着物に合うピアスおすすめ20選｜着物にピアスはだめ？マナーを紹介！和デザインも

日本の伝統的な衣服として古来から受け継がれている着物。夏祭りで浴衣を着たり晴れの日に振袖を着たりと、洋服が主流である現代でも着物を着る機会があります。着物のコーディネートを考えるとき、どんなデザインのピアスを合わせるか迷いますよね。

「そもそも着物にピアスをつけてもいいの？」と疑問を抱く方も多いはず。ピアスは海外で生まれた文化なので、着物に合わせるときはTPOを考えて選ばなければなりません。特別な日に着用する衣服だからこそ、マナーを守りながらおしゃれに着こなしたいものです。

そこでこの記事では、着物に合わせるピアスの選び方とおすすめのピアスを紹介していきます。着物の種類やシーン別の注意点も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

着物にピアスを合わせてだめかどうかは時と場合によります。着物を常服としていた時代の日本にはピアス文化がなかったので、着物にピアスを合わせる習慣は存在していませんでした。そのため、これまでの着物文化から考えるとマナー違反ではないものの、不自然に見られることもあります。

しかし、多様化が進む昨今では着物にピアスを合わせる方も増えており、「着物にピアスはNG！」と強く唱える方は少なくなっています。ただし、先述したとおり違和感を覚える方もいるので、TPOに合わせて身に着けることが大切です。

着物とピアスの組み合わせはマナー違反ではありませんが、時と場合を考えないと自分が恥をかいたり、相手に不快な思いをさせたりする場合もあります。着物にもいくつか種類があり着用する場面が決まっているので、それに合わせてピアスを選びましょう。

浴衣は最もカジュアルに着こなせる着物です。主に夏祭りや花火大会などのイベントごとで活躍する浴衣は、最もピアスを合わせやすい着物といえます。そのため、かんざしなどの髪飾りに加えてピアスもつけておしゃれを楽しむ方が多いです。

着物のなかでも自由度が高い浴衣には一粒ピアスはもちろん、モチーフの長い揺れ動くデザインも似合います。モダンレトロな珊瑚や和モチーフのおしゃれなピアスを選びましょう。

未婚女性の第一礼装として着用される格の高い着物です。振袖といえば成人式が一番に思い浮かびますが、結婚式の披露宴や初詣といった行事でも着られています。格の高い着物なのでカジュアルなピアスは避け、耳に密着するタイプのデザインを選ぶのがおすすめです。

成人式や初詣は自分が主役なので特に問題はありませんが、披露宴やパーティーといった年配者が多く集まる場では、派手すぎないものを選びましょう。

和装結婚式は冠婚葬祭のひとつにあたるため、ピアスをつける際は特に気を付けたい行事です。年配の方も多く出席する行事のため、ゲストで出席する場合はピアスを避けるのが無難といえます。もしピアスをつけるのであれば、冠婚葬祭の定番ジュエリーであるパールを選びましょう。

黒留袖は既婚女性の第一礼服として着用される着物です。主に結婚式で新郎新婦の母親や親族が着用するもので、基本的にピアスや髪飾りなどのアクセサリーは不要とされています。ただし、ピアスホールが空いていて穴が目立つとき、小さなパールのピアスでカバーする場合もあります。

子どもの七五三では、略礼装の格に分類される訪問着・付け下げ・色無地を着用します。主役である子どもの着物を引き立たせるために、控えめな柄と色の略礼装を着用するのが基本です。着物と同じく控えめなデザインのピアスを合わせ、目立ちすぎないようにしましょう。

ダイヤのような煌びやかなものは避け、小ぶりなサイズ感で揺れないデザインのピアスを選ぶのがが好ましいです。

着物に合うピアスを選ぶときのコツは、着物の格に合わせてデザイン・色・大きさを考えることです。主役はあくまで着物なので、いい具合にアクセントを効かせられるよう、以下の3つのポイントを意識して選んでみてください。

まず、着物にはどのようなデザインのピアスが似合うかをチェックしましょう。おしゃれなピアスはたくさんありますが、着物と相性のいいデザインは限られています。着物コーデでピアスが浮いてしまわないよう、シンプルかつ和風のデザインを選ぶのがポイントです。

着物は気品溢れる衣服なので、シンプルなデザインや大人っぽいデザインとの相性がいいです。シンプルなデザインであればアクセントを効かせつつ、着物の柄を引き立たせられるのでおすすめです。

着物自体存在感があるため、派手なデザインのピアスではお互いが反発し合ってしまいます。主役級の宝石を何個も組み合わせたものや大きなフープ系のデザイン、ボディピアスと呼ばれるクールなデザインは避けましょう。

着物にピアスを合わせるときは、和デザインのものを選ぶのがベターです。着物地の柄に合わせた花モチーフや、大正浪漫を感じさせるくるみボタンなどがよく選ばれています。宝石をあしらうのであれば、和モダンを演出できる珊瑚を選びましょう。

また、扇子・折り鶴・水引き・毬といった、一目見ただけで和だとわかるデザインも和装に合うのでおすすめです。和デザインのピアスはハンドメイド品で多く取り扱っているので、そちらもチェックしてみてください。

冠婚葬祭の定番ジュエリーであるパール（真珠）も着物によく合います。いやらしさのない輝きと上品な光沢が魅力のパールは、着物が持つ気品との相性がばっちり。フォーマルなシーンで大活躍するので、ひとつ持っておくとあらゆる場面で重宝します。

アヤコ真珠やコットンパールなどパールにもいくつか種類がありますが、できるだけ着物の格に合わせたものを選ぶのが好ましいです。

着物を引き立たせるためのアイテムとしてピアスを身に着けるため、サイズは基本的に小ぶりを選びます。カジュアルな着物である浴衣に限っては自由度が高いので、少し大きめで存在感のあるピアスを選んでも問題ありません。

ピアスの色に関しては、着物地のベースカラーに合わせれば失敗のリスクを減らせます。赤い着物であれば赤系のピアス、水色の着物であれば青系のピアスを着けると、まとまりが出て一体感が生まれます。

使われている生地やデザインによって着物の格が違います。大きく分類すると、冠婚葬祭で着用できるフォーマルな着物、普段使いできるカジュアルな着物の2つに分けられます。上の表でいうと第一礼装・略礼装がフォーマル、外出着・普段着・街着がカジュアルです。

このように着物の種類によって格が決められているので、格に合わせてピアスの質を選ぶようにしましょう。

着物に合うピアスを探すときは、ネット通販を利用するのがおすすめです。実店舗は質感やサイズ感を直接確かめられる強みがありますが、デザインの種類が限られている場合が多いです。

着物に合うデザインに限定して探すのであれば、ネット通販サイトをサーフィンするとお目当てのデザインが見つけやすくなります。特に、ハンドメイド系はネット通販でしか取り扱っていない場合もあるので要チェックです。

着物を着るときは髪飾りにも注目しましょう。着物に合わせる和装小物として簪（かんざし）・櫛（くし）・お花の髪飾りなどがあります。着物に髪飾りを合わせることは昔からある文化なので、積極的に取り入れて大丈夫です。その際は、ピアスと同様にTPOに合わせた髪飾りを選んでください。

着物にピアスを合わせることはマナー違反ではありませんが、いろいろと気を付けるべき点は多くなります。マナーを守りながらおしゃれな着物コーデを楽しむために、本記事で紹介した注意点や選び方のポイントを参考にしてください。

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