杖のおすすめ26選！おしゃれな高齢者に｜人気メーカーの室内用杖・4点杖も

不安定な歩行をサポートするアイテム、杖。主に高齢者が使用しているため、”老いをカバーするアイテム“といったイメージが強い方も多いのではないでしょうか。しかし最近の杖は、高品質でおしゃれなアイテムが増えてきています。

そのため、自分にあったおしゃれな杖を選ぶ方が急増中。おしゃれな高齢者の間では、ファッションのひとつとしても重宝されるアイテムになりました。つまり、品質もデザインも妥協しないのが、近年の傾向であり、こだわりのポイントです。

本記事では、杖の種類や選び方の説明はもちろん、おすすめの杖も厳選してご紹介いたします。自分にあったアイテムを見つけて、おしゃれで快適にQOLの向上を目指していきましょう。

杖は歩行をサポートするアイテムなので、より快適に使用できるようにさまざまなタイプのものが販売されています。6つのポイントにわけてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

杖を選ぶうえで確認必須の事項、杖の長さ。長すぎると安定感がなくなりますし、短すぎると姿勢が悪くなってしまいます。そのため、安全・快適に杖を使用するためには適切な長さのアイテムを選ぶ必要があります。

快適な姿勢で杖に体重を預けられる長さの目安は、170cmの方なら87～88cmの杖、150cmの方なら77～78cmの杖がおすすめです。160cmの方は、82～83cmが使いやすい長さといわれています。

杖の材質によって使用感が異なるため、材質にこだわって選ぶ方法もおすすめです。現在主流になっている3つの材質をご紹介しますので、自分にあった商品を選んでからご購入ください。

ぬくもりが感じられる、やわらかなイメージの材質「木材」。ほどよい重量感なので、安定感もある一品です。また、木材の柄が杖に反映されるため、デザインがオンリーワンの商品になります。

ただ、長さの調節がワンタッチではできない点が木材のデメリット。折りたたみ式の商品も少ないので、使用せずに持ち運びをしたいと考えている方にはおすすめできない商品です。

ほどよい軽さと、メンテナンスがしやすい材質の「アルミ製」。加工がしやすいため多くのデザインが展開されています。また、折り畳み式の杖が多く販売されているのもアルミ製の商品です。

3つの種類の中で最も標準的な材質なので、杖デビューの一品として手に取られる方も多いのがこちらの材質。比較的リーズナブルな商品が多い点も、嬉しいポイントです。

最も軽く、最も強度が高い材質「カーボン製」。握力や筋力に自信がない方でも扱いやすい一品です。また、耐久性にも優れているため、長い期間使用できる点が最大の魅力といわれています。

ただ、機能性が高い材質なので、比較的高価である点がデメリットとしてあげられます。また、とても軽い材質なので、体重が重い方などはごくまれに不安定さを感じる場合もあります。

杖の形状に注目して、使用しやすい商品を選ぶ方法もおすすめです。今回は2つのタイプの形状をご紹介しますので、目的にあった杖を選ぶようにしましょう。

一本杖ともいわれている、T字杖。杖を支える部分が1点に集中しているのが特徴です。最もポピュラーな杖として販売されているため、種類が豊富な点も魅力の1つ。

また場所を取らないため、コンパクトに収納できます。ベーシックでシンプルなので、杖デビューに選ばれている方も多い形状です。

杖を支える部分がいくつかに分かれている多脚杖は、多点杖とも呼ばれています。3点杖や4点杖などが販売されています。重さが何点かに分かれるため、高い安定感が発揮されるアイテムです。設置面積が広く自立しやすいため、室内用やリハビリにおすすめです。

ただ、T字杖に比べてしっかりと持ち上げる必要があるため、持ち上げが不十分な場合移動が不便になるだけでなく転倒の原因になる場合もあります。握力や筋力に自信がない方は、支える支点がコンパクトな商品を選ぶようにしましょう。

持ち手（グリップ部分）の形や素材に注目して、杖を選ぶ方法もおすすめです。長時間杖を握っていると汗をかくため、滑りやぬめりを感じる場面も少なくありません。そのため、持ち手のフィット感は重要な選択項目となります。

エストラマー樹脂製などのグリップは、フィット感もあり使用感がいいと高い評価を得ています。サンプルなどがある場合は、握り具合を確認してから購入するようにしましょう。

近年の傾向として最も人気が伸びてきている選び方、デザイン性にこだわって選ぶ方法もおすすめです。男性なら高級感のあるデザイン、女性ならかわいらしいデザインなど、性別にあわせた選び方ができます。

