成形炭のおすすめ5選！使い方やメリット・デメリットも！

バーベキューコンロを使ってアウトドア料理を作るなら、手軽に加熱を行える燃料が欲しいですよね。そんな方におすすめなのが、ゆるキャンの第七話でも登場した成形炭です。備長炭に比べて楽に火起こしを行えるため、キャンプ初心者でも手軽に使えます。

炭の火起こしには着火剤が必要なイメージがありますが、成形炭ならライターで加熱するだけですぐに火が付きます。成形炭にはさまざまな素材の製品が存在し、カインズや100均でも購入できるので、商品選びで迷う方も多いですよね。

そこで今回は、成形炭の魅力・デメリットについて解説したうえで、おすすめ商品を紹介します。キャンプを初めて行う方に向けて、炭の使い方についても取り上げるので参考にしてみてください。

キャンプ用で使われる炭には、備長炭を含めて5種類もの製品が存在します。今回は備長炭等と比較した、成形炭の特徴を表を使って分かりやすくまとめました。備長炭に比べて価格が安く、火も付きやすいのでキャンプ初心者の方におすすめです。

ほかの炭と異なり、成形炭は着火剤が混入しているので、ライターを当てただけで引火します。また、ハチの巣型に成形されたものは、空気を通しやすく燃焼性能が高いので、点火した炎が素早く広がります。

火を起こしやすいハチの巣型の成形炭を選べば、1分で加熱可能な状態になるので、バーベキュー初心者の方におすすめです。ちくわ型や豆炭型の製品はサイズが小さいため、火起こし後の火力調整を行うのに役に立ちます。

バーベキュー用の燃料として広く使われるマングローブ炭や黒炭は、燃焼時間が1～3時間程度と短いのがデメリットです。一方で、おがくずを使用した成形炭は、オガ炭の次に長い燃焼時間を持つので、長時間のバーベキューも快適に行なえます。

商品に記載されている燃焼時間の目安と、実際に使用した時の燃焼時間が大きく異なる場合が多いです。長く燃焼する成形炭を探している方は、燃焼時間の口コミをチェックしましょう。

着火剤が含まれた成形炭は、薪と同じように炎が出るので、食材に高温の火が当たって焦げる可能性があります。そのため、バーベキューを行うときは肉や野菜を焦がさないように、炭の配置や継ぎ足しを工夫して行うようにしましょう。

黒炭・備長炭の遠赤外線効果も活かしづらく、焼きムラが生じやすいのもデメリットです。うまく加熱を行わないと生焼けの肉が出来上がる可能性があるので、調理用温度計を活用して焼き具合を確認しましょう。

炭の中に不純物が入っていると、燃焼時に刺激臭が発生する場合があります。着火剤が含まれた成形炭は、燃焼開始時に特有の臭いが発生しますが、時間が経過すると刺激臭がなくなります。

木酢液等の不純物が多く含まれたマングローブ炭に比べると、嫌な臭いが発生しづらいですが、苦手な方もいるようです。着火剤の臭いが気になる方は、純度の高い黒炭・備長炭を火起こし器に入れたうえで、トーチバーナーを使って点火しましょう。

初めてバーベキューを行う方に向けて、成形炭の使い方の手順を詳しく解説します。一般的な木材に比べて炎が広がりにくく、1個ずつ成形炭を点火させる必要があるので、火起こしを楽にしたい方はバーナーでまとめて炙りましょう。

成形炭の使い方

1. 成形炭を隙間なくぎっしり詰める
2. 成形炭の溝・着火ポイントにライターで数秒間かけて点火する
3. すべての炭が燃えるように1個ずつ点火を行う
4. 煙や臭いが消えて完全燃焼してから食材を加熱し始める

成形炭では、製品によって燃えやすさが異なり、加熱可能になるまでにかかる時間が変わります。成形炭を燃やす前に、必ず製品の点火方法や火起こしにかかる時間をチェックして、アウトドア料理を美味しく作れるようにしましょう。

コメリでは「着火剤のいらない成型炭」という名前の商品が発売されています。ホームセンターのためリーズナブルな値段で手に入れることができます。カインズでも「着火ライターで火がつく 成型炭」という商品があり、大容量をお手軽な値段で手に入れられます。成形炭がよく売れる夏前の時期に商品棚で見かける機会が多いようです。

バーベキューなどが行われる春から夏の時期にかけては、スーパーや100均での取り扱いもあります。使いやすい量が手ごろな価格で手に入るので、初心者にとってはかえって使い勝手がいい場合もあります。

ダイソー等の100円ショップでは、「七輪用らくらく竹炭」と呼ばれる、竹素材を使った成形炭が販売されています。エコココロゴスと同様に蜂の巣型の形をしていて、ライターで炙るだけで点火できるのが特徴です。

安物の炭はマングローブ炭が多いので、100円で買える炭は燃焼性能が悪く、臭いもきついイメージがあります。残念ながら、火力の弱さの割りに燃焼時間が短く、強い異臭がしたというレビューが見受けられました。

内容量も300gしかないので、コスパもそこまで高くなく、重量当たりの価格はキャプテンスタッグの「エコ 一発着火炭」と大差ありません。そのため、安くて燃焼性能に優れた成形炭を探している方は、キャプテンスタッグの着火炭を選びましょう。

ほかの炭と比較して、成形炭は圧倒的に火起こしを行いやすいため、キャンプ初心者でもバーベキューを楽しめます。成形炭の使い方を理解したうえで、燃焼性能に優れたおすすめ商品を選んで、バーベキューを楽しく快適に行えるようにしましょう。