ダンロップのスタッドレスタイヤおすすめ5選｜評価・評判も紹介！

急な積雪にも対応できるスタッドレスタイヤは冬ドライブの必需品ですよね。中でも氷上性能の高さが評判のダンロップのスタッドレスタイヤは特に人気があります。しかし、4本セットの購入は高額で、間違いのないタイヤ選びをしたいものです。

ダンロップタイヤは外国製と思われがちですが、実は日本製で日本の気候を考えたタイヤ作りが行われています。しかし、スタッドレスでも何種類かのモデルがあり、それぞれ性能も違えば価格も違いどれがいいのか迷ってしまいます。

そこで、本記事ではスタッドレスの選び方とウィンターマックス02などのラインナップを解説をしながら、おすすめの商品を紹介します。この冬はダンロップのスタッドレスタイヤで快適なドライブを楽しみましょう。

スタッドレスタイヤは、低温でも硬くなりにくいゴムで作られたタイヤです。氷上・雪上ともに高いグリップ力を発揮できるように、ブロックやパターンの形状が工夫されています。高速から雪道まで快適に走れるのが大きなメリットです。しかし、年2回のタイヤ交換やタイヤの保管に手がかかるなどのデメリットもあります。

オールシーズンタイヤは、四季を通して装着できる便利なタイヤです。海外では普通に使われていましたが、最近は日本でも人気が出始めています。雪が踏み固められている雪道なら効果を発揮しますが、凍結路や雪深い道は苦手です。積雪量が少ない街中だけの走行ならタイヤ交換やタイヤ保管の必要がなく便利に使えます。

タイヤの側面にスノーフレークマーク（山の形の中に雪マークが描かれている）が付いているオールシーズンタイヤであれば、冬用タイヤ規制のある高速道路でもそのまま走行可能です。ただし全車両チェーン装着規制では、スタッドレスタイヤであってもタイヤチェーンの着装が必須です。

ダンロップは1889年に創業したイギリス発祥のタイヤブランドです。日本では住友ゴム工業が事業を運営し、1913年には日本で初めて国産自動車用タイヤを製造しました。ダンロップのスタッドレスタイヤは強靭かつ柔らかなゴムの採用で、優れた氷上性能を持っているのが大きな特徴です。

したがって、凍結路面でも効率よく停止・発進し、カーブでも比較的横滑りしにくいタイヤとなっています。凍結路走行の多い方にはおすすめです。

氷上性能とは凍結路面で止まったり曲がったりする性能です。凍結路走行が多い方は氷上性能を重視しましょう。ダンロップのスタッドレスは大変氷上性能に優れています。ダンロップでは氷上性能を以下の3つの方法で高めています。

• 柔らかなゴムでタイヤを路面に密着させる
• タイヤと氷の間にできる水の膜を取り除く
• タイヤの表面のブロックや溝で路面との抵抗を大きくする

雪上性能は積雪した路面で止まったり曲がったりする性能です。雪上性能が高いタイヤは、雪上でもスムーズに止まれたり、タイヤが空回りせずに発進できたりします。ただし、雪上性能の高いスタッドレスでも急ブレーキ・急発進は禁物です。雪が積もった交通量が多い道路を頻繁に走る方は雪上性能を重視しましょう。

効き持ち性能はスタッドレス性能の劣化を防ぐ性能です。性能の低下は走行中の熱や圧力によるゴムの硬化・摩耗によって起こります。ダンロップではゴム軟化剤の役割を持つクラレ開発の液状ファルネセンゴムをでゴムの柔らかさを持続させ、摩耗の均一化で長距離走行でもパターンが失われない工夫がなされています。

ドライ性能とは乾いたアスファルトの道路を走る性能です。スタッドレスを着装しても雪の積もっていない道路走行が多い方はドライ性能も重視しましょう。スタッドレスタイヤは柔らかなゴムを使っているためノーマルタイヤに比べアスファルト走行では制動距離が長くなったり、ハンドルコントロールが悪くなったりします。

ウエット性能は濡れた路面を安全に走行する性能です。濡れた路面はタイヤとの間に水の膜ができ、ハンドルやブレーキが効かなくなるハイドロプレーニング現象が起こります。それを防ぐためタイヤの溝を工夫し、雪道走行を妨げずに水を逃がしています。雪が溶けた後の事も考え、ウエット性能の高いものがおすすめです。

上述の「効き持ち性能」は雪道走行能力を持続させる性能ですが、ライフ性能はタイヤの摩耗を抑える性能です。スタッドレスはノーマルタイヤより摩耗が早く、製造から3～4シーズン。その間にタイヤが使えないほど摩耗するのは一般の乗用車では稀です。また、ライフ性能のいいタイヤは燃費がいいのも魅力です。

静粛性は文字通り静かな走行ができる性能です。スタッドレスタイヤは柔らかなゴムの使用やタイヤ表面のパターンの複雑さから、ノーマルタイヤに比べ走行音が大きくなります。たまに降る雪のためにスタッドレスを装着するのであれば、優れた静粛性能を持ったスタッドレスもおすすめです。

2020年発売の氷上性能特化型のスタッドレスタイヤです。滑りにくく密着性に優れたナノ凸凹ゴムで、素早い除水で道路に瞬間密着することで氷上性能を高めています。効き持ち性能の高さも魅力です。

