いちごのおすすめ商品12選｜美味しい品種や珍しい品種・高級品種は？

いちごは果物の中でも老若男女問わず人気があり、品種も年々改良され種類が増えています。季節の贈り物として贈っても貰っても嬉しいギフトですし、ふるさと納税の返礼品としても各産地の名物になっています。

自分用に購入する場合でもプレゼントにする場合でも、さまざまな個性を持ったいちごが多々販売されているので、選択肢を絞り切れないといった嬉しい悩みも付き物です。いちごを選ぶ際は、甘い・大きい・酸っぱい・珍しいなど大まかな特徴を知っておくと便利です。

この記事ではいちごを上手に選びたい方に向けて、いちごをもっと好きになる知識・選び方のヒント・人気の品種・おすすめ商品・美味しい食べ方などを情報量たっぷりでお届けします！

普段、美味しい果物だと思って食べているいちごには、実は以外に知られていない情報があります。いちごをより好きになれるようなトピックをお伝えしますので、ぜひ役立ててください！

いちごは、園芸学的な分類では、実は野菜に分けられます。木の実全体を果物に分類する一方で、いちごは草の実であるからです。しかし、一般的には果物として食べられているため、農林水産省による分類上は「果実的野菜」という位置づけになっています。

また、いちごの名産地は栃木県・福岡県・佐賀県などで、それぞれ個性的な特徴をもった品種が栽培されています。

いちごの旬は、昔と今では変わっています。30年前までは、いちごの旬の時期といえば4月から6月の春の時期に限られていましたが、ビニール栽培・大型暖房機などの導入で冬の時期にもいちごを育てられるようになりました。そのため、現在では冬から春の間が旬となっています。

冬に旬を迎えるようになった理由のひとつには、クリスマスにいちごの需要が増えたからという説もあります。

一般栽培のいちごの糖度は、実はあまり高くはない6度~7度です。甘いと言われるいちごは糖度が高くなるように改良されている品種です。また、冬の時期と春の時期では甘さを感じる平均糖度にやや差があります。

冬の時期では10.8度・夏の時期では9.6度がそれぞれ甘いいちごの平均糖度といわれています。

たくさんあるいちごの品種の中から、王道人気・希少価値で人気・人気の新品種を厳選して紹介します。だれもが知っている有名いちごから、知る人ぞ知る希少いちごまでを特徴を添えて解説します。

美味しいいちごといえばこれ、といえるような王道人気のちご品種についてお伝えしていきます。「あまおう」「とちおとめ」「紅ほっぺ」「章姫（あきひめ）」の4品種です。

福岡県のあまおうは、「あまい・まるい・おおきい・うまい」の頭文字をとって名前が付けられています。いちごの王様とも呼ばれ、大きい粒と丸みのある形が特徴的です。また、糖度が高く甘さが立っています。

スーパーでも購入できますが、高級いちごとしても有名で贈答品としてもかなり人気の高い品種です。

いちごの生産量1位の栃木県にはいろいろな人気品種がありますが、群を抜いて人気があるのが、とちおとめです。とちおとめはきれいな円錐型をしていて、甘みが濃いけれど酸味とのバランスも秀逸で、とてもジューシーな味わいが特徴です。

ほかの品種よりも日持ちがする点も特徴のひとつととなっています。

紅ほっぺは、静岡県を代表する品種のひとつです。長めの円錐型で果肉の中まで美しい赤色なのが見た目の特徴です。味わいは、甘さと酸味の調和が取れていて、やや硬さがしっかりしてコクがあるのが特徴です。

紅ほっぺは、同じ静岡の人気品種「章姫（あきひめ）」と「さちのか」の交配によって2002年に生まれました。

章姫（あきひめ）は、幅の細い円錐型をしており、酸味が少なく甘く柔らかいのが特徴です。果汁が非常にみずみずしく、食べやすく美味しい品種です。紅ほっぺが人気の首位に立つまでは、章姫がトップの人気を誇っていました。

静岡県民だけでなく多くの日本人にとって馴染みの深いいちごで、自宅用・贈答用どちらでも人気があります。

大量生産ができない・なかなか地元以外では見られないなど、希少価値で人気の品種を厳選して紹介します。今回は「古都華（ことか）」「天使の実」「真紅の美鈴（しんくのみすず）」の3品種について解説します。

「古都華（ことか）」は、奈良県で品種改良された新品種です。特徴的なのは、糖度が12度~13度と、いちごとしては非常に高い点です。時期によってばらつきがあるいちごの糖度ですが、古都華はオールシーズン高糖度を保っています。

身が硬めで日持ちするうえ、そのまま食べてもケーキの材料にしても美味しいいちごです。

佐賀県の「天使の実」は、色が桃のような白さであること・一粒が重さ60gと特大の大粒であることがほかとは違うスペシャルな特徴です。大きいものでは一粒100gを超えるものもあり、幻のいちごのひとつとされています。

佐賀県唐津市のたった二人しかいない生産者のもとで作られている希少いちごです。

「真紅の美鈴」は、赤黒い身の色が黒イチゴとも呼ばれているレアな品種です。中身までが濃い赤黒色をしており、酸味が少なくとても甘い味わいです。生産量が非常に少なくほとんど出回らないため、見かけたら即買いをすべき品種です。

