無添加めんつゆおすすめ20選｜スーパーで買える？1歳の子供に食べさせてもいい？

めんつゆは、うどんやそばといった麺類のつゆとしてだけではなく、煮物や鍋などのさまざまな料理にも活用できる非常に万能な調味料です。しかし、一般的なめんつゆには化学調味料が使われているものが多いので、無添加のめんつゆをお探しの方もいますよね。

無添加のめんつゆには、化学調味料や添加物が含まれていません。内蔵機能が未発達な赤ちゃんの離乳食にも活用できるため、安全で与えやすい調味料と言えます。

今回は無添加めんつゆについて、選び方やおすすめの市販めんつゆをご紹介していきます。めんつゆとだし醤油の違いや、1歳の子供に食べさせてもいいのか、スーパーで買えるのかも解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

めんつゆとは、醬油をベースに砂糖・みりん・酒などを煮詰めて作られた「かえし」と、かつお節や昆布などからとった「だし」を混ぜ合わせて作られた調味料です。だしの種類もさまざまで、種類によって味も異なります。

名前の通り、麺類のつゆとしての活用が多いめんつゆですが、だしが入っているため料理にコクや深みが出せると、さまざまな料理に活用する人が増えています。

化学調味料のアミノ酸は、うま味調味料とも呼ばれ、食品にうま味をプラスする添加物です。無添加ではない一般的なめんつゆに多く使用されています。

めんつゆに含まれるアミノ酸は、グルタミン酸ナトリウムが主成分です。グルタミン酸ナトリウムは、高温で加熱されると発癌性物質の発生が報告されており、過剰摂取により脳などに悪影響を与える可能性があります。また、うま味を加えたいからとたくさん使ってしまうと、塩分過多になってしまうので気を付けましょう。

酵母エキスは、ビールを製造する過程で出た廃液の酵母から、成分を抽出して作られた添加物です。酵素などを加えて作る際に、タンパク質が分解されますが、分解しきれずに残ったタンパク質が原因で、稀にアレルギーを引き起こす場合があります。

アレルギー発症の可能性がある酵母エキスですが、アレルギー表示に関する義務がないので、気が付かずに摂取してしまう可能性があります。アレルギーを持っている方は、原材料を確認し酵母エキスが含まれる商品は避けるのがおすすめです。

果糖ぶどう糖液糖は異性化糖の1種で、でんぷんを原材料として作られたぶどう糖と果糖を混ぜ合わせたものです。果糖ぶどう糖液糖は、低温になると砂糖よりも甘みが強くなる性質を持っているため、冷たい状態で飲食される食品に多く使われています。

果糖ぶどう糖液糖は、砂糖と比べると体内に吸収されるスピードが早く、一気に血糖値が上昇してしまいます。中性脂肪の原因にもなり、肥満に繋がってしまうので摂り過ぎには十分気をつけましょう。

昆布だしは、まろやかなうま味が特徴です。クセもなく万人受けする味なので、お中元などのギフトで送っても喜ばれます。麺類に合うのはもちろんですが、さまざまな料理に活用できるのでおすすめです。

薄めの味付けが好みの関西地方でよく使用されています。特に鍋料理や煮物料理などの和食と相性がよく、肉や魚とも味がよく馴染むので万能です。1つあれば料理の幅も広がり、自宅で美味しい食事が楽しめますよ。

かつおだしが入っているめんつゆは、だしのうま味がしっかりと感じられるのが特徴です。香りが強く風味がはっきりしているので、野菜のおひたしやお吸い物にぴったりです。

特に関東や東北などの、濃い味を好む地方で使用されています。だしに含まれているうま味成分は、2種類が合わさると相乗効果によってうま味がアップします。かつおだし単体でも美味しいですが、ぜひ昆布だしのめんつゆと合わせて使用してみてください。

うどんやそうめんに使うなら、だしの風味がしっかり感じられるめんつゆがおすすめです。うどんやそうめんは麺自体の味が淡白なので、醤油の味が強いと塩辛く感じてしまいます。だしの風味が効いているめんつゆの方が、素材の味とだしの風味をバランスよく味わえます。

また、料理に使う場合も同様に、だしの風味をしっかり効かせためんつゆがおすすめです。素材本来の味わいを引き立たせ、どんな食材ともよく馴染んでくれます。

そばつゆとして使う場合は、そば本来の味を邪魔しないものがおすすめです。そばには特有の風味やのどごしがあります。だしがしっかり効いためんつゆを使ってしまうと、だしの風味がそばの味を打ち消してしまう場合もあります。

だしの味よりも、醤油の風味を活かしためんつゆの方がそばにはぴったりです。希釈タイプのめんつゆでそばを食べるときは、少し濃いめにするとおいしく食べられるので試してみてください。

