ブランド万年筆のおすすめ20選！格付けの高い高級ブランドも

万年筆は書く人の個性が出やすい筆記具です。独特の書き味が楽しめ、ペン先に加わる力加減や角度の違いで、文字に味わいが生まれます。メンテナンスをしっかり行えば長く使えて、自分の手に馴染む1本になっていく、まさに一生ものの筆記具です。

モンブランやパーカーなどの海外の有名ブランドをはじめとする各ブランドからは、個性豊かでデザイン性が高く、使い勝手のいい優秀な万年筆が多く登場しています。万年筆は多くのメーカーから販売されているので、購入しようと思ってもどれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

ここでは有名ブランドの万年筆の魅力などとともに万年筆の選び方を解説し、おすすめの万年筆を紹介します。一生ものの万年筆を見つける参考にしてください。

万年筆はペン先に加わる力加減や角度の違いなどによって、文字に個性が出て味わいを楽しめる筆記具です。最近はデジタル社会なので、手書き文字を書くシーンは減っていますが、大切な方への手紙などで万年筆を使って書けば、特別な意味が生まれます。

インクのかすれやにじみなども独特の味わいになるので、ぜひ万年筆での筆記を楽しんでみてください。

万年筆は手に力を入れて各必要がないため、弱い筆圧で書けて疲れにくい点が特徴の筆記具です。長時間文字を書く場合、筆圧が強いと疲れやすくなります。

その点、万年筆は力をいれずにするすると文字が書けるので、長時間でも疲れにくいメリットがあります。また、文字を書くだけでなく、絵を描く際にも万年筆はおすすめです。

100円均一ショップなどで手軽に文房具が買える時代ですが、万年筆は使うごとに手に馴染んで書きやすくなっていく特徴があります。ペン先も使うごとに自分好みの太さの線が書けるようになるのも魅力です。

メンテナンスをしっかりすれば、長く使い続けることができて愛着がわいてきます。使い捨ての筆記具も便利ですが、万年筆の持つ一生ものの文具としての魅力を味わいましょう。

バランスが良くクオリティが高い万年筆が手に入るのが、1929年に創業したペリカンです。本格的な万年筆だけでなく、手に入れやすい手頃な価格帯の製品も多くあります。

サイズ・重心・太さなど、書き心地に直結する部分の設計が緻密なため、バランスの良い万年筆として人気です。吸入式の万年筆にこだわっており、特に「スーベレーン」は美しい縞模様が特徴の代表的なモデルです。

1908年にドイツで創業した、最高級の万年筆ブランドがモンブランです。万年筆に詳しくない方でも名前だけは聞いたことがあるほど、抜群の知名度を誇ります。

キャップ先端に施された「ホワイト・スター」は憧れのシンボルマークです。代表的なモデル「マイスターシュテュック」をはじめ、高品質の万年筆が揃っています。一生ものの万年筆を探している場合にぴったりです。

1883年に創業したフランスの老舗ブランドがウォーターマンです。1900年に開催されたパリ万博では最高の金賞を受賞した万年筆は、洗練されたパリ文化とクラフトマンシップの融合によって生み出されています。

熟練の職人たちがひとつひとつ手作業で組み立て、厳しい品質基準を満たしたものだけが販売されます。エレガントな書き心地はさすがフランスのブランドです。

創業130年以上を誇るイギリスの老舗ブランドがパーカーです。イギリス王室御用達ブランドであり、高い品質と品格のあるデザインで今なお衰えぬ人気を誇っています。

矢羽の形をしたクリップはブランドの象徴で、伝統を保ちつつも革新的な技術開発を実現できる点も魅力的なブランドです。定番モデルには「ソネット」があり、パーカーらしい優美なデザインで人気です。

普段使いにぴったりなカジュアルかつ本格的な万年筆を探しているならば、ドイツのラミーがおすすめです。さまざまなデザイナーとコラボしたかっこいい万年筆を生みだし、豊富なカラーリングの万年筆を多く販売しています。

代表シリーズは「サファリ」で、少しくぼんだボディは自然と正しい持ち方ができるので、初心者に特におすすめのシリーズです。

世界190以上の国と地域で万年筆をはじめ筆記具を販売しているのが、日本を代表する文房具メーカーのパイロットです。

日本メーカーらしく、ボディに金蒔絵を施した最高級モデルをはじめ、初心者から上級者まで満足できる豊富なラインナップが特徴です。特に、近年では書くのが楽しくなる、ファースト万年筆にも最適な「カクノ」シリーズが人気を集めています。

