うどんつゆのおすすめ17選｜市販のものはどれがいい？最強アレンジレシピも紹介

日本の国民食のひとつでもあるうどんは冷たいもの・温かいもの・てんぷらや山菜などさまざまなトッピングをくわえたもの…と、バリエーション豊かな食べ物です。そしてうどんの味の決め手はなんといっても「うどんつゆ」にあります。

今回は、そんなバラエティ豊かなうどんつゆについてご紹介します。関西風・関東風などいろいろある出汁の違いから選び方、今人気のうどんつゆメーカー、さらには安くて簡単にできるアレンジ料理まで、うどんつゆの魅力を詳しくまとめました。

いろいろな楽しみ方ができるうどんは万人受けするメニューです。今日の献立に困った場合はこの記事を参考にして、ぜひおいしいうどんも食卓の主役として検討してみてくださいね。

昆布だしは、地域問わず全国で使われることが多い素材です。アミノ酸のひとつ「グルタミン酸」が主なうま味成分となっていて、ご当地うどんのベースとしてもよく使用されています。上品で控えめなうま味は鶏や鰹などさまざまな食材の味を引き立てる、縁の下の力持ちです。

昆布だしだけでおいしいつゆを作ることは難しいですが、加えることで味わいが深くなりおいしくなります。ご自宅で汁を作る際にも、昆布だしをベースにするとお店のような味わいが楽しめます。

白だしはその名のとおり、薄い色が特徴のだしです。一見薄味に思われるかもしれませんが、昆布や鰹節などでとっただしに薄口醤油やみりん・砂糖などで味付けされてるために、濃縮めんつゆと同じようにしっかりとした味がついています。

白出しは、食材に色をつけないため見た目が美しい仕上がりになるので、人気調味料のひとつです。うどんつゆとしても、全国各地で使用されています。

昆布をメインに煮干しやかつおなどを使い薄口しょうゆを足した、薄めの優しい味わいが特徴となるのが関西風だしです。そのため素材本来の味を堪能することに長けており、京都のおばんざいなどさまざまな料理にも愛用されています。

うどんつゆもそのひとつで、市販されているうどんつゆにもあえて、関西風・関東風と区別をつけるほどに味わいが異なっています。

鰹節のだしが主な原材料で濃い口しょうゆを使い、見た目の色も濃いのが関東風だしの特徴です。旨味と香りも強いため、素材にしっかりと味付けすることができます。そのため関東風だしを使ったうどんつゆは、味付けがしっかりした料理にもアレンジが可能です。

また麺にしっかり味を絡ませるつけうどんも、つゆの味わいのパンチゆえか関東のほうが好んで食べられています。

主に九州地方で使われるうどんだしです。トビウオからとられただしで、スッキリとした甘味と独自のうま味があります。ここ数年メディアなどでも注目されるようになり、かつお節・昆布・椎茸・煮干しと並び「第3のだし」とも呼ばれるほどメジャーになりました。

ほかの魚より雑味が少なく、うどんはもちろん味噌汁や煮物などに使うと、お店の料理のような深い味わいが楽しめます。

魚の煮干しからとったいりこだしは主に四国や九州で使われており、讃岐うどんもいりこだしのつゆが多くなっています。鰹節の旨み成分と同じイノシン酸、コクとまろやかさのアミノ酸系物質のペプチドも含まれたいりこだしは、万能だしとしても人気です。

原料の魚はカタクチイワシ・マイワシ・ウルメイワシの3種類がありそれぞれ風味が異なるので、いろいろ試してみると料理の幅も広がります。

ご家族が多い方、またうどんなどの麺類をよく食べたり、うどんつゆを使ったアレンジ料理を頻繁に作ったりする方には容量が多めなボトルタイプがおすすめです。ボトルタイプのほうが、コスパがいい商品も多いのでお財布にも優しくなっています。

夏はざるうどん、冬は釜揚げうどんと頻繁に作っても、ボトルタイプなら買い足す回数が減らせます。ただし、1度開けたあと賞味期限内でも長期間使わないと風味が落ちる場合があるので早めに使い切るのがおすすめです。

近年そのバリエーションが豊かになったのが、1人用のパウチタイプです。おもにうどんを茹でてかけて混ぜるだけという手軽さが人気で、味の種類もさまざまです。時短なのはもちろん、好きな具材を足せば自己流アレンジもできる手軽さが魅力となっています。

