跳ね上げ式老眼鏡おすすめ17選｜100均・JINS・眼鏡市場にも？【レディース向けも】

老眼鏡を使用するとき、近くの物を見るときは付け、遠くの物を見る時は外してを繰り返しますよね。中には首から老眼鏡を下げている方もいますが、掛け替えはしなくてはならず、面倒だと感じている方が多いです。

跳ね上げ式の老眼鏡はレンズを上げ下げするだけで老眼鏡をつけたり外したりできます。多くの眼鏡専門店やECサイトで扱っており、どのようなものを選べばいいか迷ってしまいます。100均で手軽に始められるものからおしゃれなものまで種類も豊富です。

そこで、今回は跳ね上げ式老眼鏡のメリット・デメリット・選び方や、ECサイトで購入できるおすすめの跳ね上げ式老眼鏡を紹介します。購入を考えている方はぜひ参考にしてください。

跳ね上げ式かどうかに関わらず、老眼鏡は老眼による目のピント調節機能を補うためのアイテムです。手元の新聞やスマートフォンを見るときにぼやけて見える方におすすめで、長時間使用しても疲れにくいのが特徴です。

一方メガネ型ルーペは、対象物を大きく見たいときに使用するアイテムで、手芸やプラモデルなどで細かい部分を見たいときに使用します。ちなみに、老眼の人がメガネ型ルーペを使用したとしてもピントが合わない状態は解消されません。

メガネの種類は、目の状態に応じて掛け替えなくてはなりません。たとえば、近視と老眼両方の症状がある場合、遠くは近視用メガネで近くはメガネを外して裸眼で見る方が多いです。老眼のみに症状がある方は、普段はメガネを外し、必要なときだけメガネをかける生活をされています。

このとき、近視用・老眼用のレンズを跳ね上げ式のメガネに入れれば、簡単に裸眼に切り替えられるのでメガネの掛け替えが不要になります。

複式タイプの跳ね上げ式メガネだと、レンズを切り替えるだけで遠くの物も近くの物もストレスなくピントが合わせられます。遠く用と近く用のレンズを入れれば広い視野を確保できるのがメリットです。

老眼鏡だけでなく遠近両用のメガネを利用している方は掛け替えしなくても広い視野が保てます。

複式タイプは通常のメガネのレンズが4枚入っていますので、それなりに重さを感じます。重さを感じ疲れやすくなるのが複式レンズのデメリットです。

重さが気になる場合は、単式レンズにするか軽量タイプのものを選ぶようにしましょう。

跳ね上げ式老眼鏡は、ただ跳ね上げるだけでなく角度が調節できる物もあります。角度を調節する自体は利用しやすいのですが、レンズを真正面ではなく斜めから見てしまうと、必要な度数より弱く見えたり強く見えたりする場合があります。

その結果、目が疲れやすくなり老眼が進行したり眼精疲労になったりする可能性があります。

老眼鏡の度数は眼科や眼鏡店でしっかり検査を行い、自分の目の状態に合わせたメガネを選ぶのが大事です。適切な度数だと新聞や本を読むのがずっと楽になります。受診が難しい場合は症状と適応度数の目安を参考に選んでみましょう。

目安としては、手元がぼんやりしてきた人は＋1.00で、60cm以上離さないと見えない場合は＋2.50程度です。

跳ね上げ式老眼鏡を購入する時は、生産国のほうもチェックしましょう。さまざまな国で製造されていますが、日本製の眼鏡はクオリティが高くて人気あります。見た目のデザインもおしゃれなものが揃っているためおすすめです。

近用レンズは、近くを見るときだけに使用します。読書・手芸・裁縫・編み物などをする方におすすめです。近くの物に焦点を合わせるのに特化していますが、近くの物だけでは視野が広く使用できます。

手元以外には焦点が合わないので、見たい物との距離に応じて裸眼に跳ね上げるタイプの跳ね上げ式老眼鏡になります。

遠近両用レンズは遠くから近くまで幅広く焦点を合わせたい方にぴったりです。運転・読書・スマホの操作などを一つのメガネで完結させたい方におすすめです。

しかし、上手に使うには一定期間使い込んで慣れるのが重要です。遠近両用レンズは一つのレンズの中にさまざまな度数が入っており、視線を移動させてピントを合わせる必要があります。さらに、端の方は歪んで見えるので慣れるまでは少し時間を要します。

中近両用レンズは、手元から2～3mがはっきり見えるレンズです。基本的に座ったまま利用するように設計されていますが、慣れれば家の中なら移動できます。遠近両用レンズよりも近くのものを見るときの視野が広めに取られています。

パソコンでの作業・テレビを見るなどは難なくできますが、遠くは見えないので車の運転や外出には向きません。

近用ワイドレンズは手元に加えて手の届く範囲がよく見えるレンズです。デスクワークでパソコンや書類に目を通すなど机周りで使用したい方におすすめです。

近用レンズだと手元がよく見える分、それより少し遠くなると見えにくいですが、近用ワイドレンズであれば机の上やパソコンが見えるので机で作業する方に向いています。

度入りレンズと裸眼を切り替えたい方は、レンズが1枚の単式がおすすめです。1組の度入りレンズを上げ下げするタイプで、近くを見るときに老眼鏡を使用したい方におすすめです。跳ね上げ式老眼鏡の中でもスタンダードなタイプなのでラインナップが充実しています。

見る場所に応じて2枚のレンズを使い分けたい方は複式がおすすめです。遠くの物を見るとき用と手元用を切り替えだけで使用できます。老眼鏡を普段のメガネとして使用したい方に人気のタイプです。

