかし、家庭用エアコンは電気モーターでコンプレッサーを回す一方、カーエアコンはエンジンでコンプレッサーを回します。家庭用エアコンは電気さえ供給されれば半永久的に活動できますが、カーエアコンはエンジンがなくなった時点で使えなくなる仕組みです。

こちらの記事では、カーエアコンの機能についてだけでなく、ホームセンターで購入できるおすすめのエアコンフィルターの商品、また最後にはフィルターの交換時期などについても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

カーエアコンには｢内気循環｣と｢外気導入｣の2種類の機能が付いています。それぞれを簡単に説明すると

・内気循環：外の空気をシャットアウトし、車の中だけでエアコンの空気を循環させる

・外気導入：外の空気を取り入れながら、エアコンの空気を車内で循環させる

このような機能です。車のハンドル付近に機能をONにするスイッチが付いているので、どちらも使った経験がある方は多いでしょう。

しかし内気循環と外気導入は、正反対の方法で空気を循環させるため、どちらの機能を使のが正解なのか、どちらの機能は必要ないのか気になりますよね。そこでここからは、内気循環と外気導入のメリットとデメリットを見比べて、どちらを使うのがおすすめなのかを確認しましょう。

内気循環の一番のメリットは、｢暖房や冷房が早く効く｣点だといえます。内気循環は外の空気を最大限シャットアウトし、車内を密閉に近い状態にします。するとエアコンの空気が外に逃げなくなり、結果的にエアコンの効きが良くなるという仕組みです。

そのため、寒い冬や暑い夏に、今すぐ暖かくなりたい、今すぐ涼しくなりたいという時には、内気循環を有効にするのが得策です。

外の空気をシャットアウトすると、車外の空気トラブルの防止にも繋がります。たとえば、長いトンネルに入ると、本来であれば独特な臭いが車内に侵入し、乗客全員が不快な思いをしますよね。

しかし、内気循環は外の空気を入れないため、長いトンネルに入ってしまっても臭いトラブルを防止してくれるのです。もちろん臭いだけでなく、目に見えない空気中の汚れや花粉などもブロックします。

特に花粉は、花粉症の方にとって厄介なため、花粉症の方が乗っている時も内気循環でエアコンを回すのが好ましいですね。

カーエアコンは、外から入ってきた風の温度に影響されやすいです。たとえば、夏に暑い風が車内に侵入すると、車内を冷やすために必要以上の燃費を使って冷たい空気を放出しようとします。しかしこのアクションは車の燃費を悪くしてしまうのです。

加えて外部の風が車内に侵入すると、車が空気抵抗を受けるため、こちらもエンジンの燃費を悪くしてしまう原因になってしまいます。

しかし、それらを解決するためには、内気循環にして外からの空気をシャットアウトしてしまえばいいのです。つまり内部循環は、車の燃費をよくする意味でも優秀といえます。

内部循環にしている時の車内は密閉に近い状態であり、車内の空気が外に逃げにくくなります。すると、酸素濃度が徐々に下がっていき、それによる人体へのトラブルも起こり始めるのです。特に起こしがちなのは

①眠くなる

②頭痛

が挙げられます。特に①は居眠り運転の原因にもなってしまうので、眠いときに内部循環にするのはなるべく控えましょう。

内部循環によって車内の空気がずっと留まっていると、空気の質が悪くなり体調にも影響を及ぼしてしまいます。特に車酔いしやすい方だと、悪い空気をずっと吸い続けて酔いが悪化する場合もあります。ひどい場合だと嘔吐に繋がるケースもあります。

そのため、車内に体調が悪い方が乗っている場合は、内部循環に変えるのはあまり好ましくありません。車に乗ってから体調が悪くなり始めた場合は、外気導入にしたり窓を開けるなどの対策を取りましょう。

内部循環でカーエアコンを回していると、車内と車外の温度に差ができて窓が曇りやすくなります。特にフロントガラスが曇ると、前が見えなくて事故を起こしてしまう危険性があるため、曇りを無視して内部循環を継続するのは避けましょう。

窓の曇りは、外気導入や窓を開けると解消されるため、気になり始めたらすぐに対処するのをおすすめします。

外気導入は外の空気を取り入れながらカーエアコンの風を循環させるため、必然的に換気にも繋がります。車内の悪い空気が外へ逃げていき、逆に外から美味しい空気を入れられます。

美味しい空気は吸っていて気分がよくなりますし、何より車に乗っている人にとって車内が健康的な空間になるので、些細でありながらもかなりのメリットです。

そのため、換気しながらカーエアコンの風を循環させたい場合は、外気導入を有効にするのをおすすめします。

車の窓が曇る原因は、主に車内と外部の温度の差です。外気導入で車外の空気を車内に取り入れると、自然に温度の差が埋まるため曇りを取り除けるのです。

特に、フロントガラスの曇りは事故防止として避けるべきなので、安全に運転する上でも外気導入は役に立ちます。

内部循環によって車内の空気がずっとこもっていると、二酸化炭素濃度が高まり、頭痛や居眠り、そして車酔いの悪化を引き起こします。頭痛や車酔いは、乗っている人にとってストレスになりますし、居眠りも事故を引き起こしかねないので、なるべく二酸化炭素濃度は薄くしたいものです。