ただし、千葉県・奈良県・佐賀県の栽培所近くでしか販売がありません。

いちごの品種改良は各地で盛んに行われており、新品種もたくさん生まれます。そんな新品種で、すでに人気を集めている品種がいくつかあります。ここで紹介するのは「にこにこベリー」と「スカイベリー」の2品種です。

東北一のいちご生産量を誇る宮城県で生まれた「にこにこベリー」は、東日本大震災からの復興活動の一端でもある品種改良で発表されたいちごです。宮城県オリジナルの「もういっこ」と「とちおとめ」を掛け合わせ、独自の新品種を開発しました。

にこにこベリーは甘みと酸味のバランスがよく、多用途に使用できるのが特徴です。

「スカイベリー」は、いちごの生産量日本一の栃木県で、「とちおとめ」の後継品種として17年の歳月をかけて改良された新品種です。栽培は栃木県のみに限られ、出荷先は東京・横浜・仙台・盛岡にだけ許可されています。

甘み・酸味・硬め・まろやかさの調和がしっかり取れており、粒の大きさにばらつきが出にくい特徴を持っています。

好みのいちごを選ぶには、いくつかのポイントをチェックすることが重要です。キーポイントは「甘さ・酸味」「固め・柔らかめ」「色・ハリ・ツヤ」「自宅用・贈答用」です。

いちご好きな方の中にも、甘さを重視する方と酸味を美味しいと感じる方と両方がいます。甘味が強い品種・酸味が特徴の品種・甘さと酸味を併せ持っている品種など、お好みの味わいを細かく選べるのが日本のいちごの非常に大きなメリットです。

品種だけでなく時期によっても味わいは異なるので、こだわりがある方は販売店に直接問い合わせてみましょう。

いちごの美味しさは身の硬さ・柔らかさによっても変わってきます。硬めのいちごはかじったときにパリッとした食べ応えを感じます。一方、柔らかめのいちごは口の中でじゅわっとしたみずみずしい食感が広がります。どちらにも特化したいちごの品種が販売されていますので、お好みのものを選んでください。

甘さや酸味以外の味わいを選ぶヒントとして、硬め・柔らかめにもこだわってみましょう。

品種によっては例外もありあすが、いちごの完熟時の色はきれいな濃い赤です。また鮮度のいいいちごには、表面の光沢とハリ・ツヤがあるのが特徴です。つまり、最も美味しいとされるいちごは、真っ赤でプリっとしたハリと輝くようなツヤがあるものです。

完熟でも鮮度が落ちているとハリがなくしおれ気味になります。

いちごの販売価格はピンからキリまで幅広くあります。贈答用のいちごや珍しい品種は価格が高めですが、粒の大きさが揃っており、そのまま食べて美味しい状態になっています。

自宅用にお手頃ないちごは、大きさが揃っていなかったり一部に白身が残っていたりします。贈答用と比べると甘味もやや劣る場合がありますが、「毎日いちごを食べたい」「ジャムやお菓子づくりの材料として使いたい」という方にはおすすめです。

いちごをより美味しく食べるヒントをお伝えします。いちごの甘い部分は先端部分なので、ヘタ側から食べると甘みを感じやすくなります。また、ヘタを取ると鮮度が落ちるスピードが高まるため、ヘタがついたまま洗い食べる直前にヘタを取るのがおすすめです。

生産者の想いが詰まったいちごを最後まで美味しく味わいましょう。

いちごと一緒に合わせて食べるものの定番といえば練乳ですが、それ以外に相性がいい食材を厳選して紹介します。「チョコレート」と「クリームチーズ」も練乳よりは知られていませんが、いちごとよく合う食材です。

いちごとチョコレートの相性はとてもよく、多くの洋菓子製品でも取り入れられている組み合わせです。ご家庭では、いちごにチョコレートをかけたりチョコレートケーキのスポンジにいちごを挟んだりすることも多いでしょう。

ホワイト・ビター・フレーバーなどどんなチョコレートでもいちごに合います。

クリームチーズといちごもまた相性がよく、特に、甘いものを普段は食べない層の方に人気があります。カナッペでおつまみとしても美味しく食べられますし、クリームチーズのフルーツサンドも人気レシピとなっています。

いちごに合うクリームチーズに興味がある方は、ぜひこちらもご覧ください。

ここでは家庭菜園におすすめのいちごを紹介します。いちごは秋に植えつけて、春に収穫するといったサイクルが一般的です。庭がなくてもプランター栽培も可能なため、ぜひ挑戦してみてください。

• 宝交早生（ほうこうわせ：初心者でも育てやすい。柔らかい果実が実る
• 蜜香（みっか）：糖度が高い品種。芳醇な香りも楽しめる

美味しいいちごを探している方に向けて、いちごの豆知識・上手な選び方・人気の品種・おすすめ商品・美味しい食べ方などをお伝えしました。ぜひ記事を参考にして、お気に入りの品種や食べ方を見つけてください。

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