WINTER MAXX 02との比較は以下のとおりです。

• 氷上ブレーキ性能：22％向上
• 氷上コーナーリング性能：11％向上
• 効き持ち性能：36％向上（摩耗しても新たな凸凹構造が出現）

2016年発売のモデルで軟化剤として初めて液状ファルネセンゴムを採用したモデルで、効き持ち性能が大きく向上しています。軽自動車からSUVまで幅広く対応し、走行性能とライフ性能・経済性のバランスが重視されています。

WINTER MAXX01との比較は以下のとおりです。

• 効き持ち性能：約1.5倍（液状ファルネセンゴムの採用）
• ライフ性能：若干向上（上性能高密度ゴムの採用）
• 氷上性能：12％向上（超密着ナノフィットゴムの採用）
• 氷上コーナーリング性能：3％向上（新開発のMAXXグリップパターン）
• ウエット性能：4％向上

2012年に発売されたモデルで、現在は廃盤で生産はされていません。店頭販売ではまず見かけませんが、ネット通販ではまだ在庫があるようです。スタッドレスタイヤは未使用でも寿命は3～4年ですので、購入前に製造年（タイヤに書かれている）を確認して、耐用年数がないのを承知で購入しましょう。

2014年に発売された商用車専用の製品で、車重が重くふらつきやすいミニバンのために作られた操縦安定性の高いスタッドレスタイヤです。優れた氷上性能のWINTER MAXX のMAXXシャープエッジとナノフィットゴムを採用、接地面積を広くし商用車に必要な操縦安定性能を向上させています。

2021年に発売されたモデルで、重心の高いSUV車専用に開発されたスタッドレスタイヤです。WINTER MAXX 03 と同じナノ凹凸ゴムを採用し高い氷上性能を実現しています。山岳路に多いシャーベット状の雪や深雪をSUVで走行するならMAXX SJ8+が、アイスバーンや乾燥路を走行するならMAXX03がおすすめです。

スタッドレスを購入する場合は基本新車購入時に装着されていた標準タイヤと同じサイズのものにしましょう。スタッドレスの持つ性能を最大限発揮できるサイズです。タイヤのサイズはタイヤの側面に「195/65R15 91H」などと書かれています。

この場合タイヤ幅195mm・偏平率65％・リム径15インチ・LI＝91（負荷能力 615kg）・速度記号＝H（最高速度 210km/h）を表しています。通常は195/65R15だけでタイヤは探せます。

ダンロップオンラインは住友ゴム工業が2022年4月にオープンしたサイトです。購入から交換まで全国のダンロップの店で完了でき、安心して購入できます。取り付けてもらう直営店との間で希望の日時の指定ができるので、待ち時間なく取り付けてもらえます。

また、タイヤ4本購入で1年保証が付き、パンクした場合は4本とも新品タイヤと交換してもらえるのがメリットです。

ネット通販は品揃えが豊富で安く買えるのがメリットです。しかし、価格にタイヤ交換・廃タイヤ処理などの費用が含まれない場合や、交換や取り付けしてもらう店舗の手配をしてもらえない場合もあります。Amazonなど取り付け店の手配もしてもらえる店を選ぶと手軽です。

極端に価格が安いタイヤは製造年月の確認をおすすめします。

店舗販売にはディラー・カーショップ・タイヤショップ・ガソリンスタンドなどがあります。このような店舗では適応サイズも調べてくれ、タイヤ代から廃タイヤ費用まですべて含んだ見積を出してくれるので安心して購入できます。また、シーズン前に予約すれば大幅値引きをしてくれる店舗も多くあります。

スタッドレスタイヤを装着していても、アイスバーンのように完全に凍り付いていれば滑り止めが効かないケースもあります。その場合は、スタッドレスタイヤだけにこだわらず、チェーンなどを使用して安全を確保するのが重要です。

また、スタッドレスタイヤの性能には寿命が緊密に関係するため、ご自身が何シーズン使用しているかを確認しながら交換を検討するのも大切です。また、急発進・急ハンドル・急ブレーキを避けて安全運転を心がけてください。

スタッドレスタイヤは夏でも使えますが、あまりおすすめはできません。夏のスタッドレス走行は走る・止まる・曲がるなどの運動性能が夏タイヤと比べて劣ります。安全で快適なドライブを楽しむためにも夏用タイヤと交換するのがおすすめです。スタッドレス購入の際にはタイヤ保管についても考えましょう。

お住まいの地域の初雪が予想される半月から1ヶ月前の交換がおすすめです。天気予報に雪マークが付くと、タイヤ交換されてない方が一斉に交換に走り待ち時間が長くなります。購入を考えている方は希望のタイヤがなかったり、あっても高額になったりします。

初めての購入であれば、交換時にはめ換えしなくていいアルミホイール付きがお得です。

タイヤは保管中にも劣化していきます。特に紫外線はゴムの劣化を早めますので、日の当たらない冷暗所でカバーを被せての保管がおすすめです。ホイール付きの場合は空気圧を半分程度にして保管します。もし、保管場所に困ったらタイヤ保管サービスもおすすめです。

オートバックスやイエローハット、またディーラーやタイヤ専門店などでも保管サービスを実施している店舗があります。

ダンロップのスタッドレスタイヤは凍結道路に強く、冬の街乗りに最適です。また、装着しておけば急な降雪や冬の山岳ドライブにも対応できます。今年の冬はダンロップのスタッドレスタイヤを履いてドライブを楽しみましょう。

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