バネありタイプはワンタッチでパッとレンズを上げ下げできます。レンズの切り替えやすさを重視する方におすすめのタイプです。しかし、上げ下げしているうちに劣化して交換する手間がかかるのがデメリットです。

必要に応じてレンズの角度を変えたいならバネなしタイプがおすすめです。レンズを少しだけ上げておけば手元と遠くを繰り返し見るときなど、上げ下げする手間なく視線を変えるだけで切り替えられます。バネ付きよりは切り替えに重さを感じます。

跳ね上げ式老眼鏡は、レンズを跳ね上げるだけなので1日中付けていても問題ありません。しかし、複式などを使っていて重さを感じる場合は、負担を減らすために軽いフレームを選ぶようにしましょう。

フレームの重さの目安は35g程度で、軽量の老眼鏡を探す場合は35g以下のものを選んでみましょう。

フレームの横幅と顔幅が大体一緒だと、サイズ感がベストなバランスであり、フィット感が良くなります。横幅が狭いと顔が大きく見え、逆に横幅が広いと小顔に見えますが顔の質量感が増えてしまいます。

サイズは販売されているメガネに表示されており、「50□19-138」のように表示されています。50は片方のレンズの幅、19はブリッジの長さなので50＋50＋19で計算できます。ちなみにこの場合の138はテンプルの長さです。

レンズ全体をリムが囲んでいる「フルリム」は、安定感があり丈夫です。メガネの印象が強調され、太いほどカジュアルな印象になります。カジュアルスタイルが好きな方にはおすすめですが、リムで視界が遮られるのが苦手な方は避けましょう。

「ハーフリム」は上半分にリムがあるスタイルで、スタイリッシュな印象になります。丸顔・四角顔をスッキリ見せたい方におすすめです。

レンズに直接穴を開ける「リムレス」は、素顔に近い印象になります。メガネを目立たせたくない方や、初めてメガネをかける方におすすめです。

フレームの形は自分の顔の形やシーンに合わせるのがおすすめです。たとえば、丸顔の方はメガネの縦幅が狭いスクエアタイプがおすすめで、シャープな印象になります。このスクエアタイプは知的で洗練されたイメージにもなります。

アゴのラインが細い三角顔や四角顔の方は、楕円形のオーバルタイプがおすすめです。柔らかな楕円が直線的なフェイスラインをやわらげてくれます。

面長の方には縦幅が長いウェリントンタイプがおすすめです。顔の縦長感をカバーし、逆さ台形型では知的でクールな印象になります。

プラスチック系の素材は、あたたかみのある印象になります。ややカジュアルな印象もあるため、ビジネスというよりは、普段使いしたい方におすすめです。

メタル系のフレームは、クールさを表現できます。チタン・ステンレス・アルミなどの金属はしっかりしている印象も与えられるので、フォーマルなシーンにもおすすめです。

パソコンやスマホを使用する場合は、ブルーライトカットの機能が付いたものをチェックしてみましょう。パソコンやスマホから発せられるブルーライトは、目に負荷がかかると言われています。

個人差はありますが、普段からパソコンやスマホを見てまぶしいと感じている方はブルーライトカットはおすすめです。特に暗い部屋でパソコンやスマホを使用する方はカット率の高いものを選びましょう。

キャンプやスポーツ観戦など普段からアクティブに屋外で活動している方にはUVカットがおすすめです。レンズが紫外線を吸収したり、反射する紫外線から目を守ります。

しっかり紫外線をカットできるものであれば、紫外線カット率が99％以上のものを選びましょう。「UV400」などの表記もあり、これはガラスも通り抜けるUV400nmが99％カットされるという意味です。室内でも紫外線が気になれば、しっかりチェックしておきましょう。

老眼鏡のレンズにホコリや花粉が付くのを防ぎたい方は静電気防止コートがあるタイプを選びましょう。メガネは静電気を帯びやすく、すぐにホコリや花粉を寄せてしまいます。花粉症などのアレルギーのある方におすすめです。

静電気防止タイプは汚れが拭き取りやすいメリットもあり、常にメガネをキレイにしておきたい方にもおすすめです。

跳ね上げ式メガネはJINSや眼鏡市場など、眼鏡専門店で取扱いがあります。ECサイトで販売されているものより高価ですが、しっかりした作りで長く使用したい方にぴったりです。おしゃれなものも選べます。

ダイソーなどの100均にも老眼鏡がありますが、跳ね上げ式老眼鏡はクリップタイプの物が販売されています。普段使用している眼鏡にクリップで老眼鏡が追加できるアイテムです。

老眼鏡を使用していると、どうしてもホコリ・花粉・皮脂・化粧品などが付着して汚れてしまいます。自宅でできる限りお手入れをしてキレイに長く使えるようにしましょう。

まず、水道水で汚れを軽く落とし、化粧品などしつこい汚れがある場合は中性洗剤で洗います。すすぎ終わったらキレイなタオルやガーゼで水分を拭き取りましょう。最後の仕上げに眼鏡クリーナーや曇り止めを使うと一層キレイに仕上がります。

跳ね上げ式老眼鏡は、眼鏡を掛け替えなくてもワンタッチで切り替えができるため、毎日老眼鏡を使う方にとっては欠かせないアイテムです。本を読んだりスマホやパソコンの操作をしたり、趣味の手芸や釣りなどがもっと楽しくなり日常生活が快適になります。