かわいい補聴器おすすめ5選｜子どもも若い女性にも人気！選び方も解説

聴こえを補う補聴器は、音を聴く力に障がいを持つ方、または高齢などによって聴力が衰えた方の安全を守る医療器具です。かつては、いかにも医療器具といった形でつけるのが恥ずかしい、見た目がダサいなど、使用者のイメージはあまりいいものではありませんでした。

しかし補聴器の進化はどんどん進み、今では小型化されたものや、ワイヤレスイヤホンと相違ないデザインのものが次々発売され、補聴器は「スタイリッシュ」に生まれ変わりました。結果、おしゃれの一環として楽しめるようになったのです。

今回はそんなおしゃれ補聴器についてご紹介します。今話題のものや、お子さんも喜ぶかわいい補聴器、補聴器用アクセサリーの情報をまとめました。ぜひこの記事を参考に、毎日使いたくなる補聴器を見つけて音の安全を守りましょう。

耳にかけるタイプの補聴器は「RICタイプ」と呼ばれ、補聴器本体と耳せんをつなぐワイヤーが細く、透明に近い色が多いために目立ちません。本体部分も小さくなっているので、耳裏に隠れてしまいます。

特に顔周りの髪が長い方であれば、髪の毛でも補聴器本体が隠れるため着けていると気付かれない場合が多いです。

耳の奥に入れて使用するタイプは、外からほぼ見えません。耳周りに器具があると気になる方は、耳穴タイプがおすすめです。軽量でしっかりフィットするので、着けている感覚を忘れて自然に過ごせる製品も、多数展開されています。

とても便利なタイプの補聴器ですが、小型・軽量が多いため紛失などを防ぐ注意も必要です。

過去の補聴器は、肌の色にあわせたベージュ系が主流でした。しかし今は、ブラック・ホワイトのモノトーンやピンク・ブルーといったかわいい色も展開されています。また、補聴器専門店ではさらに多数の色が用意されています。

また、ご自身で補聴器をデコレーションする方や、補聴器のデコレーション専門店もあり、補聴器をおしゃれとして楽しもうという意識も広がりつつあります。

一見、補聴器に見えないようなデザインも展開されています。よく見られるのが、Bluetoothイヤホンのような形でスタイリッシュなものです。オーダーメイドの補聴器を扱うメーカーだと、さらに形や色あいなども選べ個性的な補聴器を作ることも可能です。

デコレーションもそうですが、見た目にこだわりを持ちたい方はぜひ専門店で相談してみると、お気に入りが見つかりやすくなります。

子ども用の補聴器に、かわいいイラストを入れてくれるメーカーもあります。やはり子どものほうが着けるものの柄や色などに敏感なので、一緒にお店に出向き好みの柄や色を選んであげましょう。もちろん性能を一番に考えるべきですが、大事なのは毎日しっかり着けることです。

子どものお気に入りの補聴器をみつけ、着けることが楽しく感じらるようにしてあげることが大切です。

まずは、どのような場面で一番補聴器が必要かを考えることが大切です。

• 外出時に使いたい
• 人と会話をするときに使いたい
• 音楽・テレビなどの音を聴きとりたい

このように人によって、必要とされる状況はさまざまです。自身が助かると思うシーンを決めておくと選びやすくなります。また、必要な状況に応じて性能も変わってきます。ここは値段にも直結しますので、しっかり考えておきましょう。

ポケット型はその名の通り、本体が別になっておりポケットなどに入れて使用します。

■ポケット型のメリット

• 補聴器を着けたまま本体を操作できる
• 比較的安価（4万～6万ほど）
• 一般的な乾電池が使える
• 難聴度合いが高い方対応の大きな音も出せる

■ポケット型のデメリット

• 本体が大きく目立つ
• 本体を繋ぐコードが邪魔になる
• きめ細やかな音質の調整ができない

耳掛け型は、補聴器本体を耳の後ろにかけ耳をふさがないタイプと、レシーバーを耳の中に入れてより鼓膜に近い位置で音を出すRICタイプがあります。

■耳掛け型のメリット

• 難聴の度合いが軽度から重度まで幅広く対応
• ファッション性に富んだものも多い
• ブルートゥース使用可能など機能性が高い
• 空気電池を使わない充電タイプがある

