お酒による頭痛に効く薬10選｜いつ飲めばいい？二日酔い対策もご紹介

年の瀬になりついつい飲みすぎてしまうことも多くなります。飲んだ翌日のつらい頭痛・二日酔いを緩和する市販薬は知っておきたいですよね。お酒による頭痛に、頭痛の仕組みや飲んでも大丈夫な市販薬・漢方薬について解説します。

この記事では、お酒を飲んだ後におきる頭痛を緩和する、おすすめの市販薬・漢方薬の商品を掲載しています。普段から飲む方、付き合いが多い方も、家に常備して急な頭痛に備えてはいかがでしょうか。

二日酔いに伴う頭痛の原因は？頭痛を緩和する市販薬は？などの疑問についても調べました。お酒の後に頭痛を起こしやすい方は、ぜひ最後までご覧ください。

二日酔いに伴う頭痛の原因といわれる「アセトアルデヒド」は、アルコールが体内に入り肝臓で分解される際に発生する物質です。代謝が十分なときは無害な物質に分解され、血中をめぐり体外へ汗や尿として排出されます。

しかし、アルコールの過剰摂取によりこの代謝が間に合わないと、大量に発生したアセトアルデヒドが血中に流れ出します。その際、血管を拡張・神経を圧迫し炎症をおこすことで痛みの原因になります。さらに、むくみによる頭痛も一因として考えられます。

ロキソニンや一般的な頭痛薬を使用することで、人により効果を感じられる場合もあります。しかし、胃腸や肝臓への負担も考えたいなら、アルコール頭痛の鎮痛薬や漢方薬がおすすめです。普段の頭痛とは痛みのメカニズムが異なるので考慮しましょう。

たくさん飲むことが予想されるなら、事前にウコンや胃薬を服用することで内蔵の働きを助けることも重要です。特に、アルコールを分解する肝臓の働きを助けるウコン・L-カルニチン・オロチン酸・ウルソデオキシコール酸などの成分が配合された内服薬がおすすめです。

おきてしまった頭痛には、鎮痛薬や漢方薬を服用し、十分な水分摂取をおすすめします。服用する市販薬も胃腸に負担をかけないものを選びます。お酒によるつらい二日酔い頭痛を緩和するには、事前の予防も大切なので注意してください。

鎮痛薬に使用される成分は以下のようなものです。

• ロキソニンに代表される即効性の効果が期待できる成分「ロキソプロフェン」
• 胃にやさしい成分として知られる「アセトアミノフェン」
• 痛みの原因物質を作らせない「イブプロフェン」

いずれも鎮痛薬として頭痛の緩和が期待できますが、おすすめはロキソニンです。また、アルコール頭痛を緩和する「アルピタン」を食前に服用するのも、頭痛予防に効果が期待できます。

二日酔いのむかつく胃に強い成分は控えたい方におすすめなのが漢方薬です。先に解説したように、二日酔い頭痛は肝臓で分解しきれなかったアセトアルデヒドが主な原因なので、むくみを抑える効果がある漢方薬が効果的といえます。

アセトアルデヒドが肝臓で分解しきれず血中に入ると、血管を拡張させます。その際、拡張した血管の隙間から水分が周りの細胞に広がることがあります。この水分がむくみ原因になり、脳内でおこるむくみが二日酔い頭痛の原因と考えられます。

五苓散は、むくみの原因である水分を体外に排出する働きがあります。五苓散には、体内の水分代謝を助け、むくみ頭痛を和らげる効果が期待できるのです。そのため、むくみによる頭痛には五苓散がおすすめです。

胃のむかつきが伴う二日酔いには、半夏瀉心湯がおすすめです。体力中等度で吐き気を伴う胸のつかえ・お腹がゴロゴロするなどの諸症状がある方に向いています。食欲不振にも効果が期待できますが、他の薬との飲み合わせには十分に配慮が必要です。

二日酔いのときは、内臓、特に肝臓や胃腸に負荷がかかっている状態にあります。薬は肝臓で代謝されるものが多いため、かえって二日酔いの症状を悪化させたり、副作用が強くでてしまう可能性があり注意が必要です。飲酒してすぐの内服は避けて、3~4時間は間隔をあけて服用するようにしましょう。

また、頭痛薬を服用する場合は、空腹時を避け、用法容量を必ず守ってください。食欲がない場合には、ヨーグルトやおかゆなど、食べやすいものを胃に入れてから服用するよう心がけるようにしましょう。

二日酔いを緩和するには、事前の備えも大切です。ヘパリーゼは、肝臓の働きをサポートしてくれるので、飲酒前に飲むのがおすすめです。だいたい飲み会の30分前を目安に服用してください。ドリンクタイプ・錠剤タイプなどがあります。

ドリンクタイプは、パイン味やフルーツミックス味など、初めての方でも飲みやすい味なのでおすすめです。ドラックストアや薬局で購入できるので、ぜひ飲む前に試してみてはいかがですか。

二日酔い頭痛は、市販の鎮痛薬や漢方薬を容量を守って服用すると緩和が期待できます。さらに、飲む前に肝臓の働きを助けるヘパリーゼがおすすめです。対策は万全に、お酒は適量で楽しんでください。

こちらの記事もあわせてご覧ください