咳止め市販薬おすすめ13選｜しつこい咳の止め方は？子供・授乳中も飲める？

風邪を引いて咳がではじめると咳痰なども含め止まらなくなり辛いものです。日中はもちろんですが、寝る前に咳がではじめると眠れなくなり、とても辛いものです。そんなときには咳止め薬を飲むと楽になります。しかし、咳止め薬を飲むには注意が必要です。

まず咳止め薬を飲むときには、必ず添付の説明書を読むのが大切です。咳止めは眠くなる成分も入っており、長期間連用するのも禁止されています。咳止め市販薬を飲んでも咳が止まらない場合は、必ず病院で診察を受けましょう。

ここでは、咳止め薬とはどんなものなのか・咳止め薬の種類・おすすめ13選・しつこい咳の止め方についてご紹介しますので、どの咳止め薬を選ぶか迷っている方は、ぜひ最後までお読みください。

咳の原因はさまざまです。大まかには、咳が続く期間により急性咳嗽・慢性咳嗽の2つに分けられます。

咳の持続が3週間未満のものが急性咳嗽です。急性咳嗽の主な原因は、

・慢性閉塞性肺疾患（COPD）の急性増悪
・肺炎
・アレルギー・ウイルス・細菌による後鼻漏
・急性気管支炎を含む上気道感染症
・誤嚥

咳の持続が3週間以上のものが慢性咳嗽です。慢性咳嗽の主な原因は、

・喘息
・せき喘息
・禁煙者における慢性気管支炎
・胃食道逆流症

咳は体外に入った異物を取り除く生体防御反応の一つですが、咳が続くと体力や睡眠時間が奪われるため市販薬で咳を止めるのもひとつの方法です。

市販の咳止め薬には粉薬・錠剤・シロップ・トローチなどさまざまな種類があります。症状や使用する状況に合わせて、自分に合ったものを選ぶ必要があります。咳には乾いた咳と湿っぽい咳の2種類があり、乾いた咳に対してはジヒドロコデインリン酸塩などの鎮咳成分が入っている薬が有効です。

また湿っぽい咳は、気道が痰により狭くなるのが原因とされているので、L-カルボシステインなどの去痰成分が含まれた薬がおすすめです。

錠剤は持ち運びやすく、外出先や仕事先で飲む際に便利です。また、服用回数が1日2回のものを選べば昼に飲み忘れが防げるので、日中忙しい方は参考にして選んでみてください。

しかし、錠剤タイプの薬は種類が多く自分で選ぶのが難しい方もいるかもしれません。そんな時は薬剤師に自分の咳症状を伝え、どの薬を選べばいいか相談してみるのもおすすめです。

粉薬は固形物を飲み込むのが難しい方やお年寄りの方におすすめです。また粉薬は剤形上、吸収が速いとされています。

1包ずつパッケージされているため1回分が分かりやすく、かさばらないので持ち運びやすいのもメリットです。

シロップタイプの薬は、自宅用として使うのがおすすめです。糖分が含まれているため雑菌などが繁殖しやすいので冷蔵庫で保存する必要があります。

シロップタイプは甘くて液体状になっているので、薬を飲むのが苦手な子供におすすめの剤形です。ただし、咳止め薬は小児に対して使えるものかどうか確認が必要になるので、不安な方は店頭の薬剤師や登録販売者に相談してみてください。

咳止めとして手軽に摂取できるのがこちらのトローチ・飴タイプです。咳止め薬との併用は成分が重複する場合があるため控えましょう。咳止め薬を飲むほどでもない軽度の時におすすめです。

ここでは、どんな成分が含まれているものを選べばいいか解説します。

【コンコンと乾いた空咳】

• ジヒドロコデインリン酸塩
• コデインリン酸塩
• デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物
• ノスカピン

「デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物」と「ノスカピン」は、眠くなりにくい成分です。

【ゴホンゴホンと湿った咳】

• ブロムヘキシン塩酸塩
• L-カルボシステイン
• グアヤコールスルホン酸カリウム
• アミノフィリン
• テオフィリン
• dl-メチルエフェドリン塩酸塩
• メトキシフェナミン塩酸塩

以上のように咳の種類によって成分を確認し、咳止め薬を飲むのが大切です。

咳止め市販薬は、妊娠中や授乳中の方は赤ちゃんに影響の出る成分が含まれていないか、購入時に薬剤師にアドバイスを受けましょう。

また、小児用の使用量が記載されている咳止め薬の使用は可能ですが、年齢制限がある薬は子供の服用はNGです。特に「コデイン系成分」が入っている咳止め薬は、12歳未満の子供が飲むのは認められていないので注意が必要です。

咳止め市販薬には眠くなる成分が入っているものが多いので、説明書にも記載されているように車の運転や高いところでの作業は避けてください。

人によっては、仕事の都合など車の運転を避けられない場合もあるかと思います。そういった方には、デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物などが主成分の咳止め薬は眠くなりにくいとされているので、ぜひ参考にしてみてください。

咳止めを飲んでお通じが悪くなる原因は、咳止め薬に含まれている「リン酸ジヒドロコデイン」です。この薬は、咳中枢を抑制して咳を止める効果がありますが、同時に腸の動きも抑制してしまいます。

市販薬のほかに、しつこい咳をセルフケアで止める方法は、主に3つあります。

• 喉を温める
• 水分補給をする
• 寝姿勢を変えてみる

喉が冷えると気管支の粘膜が敏感になり咳が出やすくなるため、首にタオルなどを巻いたり温かい飲み物を飲んで喉を温めましょう。また、喉の乾燥も気管支の粘膜を刺激するので、水分補給で喉を潤しましょう。保湿効果の高いハチミツをお湯に溶かして飲むのも有効です。

咳がひどくて寝苦しいときは、横向きで寝るとラクになる場合が多いです。丸めたバスタオルやクッションで背中を支えると、気道が開いて呼吸がラクになります。ぜひ試してみてください。

風邪薬の常備薬は咳だけでなく、発熱・鼻水・くしゃみなどにも効く総合風邪薬がおすすめです。常備薬として総合風邪薬があれば、病院に行くほどでもない軽い風邪の引き始めなどは、とても重宝します。

子供がいるご家庭なら、子供の年齢に合わせて常備薬を購入しておくのをおすすめします。以下に、常備薬としておすすめの総合風邪薬をご紹介しますのでぜひご覧になってください。

この記事では、咳止め市販薬のおすすめや選び方をご紹介しました。ぜひ参考にして市販薬とうまく付き合いながら健康的な生活を目指しましょう。ただし、一定期間飲んでも効かない場合は必ず病院を受診するようにしてください。

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