■耳掛け型のデメリット

• 価格の幅が広すぎる（性能により高価だと50万を超える場合も）
• メガネやマスクが邪魔になる
• 防水機能はあるが汗などで壊れやすい

耳穴型は、小型で耳の奥まで入るために補聴器の使用が目立ちません。また、風などの雑音を軽減してくれる効果もあります。同じく耳穴型で「カナル型」というタイプもあります。こちらは少々大きく、小型よりも難聴の度合いによるカバー範囲が広くなっています。

■耳穴型のメリット

• 目立ちにくく、マスクやメガネの邪魔にならない
• 耳の中はあまり汗をかかないので水分による故障リスクが低い
• 最も鼓膜に近いため集音性に優れている
• オーダーメイドでフィット感などを調整しやすい

■耳穴型のデメリット

• 耳掛け型同様に、性能によって高価になる
• 耳をふさぐため人によっては閉塞感やこもり感が気になる
• 小型は紛失のリスクが高い

補聴器は、形はもちろん必要とする性能によって値段が大きく異なります。まず一番は難聴の度合いがカギです。補聴器は一つ買えばすべての難聴をカバーできるわけではなく、補聴器装用者の「聴く力」を最大限に引き出すことが重要です。

そのため、いい音質を求めるほど高価になり、数十万円になるものも珍しくはありません。かといって自分にあわない安価なものを選んでしまうと、症状を進行させてしまう恐れがあるので注意しましょう。

まずは大人同様に、かならず病院で検査を受けて補聴器が必要か、またはどの程度の難聴具合なのかを診断してもらってください。補聴器が必要となった場合は、まずサイズ感が大切です。しっかり子供の耳にフィットし、聞こえ具合も適切かを確認しましょう。

子どもの耳は成長と共に大きくなるケースが多いため、定期的なメンテナンスも大切です。サイズがあわないと、紛失したり聴こえに影響が出る恐れがあります。また、よく外で遊ぶ子どもの場合は、日頃の汚れに対するメンテナンスも必要です。

外出時や、自宅で使わない時間にはぜひミニケースを使用してみましょう。補聴器専用でなくても、ケースは耐久性があるため保管には最適です。形やサイズも幅広く展開されていますので、ぜひチェックしてください。

また、補聴器の除菌機能が付いたケースもあります。こうした機能性が付与されたものも販売されていますので、自分にあったタイプを探しましょう。

補聴器は、高価なものもありますので紛失には特に注意が必要です。そこで活躍するのが、落下防止用のチェーンクリップです。クリップ部分にさまざまな柄が使われている商品が多く、チェーンも色が多彩なので、ちょっとしたアクセサリー感覚で使用できます。

片耳用、両耳用と展開されていますので、自分の補聴器にあうタイプを探してみましょう。こちらは主に耳掛け型に対応しています。

補聴器には「空気電池」が使用されます。空気電池は小さくて軽く、電圧の変化が少ないく音が安定することから、補聴器にもちいられています。空気電池は4種類あり、使う補聴器のタイプによって異なるので補聴器の説明書をよく確認しましょう。

電池の交換時期もバラバラで、中には電池交換を知らせてくれる補聴器もあります。ですが、自分が使用する電池の交換時期をしっかり把握し、いざというときに電池切れで使えないという事態を避けましょう。予備電池を持ち歩くと安心ですね。

補聴器は、使用者の安全を守る大切な機器です。毎日身に着けるものなら、少しでも気持ちが華やぐものを使用したいですよね。今回ご紹介したかわいい補聴器の情報を参考に、ぜひお気に入りを見つけて安定した音で安心できる日々を過ごしましょう。

こちらもあわせてご覧ください