杖を使用することで、気分が上向くのが何よりものポイント。杖を使って落ち込むのではなく、心も身体も晴れやかになるアイテムを選ぶようにしましょう。

杖を使用するシーンが限定的な方や、収納の際はなるべくコンパクトにしたいと考えている方は、折りたたみ式の杖を選ぶと便利に使用ができます。また、折りたたみ式の杖を購入する場合は、重さを確認してから購入するのがおすすめです。持ち歩いても負担にならない重さの杖を選ぶようにしましょう。

品質や安全性の高い杖を選ぶ方法として、杖の人気メーカーから購入する方法もおすすめです。メーカーごとに特徴なども大きく異なるため、自分にあったメーカーから選ぶようにしましょう。

洗練されたスタイリッシュなデザインのメーカー、神戸ステッキ。高品質で上品な杖を販売している、有名なメーカーです。神戸にあるショップですが、日本製だけでなく、イタリア製やドイツ製、スペイン製の商品なども販売しています。

フォーマルな場所で使用しても違和感を感じさせないおしゃれなデザインなので、周りから一目置かれること間違いなしの商品です。

木製の杖を販売しているドイツの有名メーカー、ガストロック。歴史のあるメーカーなので品質も確か。今も昔も、多くの人に愛されているメーカーです。

男性用はモダンで上品なデザインが多く、女性用はエレガントなデザインで作られているのが特徴です。グリップの部分が大理石などで作られているため、価格が高いハイブランドメーカーとしても有名です。

スキーストックの生産からスタートしている有名メーカー、シナノ。スキーストックのような丈夫さが魅力の杖を販売しています。

2014年から杖の販売をスタートさせている新しいメーカーなので、現代で使用しても違和感を感じさせないおしゃれな商品を多く販売しています。値段も比較的安いメーカーなので、近年人気が高まってきているメーカーのひとつです。

機能性が高い、さまざまな形状の杖を販売している有名メーカー、フジホーム。国内メーカーのため良心的な価格になります。T字杖はもちろん、四点杖やハンドレールステッキなど、QOLの向上に貢献する商品を多く販売しているメーカーです。

転倒を防ぐだけでなく、よりよい姿勢になるようにと研究・改良がなされています。おしゃれな商品も多いので、機能性もデザイン性も満足ができるメーカーの1つです。

おしゃれでかわいらしいデザインの杖が多く販売されている、KISS MY LIFE。価格も比較的リーズナブルなので、複数本の杖をシーン別に使い分けているユーザーも多いブランドです。

購入しやすい価格とデザインのメーカーですが、もちろん品質も高い水準でまとまっています。そのため、大学病院などでも販売されている商品です。

「杖はどこで買うの？」といった疑問にお答えします。杖は下記の場所で購入できます。

• ドラッグストア
• 大手スーパー
• デパート
• ホームセンター
• 病院
• 杖専門店
• ネット通販

すべての店舗ではありませんが、ドラッグストアやスーパー、ホームセンターで介護用品を取り扱っている場合、杖が置いてあるケースが多いです。デパートでは介護用品としての杖の他、おしゃれアイテムとしての杖が販売されています。

大きな病院であれば杖が購入できますが、ない場合でも紹介してくれる所もあるため問い合わせてみてください。杖を専門に扱うお店があれば、細かなニーズに対応してくれます。実店舗がない場合はネット通販が便利です。介護用品専門のネット通販なら、多くの杖から選べます。

使いやすい方法で使用するのもいいですが、正しい杖の使用方法を頭に入れておいて損はありません。下記の順番を意識しながら、正しい杖の使い方を覚えるようにしましょう。

1. 痛みのない体側の手で杖を持つ。（痛みがない場合は利き手）
2. 持ち手側でない方の足（痛みのある足）を前に出す。
3. 持ち手側の足（痛みのない足）を、反対側の足にそろえる。
4. 繰り返す

ゆっくりとしっかりと杖をつき、足を踏み出すのがポイントです。慣れるまでは、慌てずに繰りかえすようにしましょう。

重い荷物を持って杖を使うとなると、負担が大きくなるのが事実。そのため、買い物の際にはシルバーカーの活用がおすすめです。重い荷物が楽に持ち運べるだけでなく、杖よりも安定感が高いため、重宝されているアイテムの1つ。

おしゃれで便利なシルバーカーを下記にていくつかご紹介しますので、気になる方はぜひこちらもご覧ください。

骨が弱くなる高齢者にとって、転倒は穏やかな生活を脅かすハプニングのひとつ。QOLを高める手段としてはもちろん、健康を維持するためにも杖の使用がおすすめです。杖を活用して、今以上の安心・快適な生活を手に入れてみましょう。

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