油汚れにおすすめの洗剤21選｜衣類についたワセリンはセスキで落ちる？

コンロ周りや換気扇などのキッチン周りの掃除の際、「ギトギトの油汚れを簡単に落としたい」「油汚れがなかなか落ちない」と悩んでいる方も多いですよね。ゴシゴシと力を入れずに落とすなら、油汚れに対して強力な洗剤を選ぶのが大切です。

油汚れに強い洗剤は、セスキ炭酸ソーダ・重曹・業務用洗剤などさまざまな種類があります。また、衣類・食器・コンロなど油汚れがついてしまったものに対して、洗剤の相性があるので選ぶ際は意識しましょう。

そこで、本記事では種類別の油汚れにおすすめの洗剤や、選び方、おすすめ21選を紹介します。使いやすいスプレータイプから、頑固な汚れも落ちる粉末タイプなどを紹介しているので最後までチェックしてみてください。

服につくシミや汚れなどは水溶性・油溶性・不溶性に分かれて、油汚れは油溶性のシミに分類されます。油汚れやシミなどを効率的に落とすために、まずはシミの種類や性質ついて知識をつけておきましょう。

油汚れに強い食器洗剤と言えば、セスキ炭酸ソーダです。食器やフォーク・スプーンなどについたベタベタした油汚れや手垢を落としてくれます。

ひどい油汚れは、キッチンペーパーにセスキ炭酸ソーダを含ませてつけ置きパックしましょう。ただし、白い跡が残る場合があるので、水でしっかり洗い流して拭き上げをしてください。

オキシクリーンは、衣類の油汚れに最強です。酸素系漂白剤といい、カレー・ケチャップなどの油汚れはもちろん作業服などについた油もきれいに落としてくれます。

40～60℃のぬるま湯に溶かしてオキシ漬けをすると、さらに洗浄力がアップします。オキシクリーンは、タオル・ゴミ箱・ベビーの衣類・キッチン食器・換気扇などさまざまなものを洗浄できるので、ぜひ活用してみてください。

キッチンの油汚れには、ウタマロクリーナーが最強です。界面活性剤が含まれている中性洗剤で、換気扇・コンロなどキッチン周りのしつこい油汚れを落としてくれます。

また、シンクの水アカ・壁の手垢・タバコのヤニなども落とせて、マルチに活躍するアイテムです。スプレータイプでどこでも使いやすく、アミノ酸系洗浄成分で手にも刺激が少ないのも嬉しいポイントです。

油汚れに強い洗剤を選ぶなら、アルカリ性の洗剤がおすすめです。油汚れは酸性なので、反対のアルカリ性で油を分解するため、頑固な油汚れも落ちるようになります。

ただし、アルカリ性は皮膚の油分も落としてしまう場合があるので、手袋などを使用するようにしましょう。軽い汚れの場合は、ダメージが少ない弱アルカリ性などを選んで使い分けするのも1つの手です。

スプレータイプは、油汚れに直接吹きかけられるので使いやすいのが特徴です。液体と泡状のものがありますが、特に泡状のタイプがおすすめです。

泡状のスプレーは、壁面などの洗剤が下に流れやすい場所でも泡が密着しやすくなります。そのため、効率よく油を分解できるのが魅力です。頑固な汚れには、スプレーをしてから5～10分程度放置するとより強力に落とせます。

粉末タイプの洗剤は、頑固な汚れも落としやすいのが特徴です。粉末タイプの洗剤は、重曹・酸素系漂白剤・クレンザーなどが挙げられます。それぞれの特徴について簡単に紹介するので、用途に合わせて使いやすいものを選びましょう。

• 重曹…ペースト・粉末・重曹水など用途に合わせて使い分けができる万能タイプ
• 酸素系漂白剤…衣類の油汚れ、ギトギトのフライパンなどの煮洗いにも最適
• クレンザー…レンジや鍋などのこびりついた油汚れも研磨剤の力で落とせる

シートタイプは、すぐに拭き取れるので手軽に使えるのが特徴です。汚れたときにサッと拭いておけば、油汚れがこびりつく前にきれいにできます。

ただし、使う頻度が高いのでコストがかかるのが難点です。なるべく枚数が多いものや、大容量パックなどを選ぶのが経済的です。

オレンジ成分入りは、油汚れをしっかり浮かす効果があります。オレンジオイルに含まれるリネモンという成分が油を溶解し、油汚れを浮かせて落としてくれる仕組みです。

また、オレンジの香りも人気で、掃除する度に爽やかな香りが広がります。消臭性もあるので匂いが気になるところに使用するのもおすすめです。

研磨剤入りの洗剤は、こびりついた油汚れを削り取るのに最適です。液体・クリームタイプと液体タイプのものがあり、使用するものに合わせて使い分けるのがおすすめです。液体・クリームタイプは、主にシンクや食器などの水垢除去などによく使われています。