国産万年筆の最高峰を探しているならば、プラチナ万年筆がおすすめです。創業は1919年と100年以上の歴史があり、美しい文字が書けるように機能にこだわり、さらにデザインや材質にも選りすぐりのものが使われています。

インクがにじみにくく書きやすい設計になっているのも特徴です。代表的なシリーズは「＃3776センチュリー」や「プレビー」です。

万年筆のペン先の太さには、極細（EF）・中細字（MF）細字（F）・中字（M）・太字（B）・極太字（BB）の6種類があります。汎用性が高いのは細字から中字です。ノートや手紙などを書くのにぴったりの太さで、普段使いしやすい太さです。

手帳など細かい文字を書きたい場合は細め、サインなどに使いたい場合は太めのペン先を選ぶと使い勝手がいいのでおすすめです。海外メーカーのペン先は、同じ太さのペン先でも日本メーカーよりも太いことがあるので注意が必要です。

万年筆を長時間使用することが多ければ、疲れにくい太軸タイプを選ぶのがおすすめです。太軸タイプは手のひらに馴染むので、余分な力を必要とせず、強い筆圧を必要としない利点との相乗効果でより疲れにくくなります。

手のひらの大きさにもよりますが、長時間使用する方は軸の太さが13mm～20mm程度を目安に選びましょう。

ただし手のひらの小さな女性の方や、出先などでも使いたい場合は、細軸タイプの方がコンパクトで取り回しがしやすい点がメリットです。自分の使い方によって軸の太さを選びましょう。

インクを吸入できる機能が本体に組み込まれているタイプが吸入式です。伝統的なインクの吸引方法なので、万年筆というとこの吸入式を思い起こす方が多いのではないでしょうか。

1度にたくさんのインクを補充でき、使用できるインクの種類が多い点や、メンテナンスもしやすい点がメリットです。インクの補充にやや手間がかかりますが、そこもまた万年筆を使う魅力の1つです。

あらかじめインクが充填されたカートリッジをはめて使うタイプです。使い切りのインクなので、手軽に使え、持ち運びやすい点が特徴です。インク補充時に手や服などを汚す心配が少ない点もメリットです。

デメリットとしてはインクの色や種類があまり豊富ではないことや、メーカーによってカートリッジの規格が異なる点です。初めて万年筆を使う場合には手軽に始められておすすめです。

コンバーターと呼ばれる部品を取り付けて、カートリッジ式と吸入式の両用できるタイプです。最近の万年筆のスタンダードは、両方使えて便利なこのコンバータータイプです。

吸入式としても使えるため、万年筆ならではの豊富な色のインクを楽しめます。ただし異なるメーカー同士の場合、互換性があまりない点は気をつけましょう。

万年筆ならではの滑らかな書き心地を楽しみたい方には、種類が豊富でデザイン性の高い金製のペン先がおすすめです。金は柔らかいのでしなりがあり、スムーズに筆記ができます。

14金から21金があり、数字が大きい方が純金に近いため柔らかく、使うにつれてペン先が徐々に削れて馴染んできます。金は腐食に強くインクによる傷みも抑えられ長く使えます。

カリカリとした書き心地で、ボールペンと似た感覚で使えるのがステンレス製のペン先です。線幅を一定にしやすいので、万年筆初心者の方や筆圧が高めの方に向いています。

またデザインにもこだわりたい場合は、ステンレスに金メッキを施したタイプもおすすめです。ステンレスの書き心地はそのままで、リーズナブルにリッチな気分を味わえます。

機能性やデザインにこだわって作られた上質な万年筆を普段使いの筆記具としていると、大人のイメージを与えられます。自分ではなかなか買うことがないアイテムですので、入学祝い・就職祝いといったような節目のプレゼントにおすすめです。

ボディ部に名前やメッセージを入れられる万年筆もあるので、オリジナルの1本を作ってプレゼントすれば、特別感が増えて喜ばれます。

万年筆を使うならば、持ち運びの際のケースにもこだわりを見せたいところです。大切な万年筆を傷から守れて長く愛用できます。ケースの素材として主流なのは、万年筆を傷つけにくい革製です。

また万年筆を何本持ち歩くか、他の文具用品も一緒に持ち歩くかによって大きさやケースの形状が異なるので、使い方にあったケースを選びましょう。

万年筆を普段使いの筆記具として使っていると、上品な大人としてのイメージを高められます。デジタルでの連絡が主流な現在だからこそ、万年筆でメモなどを手書きしたらかっこいいですよね。ぜひ大人の筆記具万年筆で、手書きの楽しさを味わいましょう。

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