哺乳瓶用ちくびおすすめ15選｜交換時期は？サイズアップ不要も便利！

育児に欠かせない哺乳瓶ですが、赤ちゃんによってはちくびを嫌がって飲んでくれない場合もあります。また新生児や3ヵ月・6ヵ月などの月齢によって適したサイズも異なるため、どれを用意しておけばいいのか迷う方も少なくありません。

哺乳瓶のちくびはメーカーによってサイズや穴の形状がさまざまあり、完全母乳や混合育児など子育てのスタイルによっても適した形状は異なります。月齢に合わせて選ぶのが難しい方には、サイズアップ不要のちくびもあるのでチェックしてみましょう。

本記事では赤ちゃんに合った哺乳瓶用ちくびを選ぶコツや、おすすめの商品を紹介しています。使用者が多い人気メーカーやちくびの交換時期、哺乳瓶を嫌がる赤ちゃんへの対応策も記載しているので、ぜひご覧ください。

哺乳瓶用のちくびには月齢を目安に、メーカによってはSS～3Lまでサイズが用意されています。以下のような目安もありますが、赤ちゃんの吸う力に合わせて選びましょう。

表の目安時間より早い場合やむせる・口からミルクが漏れる場合には、小さいサイズに変えてみましょう。逆に時間がかかりすぎる・途中でやめてしまう場合には大きいサイズを試してみるのがおすすめです。

丸穴タイプのちくびは哺乳瓶を傾けるだけで、自然にミルクが出てきます。そのため新生児期やまだ上手にミルクが飲めない赤ちゃんにおすすめです。丸穴は吸う力に関係なく一定量のミルクしか出ないため、飲むスピードが遅くなったらサイズアップを検討しましょう。

ちくびの穴が「Y型」にカットされているスリーカットは、赤ちゃんの吸う力によってミルクの出る量が調整されます。自分でミルクを吸えるようになってきたら丸穴から交換してみましょう。交換時期の目安は2～3ヵ月以降です。

ちくびの穴が「X型」にカットされているクロスカットも、スリーカット同様に赤ちゃんの吸う力によってミルクの出る量が異なります。他の形状よりミルクの出る量が多いため、飲む量が多い赤ちゃんや、飲むスピードが速い赤ちゃんにおすすめです。また新生児期からサイズアップ不要のものもあります。

シリコンゴム製のちくびはゴム特有のにおいがなく、熱に強く丈夫で劣化しにくいのが特徴です。お手入れも簡単ですが、硬めの質感なのでまだ上手に飲めない・母乳中心といった赤ちゃんは嫌がる場合もあります。また傷がつきやすいためこまめな洗浄・消毒が必要です。

天然ゴムはママのちくびと似たようなやわらかさと弾力が特徴です。乳頭混乱を起こしにくい素材ですが、ゴム特有のにおいが気になって飲むのを嫌がる赤ちゃんもいます。熱にはあまり強くないため、劣化しやすいのが難点です。また現在採用しているメーカーも多くないため、見つけるのが難しくなっています。

イソプレンゴムは天然ゴムに近いやわらかさと弾力がありながら、ゴム特有のにおいが軽減された素材です。少し黄色味があり果汁用ちくびにも使用されています。シリコンゴムに比べると劣化しやすいため、こまめな交換が必要です。

どの素材がいいのかわからない場合には、産院で使用していたちくびと同じ素材を選んでみましょう。

すでに哺乳瓶を持っている場合には、哺乳瓶との相互性も重要なポイントです。たとえばピジョンの「母乳実感」は広口設計のため、一般的な哺乳瓶には使用できません。しかし大きさが近い、ヌークやビーンスタークの広口タイプとは相互性があります。

このように乳首の形状によって哺乳瓶との相性があるため、購入前に商品レビューや個人ブログなどで確認しておきましょう。

ちくびの種類によっては消毒方法が異なる場合もあります。哺乳瓶の消毒方法には薬剤・電子レンジ・煮沸消毒などがあるため、ちくびが対応している消毒方法の確認も必要です。すでに持っている消毒グッズがある場合には、対応している乳首を選ぶと消毒の手間も省けます。

さまざまな育児用品を販売するピジョンからは、複数の哺乳瓶用ちくびが販売されています。特に人気が高い母乳実感シリーズは、ママのちくびに近づけたやわらかさと形状が特徴です。慣れない授乳にも役立つ「ラッチオンライン」により、上手に咥えられているか一目でわかります。

ちくびのサイズもS～3Lまで6種類あるため、赤ちゃんの成長に合わせて適切な量を飲ませられるのも魅力です。また母乳に移行したいママには母乳相談室シリーズもおすすめです。

コンピのテテオシリーズは4段階流動調節機能により、同じちくびでもミルクの出る量を調整できるのが特徴です。ママのちくびに近づけられた独自形状は乳頭混乱が起こりにくいため、母乳育児への移行を考えているママに高い人気があります。

まだ上手にミルクが飲めない赤ちゃんがむせないように、ミルクが出る穴が3つ開いているのも特徴です。

ビーンスタークの「赤ちゃん思い 広口タイプ」は、どの月齢にも対応したサイズアップ不要のちくびが魅力です。母乳を飲むときの筋肉の動きに着目し、哺乳瓶でもそしゃく力を育てられる形状になています。ミルクのみ・混合で育てている方にもおすすめです。

ドイツNo.1哺乳瓶ブランドのヌークからは、おっぱいに限りなく近づけたネイチャーセンスシリーズが販売されています。舌を正しい位置に導き、あごや歯の成長を促す独自設計が特徴です。ヌークのちくびはしっかり吸って飲む必要があるため、飲むスピードが早い赤ちゃんにおすすめです。

ちくびは月齢や飲む量に合わせたサイズアップ以外にも、定期的な交換が必要です。1個のちくびを使いまわすと、新しく交換した時に嫌がる場合もあるので2～3個のちくびを交互に使用しましょう。交換するタイミングは、ちくびの素材によって約1～2ヵ月が各メーカーでも推奨されています。

また交換時期以外でも、以下のような場合は交換しましょう。

• 飲む時間が早くなった
• 傷がついている

混合や完全母乳で子育てをしていると、「久しぶりにミルクをあげたら飲んでくれない」「急に嫌がるようになった」といった悩みを経験する方も多くいます。そのような場合には、以下の対策を試してみましょう。

• おっぱいを飲ませながら哺乳瓶にすり替える
• 哺乳瓶の先に母乳を付ける
• 搾乳した母乳を与える
• 哺乳瓶のちくびを人肌程度に温める
• ミルクを変える
• ママが視界に入らない場所で他の人に授乳してもらう
• 哺乳瓶の乳首を変える

すぐには改善できなくても、1～2週間ほど続けると飲んでくれるようになるケースが多くなっています。

哺乳瓶は最低でも生後3ヵ月、できれば5～6ヵ月の離乳食開始までは消毒を続けるべきとされています。哺乳瓶の除菌は主に、煮沸消毒・電子レンジ消毒・薬液消毒の3種類です。育児の合間に消毒するのは大変なので、できるだけ手軽にできる方法を選びましょう。

今回は手軽さが魅力の薬液消毒から、おすすめ商品を2点ピックアップしたので参考にしてみてください。

哺乳瓶のちくびは月齢だけでなく、赤ちゃんに合った形状やサイズを選ぶことが大切です。またちくびを嫌がる赤ちゃんでも、何度かトライしてみると飲んでくれるようになる場合もあります。ぜひ本記事を参考に、赤ちゃんに合ったちくびを見つけて授乳時間をもっと快適にしましょう。こちらの記事もあわせてご覧ください。