【保険適用？】眼瞼下垂を治療できる美容外科クリニック10院！【手術しないで治せる？費用や手術の流れもチェック！】

眼瞼下垂とはまぶたが下がってしまい目が開けづらくなる症状のことです。 生まれつきまぶたが下がっている先天性のものと、加齢や長時間のハードコンタクトレンズの利用が原因でおこる後天性のものがあります。どちらも手術によって改善できます。

眼瞼下垂になると、まぶたが重いため眉毛やおでこに力を入れて目を開こうとします。そのためおでこにシワが寄っている状態が癖になったり、顔や首に余計な力が入ったりすることで頭痛・肩こり・めまいなどを併発するケースが多々あります。

眼瞼下垂かどうかをセルフチェックするためのポイントがあります。以下のような症状に当てはまるかどうかチェックして、自己判断の目安にしてみてください。

また同時に目の開けにくさのチェックも行ってみて、眼瞼下垂チェックと合わせて当てはまる方は、眼瞼下垂の可能性が高くなります。

▼眼瞼下垂セルフチェックポイント

• まぶたが重く感じる
• まぶたにくぼみがある
• 以前より目が小さくなった印象がある
• 眠そうな印象がある
• 肩こりや頭痛が起きやすい

▼目の開けにくさチェック

1. 顔を正面に向けて目を閉じる
2. 指で眉の上を押さえる
3. 眉を動かさないよう目を開ける
4. 目を開けづらい、眉を上げないと上手く目を開けない

眼瞼下垂になる原因は複数あります。先天性眼瞼下垂の場合は、生まれた時からまぶたの筋肉を挙げる力が弱かったり、まぶたの筋肉を動かす神経に問題があったりするのが原因です。生まれつき眼瞼下垂の症状が見られると、幼少期に手術を受ける場合もあります。

後天性眼瞼下垂の原因の多くは、加齢による目の周りの筋肉の老化です。それ以外にも、ハードコンタクトレンズや花粉症で目を内外から擦られるなど、慢性的な刺激による目の組織へのダメージで発症する場合があります。

眼瞼下垂の治療方法は、切る・切らないを含め、主に4種類あります。個々の症状や術後に希望する見た目によって手術方法が変わります。術後の見え方などに不安があれば、細かい部分まで医師とよく相談をして、納得のいく治療ができるようにしてください。

「拳筋前転術」は、まぶたを引き上げる眼瞼挙筋を糸で縫って留め、縮める手術です。手術後の傷跡が二重のラインに織り込まれて重なるため、傷が目立ちにくくなります。一重まぶたの方は新しく二重まぶたを作って治療します。二重まぶたの方は、よりはっきりした二重まぶたになります。

「余過剰皮膚切除術」は、眉下のたるんだ皮膚を切除して縫合する手術です。傷跡は眉下ラインか二重のラインに合わせて目立ちにくいようにします。老人性眼瞼下垂では、瞼が垂れ下がっていることが原因の場合もあり、まぶたのたるみを取り除き目を開きやすくする治療も行われます。

「経結膜的挙筋前転術」は、まぶたの裏側から緩んだ腱膜を切り、縮めて目を開けやすくする手術です。まぶたの表面を切開しないため、術後の腫れが少なくなります。まぶたのたるみを短縮できる幅が狭いので、軽度の眼瞼下垂の症状を治療するのに向いている治療方法です。

「前頭筋吊り上げ術」は、おでこや眉毛を引き上げる前頭筋とまぶたをつなぎ、前頭筋でまぶたを開きやすくする手術です。先天性眼瞼下垂や瞼を上げる筋肉が全く働かない方に適用される治療方法になります。二重まぶたの方はそのライン、一重まぶたの方は適したラインでデザインします。

眼瞼下垂は手術なしでは根本的な治療ができません。マッサージや目の周りの筋肉トレーニングで改善するなどの情報もありますが、目を擦ったり刺激するのは逆効果になります。テープなどでまぶたを引き上げるのは一時的な対応で、治すには医療機関での手術が必須となります。

眼瞼下垂手術は保険適用の場合と適用外では費用にかなりの差があります。これは保険適用の場合は全国一律の手術費用であるのに対して、保険適用外の自由診療の場合は各クリニックが金額を決められるからという理由もあります。

以下の表は「眼瞼挙筋前転法」の場合の費用目安です。さらに筋膜の移植が必要な場合は、保険適用の場合で両目12万円ほどです。

眼瞼下垂の手術が保険適用になるのは、形成外科・眼科等で「眼瞼下垂症」と診断された場合のみです。上瞼が黒目に被さって視野が狭い・日常生活に支障があるといった点をもとに診断されます。そのため軽度の症状や目元の印象を変えたいといった美容目的の場合は保険適用になりません。

しかし、保険適用手術の場合は見え方が改善された時点で治療が完了となります。そのため左右のバランスや二重幅、好みの開き具合といった見た目を気にする方はあえて自由診療を選ぶことも少なくありません。

