【2024】軽い電動自転車おすすめ20選｜シニアも必見！折りたたみや人気メーカー紹介

漕ぐ力をサポートしてくれる便利な電動自転車ですが、デメリットとして多くあげられるのが「重い」という点です。電動自転車はバッテリーなど、通常の自転車にはない装備を搭載するために必然的に重量が増加してしまいます。

重さがあると「倒れた時に危ない」「高齢になると扱えないのでは？」などの心配が出てきます。そこで近年人気となっているのが重さをおさえた「軽い電動自転車」です。しかし、実際軽いといってもどの程度なのか、通常の電動自転車と比べて性能はどうなのか…と気になる点が多くあります。

そこで今回は軽い電動自転車について、おすすめや選び方を詳しくご紹介します。自分にあったタイプの軽い電動自転車を見つければ、日々の移動がもっと楽になること間違いなしです。

まずは電動自転車が人気の理由、そのメリットについて見ていきます。電動自転車はその名のとおり、電気の力を借りて漕ぐのをサポートしてくれる自転車です。1番重い最初の漕ぎ出し・力のいる坂道・荷物や子どもを乗せての移動、こうした運転が通常の自転車より断然楽になります。

動力は電気のため、家で気軽に充電が可能で特別な免許もいりません。子どもから高齢者まで誰でも楽に乗れる点が、電動自転車の魅力です。

電動自転車の重量は大体以下のようになります。

同じ種類でも5kgほどの差があり、これは使われている素材・バッテリーなどの部品によって異なります。したがって、軽い電動自転車を選ぶ際には部品素材やバッテリー重量を確認することが大切です。

電動自転車の中で1番軽いタイプは、折りたたみ・ミニベロタイプです。このタイプの特徴は以下のとおりです。

• 重さは17kg～25kgほど
• シンプルなデザイン
• 小回りがきく
• 収納が小スペースで済む
• 長距離走行には向かない
• 慣れないと安定性が悪い

折りたたみ・ミニベロタイプは、スポーツ用自転車に近い形をしています。そのため、そうした自転車に慣れていない方だと乗るのに少々恐怖を感じる場合があります。また、荷物を運ぶのには適していないため、あくまで移動用として考えましょう。

スポーツサイクルは折りたたみ・ミニベロとほぼ変わりません。重さも同じくらいになりますが、性能に差があります。

• 重さは17kg～25kgほど
• 耐久性が高い
• 長距離走行が可能
• スピードが出やすい
• 慣れていないと安定性が悪い
• 頻繁なメンテンナンスが必要

スポーツサイクルはその名のとおり、もともとはスポーツ競技用に作られた自転車です。そのため激しい衝撃などに耐えうる耐久性を兼ね備えています。その分空気入れを頻繁にする・雨風には絶対晒さない・部品の破損を確認するなど、安全のために細やかなメンテナンスが必要です。

シティサイクルは最もメジャーなタイプです。普段使いであれば、このタイプで困ることはありません。

• 重さは20kg前半台が多い
• カゴが標準・後付けできるのでカゴ必須の方向け
• 安定した乗り心地
• 耐久性が高い
• スピードはあまり出ない

シティサイクルは自転車に乗ったことがある方なら、安定してすぐ乗りこなすことができます。通勤通学、買い物など普段使いはもちろん、サイクリングにも向いていて汎用性が高いタイプです。タイヤもパンクしにくい構造で、特別なこだわりがないならこれを選べばハズレはないでしょう。

小さなお子さんがいる家庭には、子どもを安全に乗せるためにも専用の機能が必須となります。

• 重さは30kg以上
• チャイルドシートが前後移動できる
• 電車やバスの使用頻度が減り節約ができる
• 重さをかなり軽減できる
• 車体が大きく重くなってしまう
• 止まったときにふらつき・転倒の可能性がある

子ども乗せタイプは、チャイルドシートが前後に移動できるため1歳～でも乗ることが可能です。大きくなったら後ろに移動させれば長く使えるため、コスパはいいといえます。ただし、機能性ゆえ本体が大きく重くなってしまうため、停止時にしっかり地面に足がつくかなど安全面には注意が必要です。

軽い素材といえばチタンやカーボンが挙げられますが、一定以上の耐久性が必要な自転車には基本的に使われることはありません。自転車に使われる主な素材はスチールやアルミフレームになります。スチールは重たい鉄のフレームですので、軽さを重視する方はアルミフレームを選びましょう。

アルミは強度がありますが、スチールよりも軽さを感じやすい素材です。購入時には、このように使われている素材を確認することも大切になります。

バッテリーは大きいほど容量が大きくなります。つまり走れる距離にも直結する大切な部品です。メーカーによって大小さまざまありますが、大きなサイズと小さなサイズでも重さの差は1kg程度で、実質的に自転車全体の重さとしては大差がありません。

