スプレー塗料おすすめ11選｜種類ごとの特徴やスプレーのやり方も紹介！

自作の家具に塗装したり車やバイクに塗装したりしたものの、ムラになってしまい後悔した経験はありませんか？とはいえ業者に依頼すると費用がかかるので、躊躇してしまいがちです。

そんなときはスプレー塗料を試してみてください。塗装したいものにシューっとスプレーするだけなので、初心者でもムラになりにくくきれいに仕上がります。ただ、スプレー塗料は種類が多く何を基準に選べばいいか迷ってしまう方も多いはず。

そこで、この記事ではスプレー塗料の選び方やおすすめ商品を紹介します。記事の最後にはスプレー塗料の使い方や注意点も紹介するので、ぜひ最後まで読んで役立ててください。

なにかに塗装したいとき刷毛やローラーを使う方法もありますが、塗装するものの形状によってはムラになりやすいのがデメリット。対してスプレー塗料は、刷毛やローラーよりもムラになりにくく、どんな形状でも塗装できるのがメリットです。

DIYにも多く取り入れられているので、仕上がりにこだわりたい方はぜひスプレー塗料をチェックしてみてください。

ラッカースプレー塗料は、ポピュラーで選択肢が豊富です。コスパもいいので気軽に購入できます。揮発性の高い有機溶剤を使用しているため、速乾性が高いのも魅力です。しっかり乾かすと耐久性も上がり、磨けばツヤも出ます。

ただし、液垂れしやすく、下地に重ねる場合は下地を溶かしてしまいきれいに仕上がらないのが留意点です。室内でも使用できますが、シンナー臭があるので換気はしっかりと行いましょう。

ウレタンスプレー塗料は、耐熱性・耐久性・耐候性に優れているので、車・バイクの塗装にもよく使われています。ツヤ感のある仕上がりになるため、鏡面仕上げに最適です。色抜けやツヤ引けも起きにくいので、仕上がりにこだわりたい方に向いています。

ただし、完全に乾燥するまでに長い時間がかかるため、素早く仕上げたい場合は不向きです。また、やや価格が高めとなっています。

屋内で作業したい場合は、水性スプレー塗料がおすすめです。溶剤に水を使用するため刺激臭が少なく、乾燥する前であれば水拭きや水で洗い流せば修正もできます。しっかりと乾燥させれば耐水性がアップするので安心です。

乾燥時間は30分～40分程度ですが、湿度が高い時期はもう少し時間がかかります。プラスチック・木材・コンクリート・鉄など幅広い素材に使用できますが、厚塗りには不向きです。

耐久性・耐候性を重視して選びたいのであれば、油性のアクリルスプレー塗料をおすすめします。しっかり乾燥させれば耐水性も出るので、屋外で使用するものの塗装にも最適です。

ただし、シンナー臭が強いため屋内での作業には不向きとなります。金属・ガラス・木などさまざまな素材に使用できますが、プラスチックは表面が溶ける可能性があるので、下地を塗ってからの使用をおすすめします。

色ムラを防ぎたいときは、プライマー（下地）の使用をおすすめします。プラスチックにアクリルスプレー塗料を塗る前に使用して表面が溶けるのを防いだり、金属では錆を防止したりする効果が期待できるのがメリットです。

乾燥までには1時間以上かかりますが、ムラなくきれいに仕上げたい場合はプライマーを使いましょう。

スプレー塗料は種類によって成分が異なるため、使用する環境に注意が必要です。水性スプレー塗料は屋内でも使用でき刺激臭も少なめですが、空気がこもらないよう換気はしっかりと行ってください。

異なる種類の水性スプレー塗料を重ね塗りする場合、仕上げにラッカースプレー塗料を使用すると下層塗料を溶かす可能性があるので、スプレー塗料の相性は使用前にチェックしましょう。

何に塗装するかによって手順が異なります。ここではいくつか例にあげて手順を紹介します。

車・バイク

1. 塗装したい部分を脱脂する
2. 塗装しない部分をマスキングテープで養生する
3. 数回に分けてスプレー塗料を塗る
4. 1時間程度で養生をはがしさらに乾燥させる

木

1. ヤスリがけして表面を整える
2. スプレー缶を15cm～30cm程度離し並行になるよう持つ
3. 下塗り→乾燥
4. 本塗り→乾燥
5. 上塗り→乾燥

金属

1. 軽く研磨する
2. プライマースプレー塗料を塗る
3. 本塗り→乾燥

プラスチック

1. 可能であればヤスリがけ
2. プライマースプレー塗料を塗る
3. 本塗り→乾燥
4. 上塗り→乾燥

スプレー塗料は安いものであれば数百円で購入できますが、小さいものに塗装したい場合やとりあえずできるか試してみたい場合は、ダイソーのラッカースプレー塗料がおすすです。プラスチック・木・鉄などに使えて1本100円（税抜）で購入できます。

100mlと少量ですが、カラーバリエーションも豊富で気軽に試せます。

スプレー塗料はどんな形状のものにも、ムラになりにくくきれいに塗装できますが、広範囲の塗装には何本も必要になり意外にコストがかかります。広範囲に使用したいときは、ペンキを刷毛やローラーで塗るのがおすすめです。

• 凹凸や細部：刷毛
• 広範囲の塗装：ローラー
• 平な広範囲を均一に塗りたい：コテバケ

以下におすすめ商品を紹介するので、気になる方はこちらも併せてご覧ください。

DIYで作った家具や、車・バイクに塗装したいときは、ムラになりにくいスプレー塗料がおすすめです。スプレー塗料にも種類があり、それぞれに向き不向きがあります。迷ったときはこの記事で紹介した選び方やおすすめ商品を参考に、最適なスプレー塗料を選んでください。

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