そんな状況を解決するために、外から新鮮な空気を車内に送り込み、二酸化炭素濃度を薄くする方法をおすすめします。車内での居眠り・頭痛・車酔いを防止するためにも、外気導入は大変重要です。

カーエアコンの調子が悪いと、エアコンから悪臭が漂うことがありますよね。いくら暖かい、もしくは涼しい風を浴びていても、車内が悪臭でこもってしまっては台無しです。しかしそれを防ぐには、悪臭の逃げ道を作るだけで大丈夫です。

そこで役に立つのが外気導入機能です。この機能をONにすれば外部の空気を取り入れるためのスペースを作ってくれるので、そこが必然的に悪臭の逃げ道になります。カーエアコンを使う際に臭いが気になる場合は、外気導入を利用するのがおすすめです。

外の空気が車内に入ると、必然的に車が空気の抵抗を受けます。すると必要以上にガソリンに負担が掛かってしまい、結果的には燃費が悪くなってしまうのです。そのため、燃費よく運転する場合には、外気導入はあまりおすすめできません。

外気導入を有効にすると、外部の空気の入り口や内部の空気の出口を作るスペースを作ることになります。するとカーエアコンで温風や冷風を送っても、その空気が出口から逃げてしまうのです。

そのため内部循環に比べると、圧倒的にカーエアコンの空気の回りが悪くなるのが最大の欠点です。

外気導入によって外から送られる空気は、美味しい空気だけではありません。一方では花粉や目に見えない空気汚れといった、空気トラブルも車内に送り込んでしまうのです。

その結果、車内の空気が汚れてしまうだけでなく、花粉症の方が乗っていると咳や鼻水などを誘発させてしまいます。そのため、外気導入は外の状況と季節に合わせて、使い方を工夫する必要があります。

メリットとデメリットが同時に存在する、内気循環と外気導入。この中でどちらを常用するのが正解か気になるところですが、実はこの話題は昔から議論されています。そして結論から言うと、その答えは未だに出ていません。

やはりそれぞれのメリット・デメリットは人を選ぶため、どちらが正解かはその人によるといえますね。

未だに答えが出ていない｢内部循環 vs 外気導入｣議論ですが、ほとんどの車メーカーは外気導入をおすすめしています。理由としては、｢内部循環は空気の悪化や居眠りを及ぼしてしまうから｣だと言われています。空気の悪化はまだ目を瞑れるとしても、居眠りは命に関わってくるため、安全面を考慮して外気導入をおすすめしているのです。

ただ車外の空気トラブルが酷い場合は、内部循環にするようおすすめしています。やはり臨機応変に機能を切り替えるのが大切ですね。

車内の温度を快適にしてくれるカーエアコンですが、当然設定温度が高すぎたり低すぎたりすると、車の燃費を悪くしてしてしまう原因となってしまいます。ではカーエアコンの温度は、どれくらいに調節するのが丁度いいのでしょうか？

結論から言うと、カーエアコンの温度は25度が最も車の燃費に優しい温度とされています。これは、車のメーカーが推奨している温度設定であり、25度を基準に温度を上下させるのが好ましいからだといいます。

車の燃費に優しい使い方をしたい方は、25度前後に温度を調節するのをおすすめします。

内部循環や外気導入を利用したとしても、やはりカーエアコンが出せる能力には限界があります。そこで使いたいのがエアコンフィルターです。エアコンフィルターとはカーエアコンに使うアイテムで、実際に使用するだけでも

・消臭

・菌やカビの繁殖の抑制

・花粉の侵入をブロック

などの効果を期待できます。カーエアコンをよりよくしたい方は、これを機にエアコンフィルターを使ってみましょう。

これまでカーエアコンのおすすめフィルターについて紹介してきました。しかし、どのエアコンのフィルターも、年に1回程度のペースで交換する必要があります。もし、自分で交換するのが不安な方はオートバックスでも交換が可能です。オートバックスには、フィルター本体の値段に550円(税込)の費用で交換をしてくれるサービスがあります。交換にかかる時間も約10分程度なので、不安な方はプロにお任せしましょう。

カーエアコンは、内部循環と外気導入のどちらで稼働させるのがいいのか、その正解は未だ導き出されていませんが、車メーカーは｢外気導入｣を推奨しています。しかしそうなると、外の空気トラブルが車内に侵入してしまうのがネックです。そんな時には、ぜひ記事内で紹介したおすすめフィルターを使ってみてください。