少しでも軽さ重視なら軽量がおすすめですが、走れる距離も短くなり充電回数も増えるという点を考えると、バッテリーは大容量が好ましいといえます。

タイヤは自転車全体の重さにも係わりますので、軽さを求めるなら少しでも小さなタイヤがおすすめです。ただしタイヤのサイズは、乗りやすさや安定性・安全性にも直結するために、安易に小さければいいというわけではありません。

物を積んだりせずに小回りと軽快さを求める場合や、荷物を積んだり子どもを乗せることが多く、安定を求める場合など、自分の日頃の用途によって適切なサイズを選びましょう。

ご自身の生活環境にあわせて自転車を選ぶことも大切です。とくに駐輪場や駐輪スペースについては事前によく確認しておきましょう。たとえば、自宅の駐輪スペースまで段差があり自転車を持ち上げなければならないとなれば、より軽量なものを意識したほうが適切です。

また自転車通勤をされる方で、盗難の危険性から屋内への持ち込みが許可されてるといった場合は、折りたたみや小さいサイズの方が扱いやすくなります。電動自転車を選ぶ際は、こうした環境も考えながら吟味することをおすすめします。

電化製品大手のパナソニックでは、数多くの電動自転車を扱っています。スポーツタイプからシティサイクルまで、ここで紹介した自転車のタイプはすべて網羅しています。また、移動のしやすさだけでなく自転車のデザインを楽しめるファッションモデルもあり、見た目を意識する方に人気です。

手元のボタンで開錠可能なラクイックなどの便利機能も搭載され、自転車の快適度がアップする製品が多いのも魅力です。

「自転車のメーカといえば？」と問われたとき、多くの方が思い浮かべるブリヂストンからも機能的な電動自転車が発売されています。前輪はモーターの力を、後輪は人の漕ぐ力をうまく利用した自動車でいう四輪駆動のように力強い走りで、坂道や重い荷物を載せた運転をサポートしてくれます。

またモーターブレーキを搭載しており、ブレーキを軽く握るだけでスピードを優しくおさえることも可能です。全体的に安定感があり、人気のメーカーとなっています。

バイクなどをはじめさまざまな乗用機器を扱うヤマハからも、豊富なラインナップの電動自転車が発売されています。とくに子ども乗せ用の電動自転車が多く、チャイルドシートも自転車同様、安全性にこだわって作成されています。

また、後輪が2つ付いている3輪モデルも発売されており、シニア世代の方や自転車が苦手な方でも安定して走れると好評を呼んでいます。

ご自宅の駐輪場や、出先の駐輪スペースに屋根がない場合に困るのが雨対策です。通常の自転車もですが、電動自転車も細かいパーツが多いためにできる限り水の侵入を防ぎたいところです。そこで、サドルカバーや自転車カバーもあわせてチェックしておきましょう。

ひとまずサドル部分だけ守るものは、出掛けるときにも持ち運びがしやすく便利です。一方、自宅での保管には全体を保護するカバーをおすすめします。

電動自転車の乗れる距離や時間の長さは、バッテリーの大きさに比例します。軽い小型の電動自転車の場合、バッテリー自体も小さく、改めて大きなバッテリーに変更したいと思っても付け替えができない…というケースもあるため注意が必要です。

最近の電動自転車は大体6Ah以上のバッテリーを搭載しています。これは25kmほど走れるパワーですので、近所のお買い物程度であれば問題はありません。ご自分の走行距離を目安にして選ぶようにしましょう。

これはシティサイクルを選ぶ際にありがちですが、軽い電動自転車は荷物台をコンパクトに作っているケースも多いため、子ども乗せが取り付けられない場合があります。また、軽いタイプで子ども乗せが付いている場合は、耐久性が弱い台を取り付けている可能性もあります。

子ども乗せを考えている場合は、必ず対応しているタイプかを確認することと、子どもを乗せた時の安定性を1番に考えるようにしましょう。

軽い電動自転車はアルミニウムが使われていますが、アルミニウム自体は強度もあり通常の運転をしている分には全く問題はありません。ただし無理をして激しい運転をしたり、衝撃が強く加わるような場所で走り続けたりすると、車輪がゆがむ可能性があります。

強度を重視するなら、軽さよりも強度の高いスチール製の電動自転車を選ぶのがおすすめです。

電動自転車の使い心地は、やはり実物を見ないと判断がしにくいものです。ネットの方が安く買えることもありますが、その前に気になる電動自転車は試乗をしにいきましょう。試乗は大型家電量販店にスペースが設置されていたり、メーカーがイベントを開催したりしています。

とくに購入が初めての場合は実際に乗ってみて、漕ぎ具合や性能の説明などをしっかり受けると失敗なく、納得いくものに出会えます。

軽くて扱いやすい電動自転車があると、ちょっとしたお出かけなど行動範囲が広がります。自転車は運動にもなりますし、公共交通機関を使わないですむので節約にもなります。快適な移動をするためにも、ぜひ自分にあった軽い電動自転車を見つけてください。

こちらの記事もあわせてご覧ください