うどんなどの太麺は、麺自体の味が強調される場合が多く、細麺と比べるとめんつゆが麺に絡みにくいのが特徴です。そのため、醤油の味がしっかりと効いた味の濃いめんつゆがおすすめです。

しかし、関西ではだしの風味をしっかり味わえるめんつゆが好まれる傾向があります。同じうどんでも、地域によって好まれる味が異なるので、好みに合わせて選んでみてください。

そうめんなどの細麺は、味が淡白なうえ麺につゆが絡まりやすいので、醤油味を抑えた出汁のうま味が効いているめんつゆがよく合います。

一方で、同じく細麺のそばは、そば自体の風味を活かせるようにだしよりも醤油味が強めのめんつゆの方が合います。同じ細麺でも、麺の種類や地域によって味の濃さが異なりますので、お好みに合わせて選んでみてください。

濃縮タイプは、使用の際に水で割って味の濃さを調整しながら使えるのが特徴です。2倍・3倍に水で薄めて使用するため減りが遅く、コスパにも優れています。

また、味が濃縮されている分、塩分濃度も高くなっているため、ストレートタイプよりも保存期間も長くなっています。うどんやそうめんのつゆだけではなく、煮物や鍋料理などさまざまな料理に活用したい方は、濃縮タイプを選ぶのがおすすめです。

ストレートタイプは、水で薄めたりせずにそのまま使用できるのが特徴です。まろやかな味わいで、だしの風味をよく感じられます。自分で味を調整しなくてもすぐに使用できるため、どこでもその場でサッと使えて便利です。

ただし、濃縮タイプと比べると保存期間が短く、基本的に開封後は3日以内に使い切らなければなりません。あまり大きいものを購入してしまうと、使い切れずに余らせてしまいます。小分けになっているものなど、使い切れる量を購入するのがおすすめです。

無添加のめんつゆは、イオンなどのスーパーでも販売していますが、取り扱いの種類が少ない場合もあります。そのため、Amazon・楽天・ヨドバシなどのECサイトでの購入がおすすめです。

ECサイトであれば、家にいながら豊富な種類の無添加のめんつゆをチェックでき、実際に購入した方の口コミも確認できますよ。また、コープでも無添加のめんつゆが購入できます。

赤ちゃんの離乳食にもめんつゆを使用して問題ありません。離乳食後期に入る生後9ヶ月〜11ヶ月もしくは、1歳を目安に使い始めてください。内臓が未発達の赤ちゃんにとって、大人と同じようにめんつゆを使ってしまうと、塩分過多になってしまいます。市販の濃縮タイプは、大人が使用する場合よりも5倍程度薄めて使うのがおすすめです。

ECサイトでめんつゆを探していると、「だし醤油」も出てきますよね。めんつゆも醤油ベースにだしを加えて作られていますが、この2つにはどんな違いがあるのでしょうか。

この2つの大きな違いは「甘さ」にあります。めんつゆは、麺類に合うように砂糖などで甘さを加えた調味料です。一方で、だし醤油はだしをベースに醤油と合わせて作られた調味料で、めんつゆと比べると甘さは弱いです。また、だし醤油は醤油の割合が高く、料理の際には醤油の代わりとして活用できます。

ここでめんつゆを使ったおすすめレシピを2品紹介します。どちらも手軽においしく楽しめるので、ぜひ試してみてください。

材料（4人分）

• 卵：4個
• 大根：約1/2本
• 里芋などいも類：300～400g
• こんにゃく：1～2枚
• さつま揚げ・はんぺんなどお好みの練り物：適量
• 牛すじ・ゆでたこなどその他お好みの具材：適量
• 水：6カップ
• めんつゆ3/4カップ
• カレールウ：80g

作り方

1. 卵・大根・いも・こんにゃくを下ゆでしておく
2. 練り物は食べやすい大きさに切り、熱湯をかけて油抜きする
3. 水とめんつゆを火にかけて煮立たせる
4. 火を止め、カレールウを入れて溶かす
5. 再度火にかけ、具材を入れて煮込む

材料（1人分）

• 刺身用サーモン：100g（約8切れ）
• 漬け用のめんつゆ：小さじ4
• ごはん：1杯分
• 天かす：大さじ1
• 小口ねぎ・白ごまなどお好みの薬味：適量
• かけダレ用めんつゆ：小さじ2
• レモン汁：小さじ1

作り方

1. 漬け用のめんつゆにサーモンを漬け、30分～1時間ほどおく
2. ごはんに天かすと薬味を混ぜて器に盛る
3. その上にサーモンを乗せ、めんつゆとレモン汁をかける

無添加のめんつゆは、化学調味料などが含まれていないため、赤ちゃんから大人まで一緒に使える万能な調味料です。麺類だけではなく、ほかにもどんな料理に使いたいか、どんな味が好みなのかによって選んでみてくださいね。

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