泥汚れ洗剤のおすすめ10選｜正しい洗い方と泥用洗剤も紹介

ユニフォームや靴下の泥汚れが洗濯してもなかなか落ちず、苦労している人は多いのではないでしょうか。泥汚れは食べ物や汗でついた汚れとは性質が全く違うため、通常の洗濯洗剤ではきれいに落ちません。

泥汚れをきれいに落とすためには、泥汚れ専用の洗剤を使って正しい洗い方をする必要があります。泥汚れ洗剤にはいろいろな種類があるので、どの洗剤を選べばいいのかドラッグストアで迷ってしまう人も多いはずです。

そこで、この記事では泥汚れ洗剤を選ぶ時のポイントや、泥汚れ洗剤のおすすめ商品を厳選して紹介。泥汚れを洗濯する時のコツもお話しするので、ぜひ参考にしてください。

ユニフォームや靴下の泥汚れをきちんと落とすためには、泥汚れの性質を知っておくのが大切。泥汚れの仕組みが分かっていれば、お洗濯がグンと楽になります。そこでまずは、泥汚れの性質と正しい洗い方について説明します。

泥汚れが通常の洗濯で落ちないのは、水にも油にも溶けない不溶性の汚れだからです。汚れには泥汚れの不溶性、飲み物や醤油汚れの水溶性、油汚れの脂溶性の3種類あります。そして最も落ちにくいのが、不溶性の汚れ。

泥汚れは小さな砂が集まって繊維の奥に入り込んでいる状態で、水や油で溶かして落とせないためいつもの洗濯では落ちません。泥汚れを落とすためには、繊維の奥に入った泥を物理的にかき出す必要があります。

最初に付着した泥を乾燥させて、泥が落ちやすい状態を作るのがポイント。泥が乾いたら、ブラシで掻き出したり、手ではたいたりしてできるだけ泥を落としましょう。最初に水洗いをしている人が多いですが、水により泥が繊維の奥まで浸透しまうため絶対にNGです。

次に、泥汚れに洗剤を直接塗布して10分くらい時間を置き、泥をコーティングして繊維に入るのを防ぎます。泥汚れが広範囲の場合は、粉末洗剤とぬるま湯で30分から2時間くらい浸け置きしましょう。

最後に、他の洗濯物と一緒に洗濯機で洗います。泥汚れは決して最初に水洗いをせず、泥を乾燥させて落としやすい状態を作るのが大切なポイントです。

オキシクリーンによる浸け置きで泥汚れがきれいになったとよく紹介されていますが、オキシクリーンのような酸素系漂白剤だけでは泥汚れは落ちません。泥汚れが薄くなったように見えるのは、洗濯前のブラッシングや洗濯機の物理的洗浄による効果です。

しかし繊維の奥まで入り込んでいない軽い泥汚れなら、オキシクリーンや通常の洗濯洗剤でも対処可能。どのタイプの洗剤を使う場合も、洗濯をする前に泥を乾燥させて泥をブラシで掻き出しておくのが大切です。

泥汚れ洗剤は、「固形」「粉末」「液体」の3種類の形状があります。洗剤の形状によって洗浄力の強さや使い勝手が異なるので、自宅で使いやすい形状の泥汚れ洗剤を選ぶようにしましょう。

泥汚れをきれいに落としたい時に最も効果的なのが、洗浄力が高い洗濯専用の固形石鹸。固形石鹸を汚れに直接塗布してから衣類をこすり合わせることで、石鹸が繊維の奥まで入り込んで砂の粒子を包んで外へと出してくれます。

泥汚れには酸性汚れの汗や皮脂も含まれているため、酸性汚れに効果的な弱アルカリ性の固形石鹸はおすすめ。固形石鹸は部分的な泥汚れに使いやすく広い範囲には向かないので、粉末や液体と併用すると便利です。

粉末タイプの泥汚れ洗剤は固形石鹸では使いにくい広い範囲の泥汚れや、洗濯物の量が多い家庭に便利。粉末タイプは弱アルカリ性で界面活性剤が多く含まれているため、汚れを落とす力が強く泥汚れも落ちやすいです。

