丸谷才一の小説おすすめ18選!代表作から人気エッセイまで|村上春樹との逸話も

知的でユーモアのある小説家が「丸谷才一」です。小説からエッセイまで幅広く執筆しており、彼の作品を読みたいと多くの方が購入を検討しますが、作品数が多く悩んでしまいがちです。本記事では、丸山才一の小説の選び方と評論・エッセイを含めたおすすめ作品を紹介します。

2023/08/10 更新

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丸谷才一の結構若い時の作品です。 好きです。 内容は完全な純文学なのですが、ストーリー仕立てがミステリーになっているところがゾクゾクしますね。

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村上春樹が取り上げたことで注目された「樹影譚」 理由はどうあれ、これで若い人の目に留まればと思います。仮名遣いが古いと言うことで、違和感をもたれるかもしれませんが、文章自体は難しい事も古めかしいこともなく、割と楽に読めるはずです。個人的には村上春樹よりずっと読みやすい。

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画商・梨田が舞台を廻すことで物語が展開。台湾独立運動あり国家論あり、マルクス主義やアナーキストから右翼の大物まで登場し著者・丸谷の脳内はめまぐるしく変転。読者は“丸谷文学”に翻弄される。

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さすが、ジョイスの研究家だけありその小説方法は、古い手法を玉手に取り、また逆手にとり新しい文学を作り出している。 理論と、実作が面白いように結びついた傑作である。 この作品の後の丸谷の軌跡も面白いと思われるが、まずは、これから。

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徴兵前に戦争に反対だった若者たちのそれぞれの道も描かれていたりして、とても興味深かった。 もう二度と、どこの国でも、若い人たちにこういう思いをさせたくないものだ。

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丸谷才一氏の定評のある書評の中からの選集。国内編。 その選書、批評、表現全て的確で役に立ってなおかつ面白い。読んだことのある本についての納得の評価、読んでいない本はつい購入を考えてしまう。読書好きにも、これからの人にも是非ともお薦めする大人の書評集。

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この作者は、文章がちゃんとしているから、かなり読んでいるが、 長編小説では、これが最も好き。 きちんとした構想でもそれにとらわれた感じがせず、 しかも人物が生き生きしていると思う。 もっと生きていていただきたかった。

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1968年に受賞なので、40年くらい前か、文章自体には古さを感じない。 それは書き方が、良い意味で外国文学のような三人称で、語る対象と距離のある語り方で(簡単に言えば、客観的な、新聞記事のように的確な描写)、感覚に頼らない文章だからだろう。

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源氏物語の読後に読みました。丸谷才一のファンです。あらためて源氏物語の構成が考えられ、実に素敵な小説でした。丸谷氏が亡くなって、新作が読めないことが残念です

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アッパーミドルの回顧譚なので、こんな話が面白いのだろうかとちょっと身構えてしまうが圧倒的に面白い。語り口が巧みなので、 主人公の一人の梶井玄二(源氏とかけているのかしらん)の昔話にどんどん引き込まれてしまう。

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特に吉田秀和氏に対する敬服にしました。 ご両人とも失って初めてその偉大さがわかりました。

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自在闊達なエッセイ集を多数遺した丸谷さんの、脂が乗り切ったころの文芸評論といったところ。できる限りの史資料をかき集め、分からないところは文学者らしい想像力でカバーし、それなりに首尾一貫した「虚構の物語」を鮮やかなレトリックで連綿と説き起こしている。他のエッセイ集にみられる「遊び」の要素は控え気味で、それでいて断定したいところは断定し、不明な部分は不明と述べるなど、緩急の味は「丸谷エッセイ」さながらの持ち味を残している。

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 本の選び方、筋の要約と批評、藝と趣向の必要が書評の三要素である、という端的な指摘に始まり、書評の「書き直し」、書評の「付け足し」といった著者ならではの書評藝の実演、「これでもか」とばかりに書評の奥深さを見せ付けてくれる。

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とにかく論理的だなあ、と。この本を読まなければ一生考えなかったような事も含め、言葉に責任を持つ、ということの意味を改めて考えさせられる本。日本語をめぐって何かを考えてみたい人、または何かを考えたいときに例えば日本語を対象とすればこのような考え方がある、という好例として一読をお勧めします。

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「父親はコワかった」「水戸の着道楽」「老眼鏡を二時間くらいさがしていた」「ヨーロッパでは、都市生活の中心に オペラや演奏会がある」等々、読むたびに、納得させられた。著者の経験、該博な知識に感嘆。

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腹を抱える、と2冊で構成された丸谷先生の雑文傑作選。 内容は殆ど単行本か文庫で既読のはずであるが、まるで初読の面白さ、新鮮ににやりと楽しめた。

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