「自分が保険適用かどうか気になる」また「見えやすくなるだけでなく見た目の改善したい」といった方は、一度クリニックに相談してみてください。

眼瞼下垂手術に限らず、どのような手術にも一定のリスクがあります。後悔しないためにも、事前に眼瞼下垂手術のリスクについて把握しておきましょう。

また、もし失敗してしまった場合も再手術が可能かどうか・修正の範囲がどの程度かなどをあらかじめ知っておくのが重要です。

美容整形クリニックにおいては他院修正を受け付けているところも多くあります。保険適用にて手術したものの、見た目に問題が残ってしまった場合などは美容整形も視野に入れるといいでしょう。

傷口が硬くなったり、ひきつれなどでまぶたがうまく開かなかったりする可能性があります。また視野・見え方など目の機能に問題が残った場合は修正手術が受けられます。修正の際の費用負担などはクリニックごとに異なるので事前確認が必須です。

目の開き方に左右差が出る・二重の幅に左右差が出る・つり目になる・目が開きすぎて「ビックリ目」になるなどの見た目の問題が生じる可能性もあります。これらの見た目の不具合は基本的には修正手術が可能ですが、見た目の問題となるため保険適用外となる場合がほとんどです。

あらかじめ眼瞼下垂手術の経験に富んだ医師・クリニックを選ぶか、美容整形外科にて見た目のバランスの良さも視野に入れて治療するか検討しておきましょう。

手術後に目にかかっていたまぶたが引き上げられて目に入る光の量が変わり、眩しく感じたり目が乾きやすいと感じる場合があります。涙が出たり目やにが増えたりするケースもあります。症状がひどいときは眼科でドライアイ治療を受けるなど、術後のケアが重要です。

実際の眼瞼下垂手術の流れをよく理解しておくと、不安や恐怖心などを軽減することにつながります。カウンセリング・手術・ダウンタイム・抜糸・経過観察の主な流れの詳細を説明します。

眼瞼下垂手術のカウンセリングは、医師に相談しながら手術方法を決めるのが目的です。患者は自覚症状を説明したり手術の不明点などを質問したりすることができます。病院によっては採血や手術のシミュレーション説明があるところもあります。

眼瞼下垂の手術は入院不要の日帰り手術がほとんどです。手術方法によって差はありますが、手術時間は片目あたりで30分程度が一般的です。麻酔は、まぶたのみの局所麻酔・点眼麻酔・全身麻酔・それらの併用などで行なわれます。全身麻酔は病院によっては入院が必要になる場合もあるので要確認です。

手術の種類にもよりますが、手術後の腫れは1週間から2週間ほど続きます。痛みは当日から2日間程度あるのが一般的です。スキンケアは当日から可能ですが、患部は避けるように説明されます。腫れが引かない間は目周りのメイクは厳禁で、保冷剤をタオルで包み冷やすなどが推奨されます。

切開・縫合のある手術では、術後約1週間後に抜糸をします。目周りのメイクやコンタクトは抜糸後から可能になるので、それまでは控えてください。抜糸後は通常であれば通院は不要です。ただし、術後の様子を見て医師とよく相談をした上で判断をするのが大事です。

病院によって規定が異なりますが、抜糸後の経過観察は1~2ヶ月後の検診が一般的です。内出血や手術の傷跡は3ヶ月程度でほとんど目立たちにくくなります。切る手術では効果がずっと持続します。切らない手術では数年後の再発の可能性もあります。トラブルは都度医師に相談できます。

眼瞼下垂手術を受ける病院を選ぶ際に重要視すべきポイントを紹介します。キーポイントは「症例数・実績」「アフターケアの充実具合」「納得のいく費用」の3つです。

検討しているクリニックの眼瞼下垂手術の症例数や実績が豊富かどうかは要チェックです。クリニック全体の実績はもちろん、医師個人の実績も確認するのが推奨されます。症例や実績数はホームページに掲載されていることが多いので、確認してみてください。

アフターケアの内容はクリニックによって異なります。腫れや痛みが引かない・術後の見た目や視界に問題があるなどの場合にすぐに相談ができるクリニックを選ぶようにしてください。アフターケアの料金が手術料金に含まれているか。別途で必要なのかも把握しておく必要があります。

保険適用で眼瞼下垂手術をする場合は大きな料金差はありませんが、自由診療で治療を受けるときはクリニックごとに異なるので注意が必要です。また美容外科においてはモニター価格で受けられるクリニックもあります。いずれも今の症状の程度と納得のいく費用かを確かめてください。

眼瞼下垂手術を検討しているけれどさまざまな疑問があって相談に行けない方も多くいます。眼瞼下垂手術に関する気になる疑問について、理解を深められるよう説明をしていきます。

眼瞼下垂が自然に治癒することはありません。内服薬やマッサージなどでの治療方法はなく、根本的な治療は手術のみで行われます。軽度でも重度でも手術が基本となり、医師の判断によって補填適用か自由診療かが決まる症状です。

手術中の痛みは、事前の局所麻酔があるためありません。麻酔の痛みについては、極力感じないように各クリニックで注射針を細くする・麻酔液を常温にしておくなどの工夫がされています。切る手術では、術後2日程度は傷による痛みが出るのが一般的です。

眼瞼下垂手術は、美容外科・眼科・形成外科で受けることができます。いずれの科でも手術方法に差はありませ。二重や目の大きさなどの見た目を改善したい希望がある場合は、同時に行える可能性のある美容外科での相談を第一に検討するのがベターです。