しつこい油汚れなら、研磨力が強力な粉末タイプがおすすめです。粉末タイプは研磨剤成分が多く含まれているので、洗浄力が強力になります。一方で、研磨作用が高いので力を入れすぎると、表面加工や塗装が剥がれてしまう可能性があります。

重曹・セスキ炭酸ソーダ・過炭酸ナトリウムなどのナチュラル系の洗剤をうまく組み合わせると、お掃除上手になります。どの洗剤も100均などで安い価格で手軽に購入でき、さまざまな油汚れに使用できます

粉末のものを購入すれば、お湯に溶かしたりペースト状にしたりさまざま用途で使用可能です。それぞれの効果的な使い方があるので、使用前に使い方をチェックしておきましょう。

長年放置した強力な油汚れには、業務用がぴったりです。業務用は原液で販売されているものが多く、薄めて使用します。そのため、市販で売られている家庭用の洗剤より強力なのが特徴です。

容器も大容量のものが多く、容器代の分コスパがいいのも魅力です。しかし、強力な分肌への刺激が強いので、ゴム手袋やマスクをつけて換気しながら掃除を行いましょう。

アズマ工業が販売する「アズマジック 油汚れ洗剤」は圧倒的な洗浄力が魅力です。アズマ工業は、掃除用品やホームクリーニングのサービスを提供していて、掃除のプロが認める汚れ落ちのよさが自慢です。

コンロ周りや換気扇など、強力な油汚れも分解して落とします。頑固な汚れにはキッチンペーパーなどで5分ほどつけ置きするだけで、みるみる汚れが落ちると口コミでも評判です。

ダスキンは、ハウスクリーニングやマット・モップなどの掃除用品など多数のサービスを展開している大手企業です。ダスキンの製品は、環境に配慮しているものが多いのが魅力です。

「油汚れ用洗剤」は界面活性剤やオレンジオイルなどを配合し、油汚れを浮かせて落とします。吹き上げた後は爽やかなオレンジの香りで、除菌もしてくれるのが嬉しいポイントです。

レック株式会社は、掃除用品やインテリア用品などさまざまな家庭用品を展開する会社です。中でも「激落ちくん」シリーズを始めとした、油汚れ用洗剤のラインナップが豊富です。

Amazonや楽天などの通販サイトでも、レックの多数の商品がランキングでも上位に挙がっています。スプレー・シート・粉末などさまざまな種類があるので、用途に合ったものを選びましょう。

衣類についた油汚れは、油汚れ洗剤などを使うと効率的に落とせます。以下で、クレンジングオイルと油汚れ洗剤を使った効果的な落とし方を紹介します。軽い汚れならオイル、強力な汚れなら洗剤で対処してみてください。

【クレンジングオイルを使った落とし方】

1. 油汚れの部分にオイルをかける
2. ブラシで1の部分を軽くたたく
3. ぬるま湯でもみ洗いする
4. もう一度洗濯する

【油汚れ洗剤を使った汚れの落とし方】

1. 洗面器などにぬるま湯を入れる
2. 1に適量の洗濯用洗剤と酸素系漂白剤を溶かす
3. 汚れた部分が2にしっかりと浸からせて2時間置く
4. 洗浄液から取り出して、もう一度洗濯する

衣類についたワセリンは、普通に洗濯機で洗う前にちょっとひと手間を加えるのがポイントです。セスキ炭酸ソーダを使用って浸け置き洗いをしたうえで洗濯機に入れると、きれいに汚れを落とせます。具体的な方法を解説するので、ぜひ参考にしてください。

【ワセリンのついた衣類の洗い方】

1. 40～50℃程度のお湯1リットルを、衣類の入るサイズの容器に入れる
2. 容器にセスキ炭酸ソーダを大さじ1杯溶かし、衣類を入れる
3. 10分～1時間ほど浸けておきする
4. 取り出した衣類を水ですすいでから、他の洗濯物と一緒に洗濯機で洗濯する

頑固な油汚れでも、強力な油汚れ用洗剤を使えば簡単に落とせます。同じ油汚れでも食器・衣類などの対象によって、落ちやすさが違うので意識して選びましょう。ぜひ本記事の選び方やおすすめ商品を参考に最強の油汚れ洗剤を使ってみてください。