本当に美味しい和菓子はどれ？人気おすすめランキング18選！厳選お取り寄せ品を紹介

本当に美味しい和菓子の味・品質にかけては、老舗・名門に勝るものはありません。古くは奈良・平安時代に創業したメーカーもあり、悠久の時を経て伝承された食材・製法は和菓子の文化そのものです。

近年ではネット通販の普及に伴い、全国各地の老舗・名店の銘菓も親しみやすくなりました。ただし便利になって選択肢が広がった分、商品を上手に選ぶセンスも問われるようになっています。和菓子の種類・老舗の有名店などといったポイントを押さえ、ベストの1品を見つけましょう。

以上を踏まえ、本記事では本当に美味しい和菓子の選び方・おすすめメーカー・おすすめ商品18選をご紹介します。盛りだくさんの情報をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。

和菓子とは、日本ならではの伝統的な食材・製法に則ったお菓子の総称です。具体的には江戸時代までに伝承・開発され、日本独自のお菓子として発展・昇華したものを指します。ちなみに洋菓子は明治時代の開国・文明開化を境とし、海外から新たに入ってきたお菓子です。

和菓子は主に小豆・さとうきび・餅粉・米粉といった昔ながらの自然な食材を原料としているため日本人の体質に適合しており、体にかかる負担が少なく健康的。味わいも優しく自然な甘さがあるため飽きにくく、年齢を重ねても食べやすい魅力があります。

生菓子は生・原材料に近い性質を持つ菓子で、厳密には水分含有量が30％以上のものを指します。水分を多く含むため日持ちしにくい一方、みずみずしい食感を味わえるのが特徴。主としてあん類を用いた和菓子が挙げられ、生に近い風味としっとりした口当たりが魅力です。

半生菓子（はんなまがし）とは、生菓子・干菓子の中間に当たる菓子です。厳密には水分含有量が10～30％のものを指し、最中・きびだんごといった弾力を伴うものが中心。干菓子には及ばないものの一定の保存性があり、日持ちするため急いで食べる必要がありません。

干菓子（ひがし）とは文字通り干した・乾いた菓子です。生菓子の対に当たるもので、厳密には水分含有量が製品全体の20％以下に留まる菓子を指します。せんべい・おかきなどが代表的で、歯応えがあり固いのが特徴。奈良時代に誕生したとされ、特に京茶道・茶の湯とは深い関わりがあります。

【主な干菓子】

• せんべい
• おかき
• おこし
• あられ
• 金平糖
• 落雁
• 白雪さく

とらやは羊羹の名店としてはもちろん、和菓子の代表格としても知られる一大ブランドです。室町時代後期に創業し、実に450年以上の歴史を誇ります。片手で食べられる小型サイズの羊羹が名物で、「小形羊羹」のクラシカルな表記を受け継いでいます。

塩瀬総本家は宮内庁御用達の老舗菓子店です。創業は室町時代に遡り、1575年には徳川家康に饅頭を寄贈したとの記録が残っています。「薯蕷（じょうよ）饅頭・志ほせ饅頭」が有名で、近年では志ほせ饅頭が「日本ギフト大賞2017話題賞」を獲得しました。

滋賀・近江の御菓子司、大彌はあんこを使った和菓子のプロフェッショナルです。特にどら焼きが有名で、栗入りの「栗どら」は地元を中心に大人気。季節限定の銘菓を毎シーズン開発しているほか、チョコレート・レアチーズなどと組み合わせた和洋折衷のスイーツも積極的にリリースしています。

青野総本舗は1856年、江戸時代安政期に創業した和菓子の名門です。特に中身を竹皮で包装した「鴬もち」が有名で、四代目当主の兄が手を汚さず食べられる菓子を要望したのをきっかけに誕生しました。鴬もちは千原せいじ・とんねるずといった芸能人がTV番組で紹介し、しばしば話題になっています。

笹屋伊織は「菓匠会」に名を連ねる名門中の名門です。創業は1716年に遡り、京都御所ほか名所の御用職人として活躍、有職菓子司として名を馳せました。品揃えの中では高級菓子「お手作り最中」が有名。近年では和モダンの自社運営カフェ「イオリカフェ」も好評です。

自宅用の和菓子には気軽に食べられるものが適しています。具体的には低予算で美味しいものが望ましく、外装・装丁・中身の包装といった要素についてもアバウトで構いません。簡単にいえばコスパが良く、肩肘張らずに買える親しみやすいものを選びましょう。

手土産にはおしゃれでかわいいものがぴったりです。贈答用・ギフト用の高級品と比べると安価である分親しみやすく、相手にもプレッシャーを与えません。ただし安っぽいものだとがっかりさせてしまうリスクもあるため、バランスのいい商品を選ぶセンスが必要です。

贈答用の場合は、高級で品のある本格的な和菓子を選びましょう。特段の知識・こだわりがなければ定評ある老舗・名店の和菓子が無難です。味・食感はもちろん、パッケージ・外観といったオプションの要素まで配慮されたものが多いのも高ポイント。商品によっては手提げ袋が用意されている場合もあります。

四季の移り変わりは日本ならではの美点であり、和菓子にも少なからぬ影響があります。和菓子を選ぶ際にも、季節・旬の材料を採り入れた商品を選ぶのがおすすめです。たとえば春なら桜・夏であれば柑橘類をあしらったものなどがぴったり。特に贈り物の場合は好印象を与えられます。

和菓子を買う際には賞味期限・日持ちを必ずチェックし、賞味期限ギリギリのものは避けましょう。特に生菓子は要注意で、お土産を前提とする場合はお土産を渡す時期・帰宅までの日数などもカウントする必要があります。

保存方法も大事なポイントです。常温保存できない商品の場合は、店舗販売員に保存方法を確認するようにしましょう。

滋賀県の人気店・大彌の紹介文でも触れたように、和洋折衷のお菓子も注目を集めています。おしゃれでかわいいものが多い和洋折衷タイプは、なんとなく和菓子に抵抗を感じてしまうような若い方にもおすすめです。代表的な商品を2点ピックアップしますので、ぜひご覧ください。

和菓子は日本人の体質にマッチした素敵な食べ物です。ネット通販の普及に伴い、全国各地の老舗・名店の銘菓も親しみやすくなりました。本記事を参考に、ぜひ本当に美味しい和菓子をじっくり味わいましょう。