ASMR用マイクのおすすめ20選！初心者でも使える安いタイプも

ASMRは「Autonomous Sensory Meridian Response」の略語で、意味は一言でいうと「人が聴覚や視覚への刺激によって感じる、心地いい反応・感覚」を指すようです。たとえば「海の波の音」や「薪の燃える音」・「コップの中の氷の音」など聴いていて癒しとなるような音を指しています。

最近ではASMRの音を集めたYou Tubeサイトも多いので試しに聴かれるとより具体的に分かると思います。そしてASMRマイクとは、これらのASMR向きの繊細で微妙な音を収録する時に最適な高感度で臨場感のある録音ができるマイクを指します。

本記事では、ASMR用マイクの種類や選び方・人気のメーカーなどに加えて、おすすめのASMR用マイクを全部で20選紹介します。ぜひ最後までご覧になって、今後ASMR用マイクを選ぶ際の参考としてください。

ASMR用マイクの大きな特徴のひとつは、「バイノーラル録音」ができる点です。このバイノーラル録音(詳細は後述)とは、人間が実際に耳で音を聴いている状態をできる限り忠実に再現できる録音方式です。

またASMR用マイクは、通常のマイクより高感度なので臨場感のある繊細な音までもれなく録音できる点が特徴となっています。そのためこのマイクで録音した人の声を聴くと、まるでそこに人がいるような感覚になり、鳥や風の音を聴くと、自分がその中に立っているように感じになると言われています。

最近では、iPhoneやアンドロイド・スマホに内蔵しているマイクは、昔と比べると随分高性能となりました。また100均ショップでもマイクが販売されており、しかもスタンド付きのマイクもあります。

ただこれらのマイクがASMRとして代用できるかどうかの点では、やはり性能面で難しい状況です。これらのマイクでASMR用の繊細な音を録音しても再生してみるとどうしても微妙な部分の録音・再現は難しいようです。これらのマイクはボイスチャットやWeb会議など使用に向いていると言えます。

ASMR用マイクを選ぶ際のひとつのポイントとして、「バイノーラル」方式のマイクかどうかチェックしましょう。この「バイノーラル(Binaural)」とはステレオ録音方式の一つと用いられています。

一般的に、人が音を聞くときには音源から左右の鼓膜に直接届く音波のほかに、自身の耳たぶや体の各部によって複雑に回折・反射した音波も合わせて聴いており、左右の鼓膜に届く音の微妙な時間差によって音源の位置や方向などを知覚していると考えられています。

そしてバイノーラル方式のマイクで録音した人の声や自然界の音を聞くと、あたかもその人がすぐそばにいるような錯覚にとらわれ、鳥の声や風の音など聴こえる自然の中に立っている感覚になり、臨場感を持って音が再現されるといわれています。

「レコーダー一体型マイク」とは、文字通りレコーダー本体にマイクが内蔵されていたり上部に2つのマイクや操作パネルなどが一体化されたりするマイクです。上部に2つのマイクが装填されたモデルでは、マイクカプセルを回転させることで、ステレオ指向角を90°(標準）から120°（広角）に切替可能となっており、音源の状況に応じて最適な録音範囲を選択できるようになっています。

繊細な響きの弦楽四重奏や重低音の効いたクラブミュージックまで、あらゆる音楽をクリアに高音質で録音し、またインタビューや会議録音も手軽にできます。入出力端子により、USB接続やヘッドフォンでの再現が可能です。

「コンデンサーマイク」の特徴としては、「音質がいい」・「幅広い周波数の音域を拾う」・「繊細で細かい表現が可能」などがあげられます。また感度が高く、幅広い周波数の音域を丁寧に拾い上げてくれます。

そのため演奏会やレコーディング・スタジオでの収録など、高感度で繊細な音も逃さず録音したい場合に多く使われるマイクです。またデリケートで壊れやすい面もあり、価格も高めとなっています。

「イヤホンマイク」とは、両耳のイヤホンを結ぶコードの首元付近に小さなマイクがついているタイプです。手を使わずに聞き取りや会話ができるので、自動車を運転しながら携帯電話で通話をしたり、手仕事をしながら会話ができる点などが便利です。

コードが付いていてスマホやタブレットのイヤホンマイク用端子にプラグを差し込んで接続する「有線タイプ」と、コードが途中で終わっていてBluetoothなどで無線接続する「ワイヤレスイヤホンマイク」があります。またコスパがいい点も人気となっています。

「ピンマイク」は、さりげなくシャツの襟元やネクタイのタイピンなどとして装着できるので、ハンズフリーで音を届けたり録音する際に便利です。接続方法には、ワイヤレス（無線）と有線の2種類があり、講演会などでピンマイクを使う人が広範囲に動く場合には、ワイヤレスがおすすめです。

また襟元など顔の近くや上半身に着けて使用できるので、ASMR用として食物をかむ咀嚼音や声など口から発する微細な音を収録するような場合に適しています。

「全指向性」マイクは、無指向性としても知られマイクの向きや角度に関係なく周囲の音をすべて拾うのが特徴です。動画撮影などで周囲の音や人々の声なども同時に拾いたい時には、全指向性のマイクが適しています。

一方、全指向性マイクは周りの音すべてを収録するので、ノイズなども入りやすい点が要チェックです。

「単一指向性」のマイクは、ある一定の方角から入る音だけを拾うようデザインされており、カラオケのマイクなどがこのタイプに属します。録音する時には、一定の方向から外れた音は入りずらいので、非常に小さい音として収録されます。

そのため、周囲の生活音や環境音など余計な音が入りにくく、ASMR用のマイクとして一定方向からの繊細な音だけを収録したいケースなどに向いています。

スマホやパソコンでASMRの音源を収録するマイクを選ぶ場合には、付属の接続用のコードの種類も要チェックです。iPhoneやandroidに接続できる端子が付いていると、簡単に接続でき、扱いが楽なので、初心者にも向いています。