しつこい泥汚れには固形石鹸の方が向いているため、汚れに合わせて粉末タイプと固形石鹸を併用するのがおすすめ。粉末洗剤は溶け残りやすいので、洗濯や浸け置きで使う場合はぬるま湯を使うのがポイントです。

液体タイプの洗剤は固形タイプや粉末タイプに比べると洗浄力が穏やかなので、泥汚れのような強力な汚れには向きません。液体タイプの洗剤は、汗や食べこぼしなど日常生活全般の軽い汚れに向いています。

液体タイプの洗剤は中性がほとんどで、弱アルカリ性である固形タイプや粉末タイプよりも衣類を傷めないのがメリット。泥汚れに直接塗布した後、衣類をこすり合わせず時間を置くだけなので手軽さを重視する人にはおすすめです。

泥汚れ洗剤は通常の洗剤に比べて洗浄力がとても高いので、使用できない素材もあります。泥汚れ洗剤は衣類をいたわるのではなく汚れを落とすことに特化しているため、シルクやウールのようなデリケートな素材には向きません。

綿や合成繊維には問題なく使えるので、普段着ならあまり心配する必要はありません。デリケートな素材の服に泥が付いてしまった場合は、無理に汚れを落とそうとせずにクリーニング店に任せるのがおすすめです。

寝る前に浸けて朝に洗濯している人も多いですが、あまり長い時間の浸け置きはおすすめしません。長い時間浸け置きをすると洗剤液が汚れてしまうため、衣類が汚れやカビを吸収してしまいます。

浸け置きをする場合はぬるま湯を使用して、基本的には10分くらい、泥汚れが酷い場合も2時間くらいまでにとどめるのがおすすめ。浸け置きに使う洗剤は衣類へのダメージを防ぐなら液体洗剤、頑固な汚れを落とすなら粉末洗剤を使うといいでしょう。

泥汚れ洗剤を選ぶ時は、どんな成分が含まれているのかをチェックするのがポイント。泥のように頑固な汚れを落とすためには、洗剤の成分の特徴を知ってより効果的な成分が入った洗剤を選ぶようにしましょう。

洗濯用の洗剤には弱アルカリ性と中性の2種類ありますが、泥汚れおすすめなのは洗浄力が強い弱アルカリ性の洗剤です。洗浄力が穏やかな中性洗剤は衣類を傷めずに洗えるので、おしゃれ着の洗濯に向いています。

洗剤に含まれている界面活性剤も泥汚れの洗浄に必要な成分。界面活性剤は泥に付着している汗や皮脂を引き離してくれるので、泥汚れが落ちやすくなります。

リン酸塩は不溶性の汚れを分散させて洗浄力を上げる効果があるため、泥汚れ洗剤のほとんどに使われている成分。しかしリン酸塩が含まれた排水が河川や湖沼を汚染するため、環境には悪影響を及ぼします。

そのため最近は、リン酸塩が入っていないリン酸ゼロの泥汚れ洗剤も登場しています。種類は少ないですが、環境への優しさにこだわるならリン酸ゼロの泥汚れ洗剤もおすすめです。

線維に染み込んでしまったしつこい泥汚れを落とすには、酸素系漂白剤入りの泥汚れ洗剤を使うのがおすすめ。酸素系漂白剤による酸素の泡が発生して汚れを包み込んでくれるため、泥が落ちやすくなる効果があります。

酸素系漂白剤は除菌や消臭効果にも優れているので、臭いの原因である雑菌を抑えて嫌な臭いを落としてくれます。酸素系漂白剤は塩素系漂白剤のようなツンとしたニオイがせず、色柄のある衣類にも使えるのが便利です。

泥汚れをきれいに落とすためには、洗剤を使う前に付着した泥を乾燥させるのが大切です。今回紹介したのは特に人気が高いおすすめ商品なので、ぜひ記事を参考に自宅で使いやすい泥汚れ洗剤を選んでください！