もちろん温かいうどん用に小分けされたつゆも発売されているので、ひとつは用意しておくとメニューに困ったときなどに重宝します。

溶けやすい粉末タイプになっているうどんつゆは、熱湯をかければできあがりというカップラーメンと同じくらいの手軽さです。もちろん具材によってさまざまなアレンジもできますし、使う分量を変えればお吸い物や炊き込みご飯といった料理にも使えます。

粉末タイプはあまり発売されている種類が多くはありませんが、汎用性が高いのでおすすめです。

お鍋シリーズがCMでも有名なエバラ「プチっと」シリーズからは、うどん用も発売されています。ひとつずつがカップの小分けで開けやすいのがメリットです。最近は具入りシリーズも発売され、ますます手ごろにおいしく食べられる点が人気を呼んでいます。

うどんはもちろん、そうめん・蕎麦・お米でリゾットなどアレンジ力も高いシリーズです。

調味料や鍋つゆなどで有名なメーカーのミツカンからも、まぜるだけの簡単うどんつゆが発売されています。使い切りの手軽さ・常温での長期ストックが重宝され、ミツカンの「まぜつゆ」シリーズもその販売規模をのばしています。

冷やしに合うすだち味・旨辛がクセになる釜玉チゲ・野菜とあわせておいしいゴマダレなど味のバリエーションも多彩です。

キッコーマン「具麺」シリーズはその名のとおり具材も入ったうどんつゆです。タレだけではないので、より手軽さが増し満足感もあると人気シリーズになっています。台湾まぜそば風なども発売されており、近年人気の味を楽しめるのも魅力です。

また具材入りのため、ご飯に乗せて丼ものにしたり、豆腐とあわせて麻婆風にしたりとアレンジで時短料理にも役立ちます。

ふりかけやお茶漬けのもとでも有名な丸美屋からも、うどんつゆシリーズが発売されています。かけるだけのものはもちろんのこと、パウチをレンジもしくは湯で温めて汁をかけるタイプも発売されています。ひと手間かかりますが、本格的なスープうどんを味わえるとこちらも人気です。

魚介醤油まぜ麺など素材にこだわった味も発売されており、マンネリしないラインナップも魅力になっています。

すでにできあがっている「うどんつゆ」が多く発売されていますが、家につゆがないけどちょっとうどんが食べたいな…というときは自宅にある調味料で作ることも可能です。

■ゆでうどんつゆの材料（2杯分）

• 水：2・1/2カップ
• しょうゆ：大さじ2
• 出汁顆粒：小さじ2
• 酒：小さじ1
• みりん：小さじ1/2

以上の材料を鍋に入れて火をかけ、ひと煮立ちしたらできあがりです。あとはうどんと好きな具材を入れて煮れば、温かくておいしいゆでうどんの完成です。

うどんつゆのバリエーションは豊富ですが、あわせて食べるうどん自体にも変わったものや面白いものがあります。たとえば平べったい形をした「ひもかわうどん」や、素材自体が珍しい「蓮根うどん」「モロヘイヤうどん」などが発売中です。

いつもとはちょっと変わったうどんも試してみたいなと思った方は、こうした変わり種うどんもぜひチェックしてみてください。

うどんつゆはさまざなな料理のアレンジにも役に立ちます。今回はその中の一つ、エバラ食品のプチッとうどんカレーで作る「カレーうどんグラタン」をご紹介します。

■材料（2人分）

• ゆでうどん：ひと玉
• 合挽き肉：100G
• ミニトマト：4個
• 玉ねぎ：1/2個
• 水：300g
• ピザ用のチーズ：60g
• パセリ：適量
• エバラプチッとうどん「カレーうどん」：1個

■作り方

1. ミニトマトは半分に、たまねぎはくし形に切ります。
2. 鍋に「プチッとうどん」と水を入れ火にかけたら、よく溶かします。
3. 煮立ったら挽き肉とたまねぎを加えて煮込みます。
4. うどんを加え麺をほぐしたら弱火で2分煮込みます。
5. グラタン皿に盛り付け「4」を盛り付け、ミニトマトとチーズをのせます。
6. 250℃のオーブンで10分焼き、お好みでパセリをのせたらできあがりです。

各うどんつゆメーカーの公式ページではこうしたアレンジレシピを掲載しているので、ぜひ商品とあわせてチェックしてみてください。

うどんつゆはさまざまな種類が開発されていて、手軽にいろいろな味を楽しめます。本格的なものから手軽なものまで上手に使い分けて、ぜひうどんをもっと楽しんでみましょう。またアレンジを覚えれば料理の幅もグッと広がるため、うどんつゆは絶対外せない注目の調味料です。

こちらの記事もあわせてご覧ください