またパソコンなどでASMR制作を行う場合には、USB端子が付いたマイクがおすすめです。USB端子に直接差し込むことにより、簡単に高音質で低ノイズの録音環境が整い、繊細な音が録音できます。

「ハイレゾ」とは、「ハイレゾリューション・オーディオ (High-Resolution Audio) 」の略語です。レゾリューションとは解像度のことですから、高解像度・高音質の音源という意味になります。かつてCDが発表された時代には、多くの人が高音質だと感じました。

ただCDでも当時収録できなかった微細な音域があり、ハイレゾでは、この音域も収録でき高音質に対応できる機能といわれています。ハイレゾ対応のマイクは高音質録音ができ、まさにASMRで繊細な音を狙う上級者に最適なマイクといえます。

「Blue Microphones」の「Yeti(イエティ)」というマイクは、プロの収録を実現する究極のUSBマイクと言われています。特徴としては、まず音質がいい点や音をよく拾う点、また簡単に使えて安定して設置でき、見た目がおしゃれなところです。

一方、よく音を拾うので予期せぬ環境音や生活音など外の音が入る点や価格がやや高めの傾向があり、選ぶ場合の要チェックポイントになっています。

NEUMANNは、1928年にドイツ・ベルリンに創設された老舗のマイクロフォンメーカーです。90年以上に亘り、オーディオ業界のパイオニアとして活躍し、スタジオやステージ向け高品質マイクロフォンメーカーとしてオーディオ業界に広く知られています。

調和のとれたプロポーションの典型的なデザインが多く、小型から大型マイクまで広くリリースしています。またキラリと光るグリルリングなどユニークな機能も評判です。

RODEのマイクは、メディア各社のスタジオマイクとして多数使用されていることで有名です。業界のスタンダードとも言える、振動板口径が1インチ以上のラージダイアフラムを搭載しています。

このタイプのマイクを通して聴く音域は人の耳に心地よく感じられるのが特徴です。そのためレコーディングスタジオなどでは、このタイプのマイクを使用して、ボーカルやギター・パーカッションなどの楽器演奏なども収録しているケースが多いです。

3Dioのマイクロフォンの特徴は、実際の人の耳から型取りしたシリコン製の耳と側頭部にあたる円盤で、この技術で特許を取得しています。これは単に耳の形をしているのではなく、当メーカーの13年以上に渡る人間の耳や頭部で受ける音響効果を再現する「バイノーラル技術」と聴覚に関する研究成果が反映されています。

そのためこのマイクで録音した人の声を聴くと、まるでそこに人がいるような錯覚に陥り、また鳥や風の音を聴くと、まるでそこに自分が立っているように感じるといわれています。まさにASMRに相応しいマイクロフォンといえます。

ASMRの録音をする場合は、多くの方が家の中で行うケースが多いと思います。ただ、ほとんどの部屋が音響室のように造られていないので、余計な残響音が入ってしまいます。試しに布団の中で録音した音と比較すると、部屋で録音したケースがいかに残響音が多いかが分ります。

この残響音を少しでも減らすために、録音する部屋の壁に毛布や洋服など音を吸収する物を掛けると、大分違うようです。理想的には録音をする部屋の壁に吸音材を張ると、さらに残響音の影響が少なくなります。

ASMR用のマイクは非常にデリケートなので、少しの電気信号にも反応して、それをノイズとして収録してしまうことがあります。特にWiFiはノイズになりやすいので、録音する時にはWiFiやスマホの電波を遮断するようにしましょう。

また、パソコンやエアコン・冷蔵庫などの微量な動作音も、マイクが拾ってしまうので、ASMR録音時は、すべての電源を落とすようにしましょう。さらにパソコンを使用する場合は、離れたところで収録すると影響が少ないです。

ASMR録音で、ノイズ除去を行うと音質が劣化してしまいます。その結果、詰まったような音質になり自然の音とは少し違った音となってしまいます。特にASMRの場合は音が単一で鳴るので、ノイズ除去を使ったケースの音はすぐにわかってしまいます。

録音した時に、ワイトノイズ(サーという音)が気になって除去したい気持ちもわかりますが、ノイズ除去によって音が変わってしまう影響の方が大きいです。むしろそのままの音を収録した方がASMRには向いているようです。

ASMRで録音した映像をYouTubeなどに配信する場合は、高音質な音や鮮明で綺麗な映像でアップしたいですよね。そのためには、これまで紹介してきたASMR用のマイク以外に次の2アイテムもチェックしてください。

ASMR用の映像を撮る場合には、照明の使い方も重要になります。映像が暗かったりすると見にくくなり内容自体の価値も下がり、最後まで見られないことも起きるでしょう。そんな時には、多機能のライトを使って、映像を明るく鮮明にすると内容自体の質も上がり高評価にもつながるでしょう。そのためには、下記の多機能ライトの採用なども検討してください。

ASMR配信では音質が重要ですが、アップする映像が鮮明な場合は、そのサイトの質も上がります。スマホのカメラでも配信はできますが、さらに美しい画質の映像で配信をしたい場合は、ウェブカメラやデジタル一眼レフカメラなど、外付けのカメラを使うとより効果が上がるでしょう。
下記の商品紹介サイトを参考にしてください。

ASMR用マイクの紹介はいかがでしたでしょうか。今後、SNSの世界ではますます、ASMRなどの聴いていて心地よく癒しとなるサイトが増えていくでしょう。もし今後、サイトにASMRの動画をアップする場合には、これまで紹介したマイクを参考にされて使用し、高評価となる動画をアップしてください。