ティアドロップサングラスおすすめ18選｜芸能人も御用達！選び方も

目まぐるしく変わるファッショントレンドに合わせるかのように、サングラスのデザインもどんどん新しいものがお目見えしてきています。いつからかサングラスはトータルファッションをコーディネートする際の重要なアイテムになってきました。

そんな移り流行の移り変わりが激しいサングラスの中にあって、敢えてトレンドに抗うように基本シェイプが変らないタイプがあります。多くの有名人や芸能人も愛用しているティアドロップシェイプも、シンプルかつ機能的で人気が高いサングラスのひとつです。

今回は流行りにとらわれないティアドロップタイプのサングラスについて紹介します。特徴や選び方にくわえて、ブランドやおすすめ品も見てみましょう。

ティアドロップ（teardrop）は「涙のしずく」をあらわす英語で、ティアドロップサングラスのレンズは“しずく型”になっているのが最大の特徴です。おしゃれでクールな印象をかもし出してくれるためファッション上級者からの人気も集めています。

シンプルなデザインのものが多く、流行に左右されないのも大きな魅力です。そのためレトロファッションやカジュアルファッションだけでなく、ビジネスシーンでも愛用する人が少なくありません。

デザイナーが考案するサングラスが多い中で、ティアドロップはユーザーからの開発要望によって誕生した経緯を持っています。このタイプはアメリカ空軍からのパイロット用サングラスの開発依頼にもとづいて、ボシュロム社が生み出したサングラスです。

当時のパイロットは、強烈な太陽光線によって引き起こされる眼精疲労に悩まされていました。眼精疲労は頭痛や吐き気などの原因となっていたのです。

そうして1930年に合衆国陸軍航空隊が『アビエーターモデル』として正式承認します。その後、ボシュロム社は1937年に『Ray-ban（レイバン）』を立ち上げました。

欧米ではアビエーターシェイプとも称されるティアドロップですが、文字通り涙の雫の形からつけられた呼び名です。そもそもティアドロップは装飾品などでも多く用いられてきました。この形は宝石のカット形状のひとつである『ペアシェイプ（洋ナシ型）』として長い歴史があります。

古くはマリーアントワネットのお気に入りのイヤリングも、ティアシェイプでした。ただし、アビエーターがティアドロップと呼ばれるようになった詳しい経緯などはわかっていません。

欧米では大定番になっているティアドロップサングラスですが、日本では歴史がある割には主流にはなっていません。これは顔の形が欧米と日本人では違いがあり、似合わないと少し敬遠されてきた経緯もあるからです。

欧米人の顔は縦長で堀も深い傾向がありますが、かつての日本人の顔は丸顔で堀が深くありませんでした。ティアドロップは顔の長さを短く見せる効果があるため、欧米人のように縦長の顔の人に似合うシェイプだったのです。

近年になって生活環境などの変化で日本人の顔が変化してきました。それにくわえて多様なデザインのものがリリースされてきたため、今では定番のひとつとなっています。

ティアドロップシェイプのサングラスは顔の形によって異なる大きさのレンズのものを選びましょう。大きなレンズは小顔効果をもたらしてくれるので、丸顔の人におすすめです。サングラスが顔の幅より大きいものが似合います。

顔が面長の人はレンズが顔の幅より小さいものを選びましょう。顔の長さを感じさせない効果があり、ティアドロップとの相性がいいタイプです。

フレームデザインでもティアドロップサングラスをかけた際の印象は大きく変わってきます。太めのフレームはサングラスの印象を強める効果があり、丸顔のひととの相性がいいです。樹脂製の太めのフレームはふっくらした顔に似合います。

金属製の細いフレームのティアドロップサングラスは、すっきり見せる効果もあるので面長の人によく合います。サングラスをさり気なく見せてくれて、なおかつ面長もカバーしてくれるのが特徴です。

ティアドロップシェイプに限らず、サングラスは同じフレームでもレンズカラーによってかもし出される雰囲気が変ってきます。また、カラーによって紫外線遮断などサングラス本来の機能にも差がでてくるので気をつけましょう。

日差しが強い場合にはグリーン系のものを、ドライブやマリンスポーツではギラギラ感を軽減してくれるグレー系が適しています。また、ミラー系のレンズは太陽光などを反射して可視透過率が少し下がるので、日差しが強い屋外でのスポーツ向きです。

ティアドロップサングラスに装着されているレンズは、種類によってさまざまな機能が選べます。ギラギラ感を抑えてフィッシングや夜間ドライブで威力を発揮してくれるのが、偏向機能がついたレンズです。

目に有害な紫外線をカットしてくれるレンズにはUVカットの機能表示があります。夜間や室内で装着する場合は、可視透過率の低いレンズを選びましょう。可視透過率は数値があがるほど見づらくなり、100％ではまったく何も見えません。

BERLUTI（ベルルッティ）は、1895年にイタリア人のアレッサンドロ・ベルルッティが、フランスで革靴の製造を始めたのが起源となっている、メンズウエアやアクセサリーなどを手掛けるブランドです。同ブランドのアイウェアは2017年にオリバーピープルズとコラボして、4タイプのサングラスを初めてリリースしました。

その中のひとつであるクラシカルなティアドロップシェイプの3型は、ベルルッティのブティックがあるパリとロンドンの通り名にちなんで、「Conduit Street」と名付けられています。

CARTIER（カルティエ）は、1847年にパリで出店された宝飾工房を起源にもつ高級宝飾ブランドです。1993年からリシュモングループの傘下となり、宝飾以外にも革製品や筆記用具なども幅広く扱っています。

カルティエは1983年に初めてアイウェアを発表していて、主にメタルフレームを主体とした多くのシェイプを取り揃えています。『パンテール ドゥ カルティエ』は超軽量のフレームのアイコニックなティアドロップシェイプで、ジュエリーの趣がただよってくるサングラスです。

クロムハーツ（Chrome Hearts）は、1988年にニューヨークで創設されました。元々はバイク用革製品のボタンやファスナーを手掛けていたものが、シルバーアクセサリーなどを手掛ける高級ジュエリーブランドになりました。

同社のサングラスの多くが福井県鯖江市で生み出されている事実はあまり知られていません。フレームのシルバーパーツが醸し出す威厳ある重圧感は『シルバーアクセサリーの帝王』の名にふさわしく、ひとつひとつの製品から時間をかけた丁寧な仕事ぶりがうかがえます。

ERMENEGILDO ZEGNA（エルメネジルド ゼニア）は、1910年にイタリアで設立された高級ファッションブランドです。同社は祖父が起業した羊毛の製織を3代にわたって引き継ぎながらプレタポルテへと事業を拡げてきました。

ゼニアからリリースされている高級アイウェアは、多くのバリエーションが取り揃えられています。コンテンポラリーなスタイルに合わせ込めば、できる男を演出してくれる頼もしい味方です。

ETRO（エトロ）は1968年に起業されたイタリアのアパレル会社です。2021年にエル・キャタルトンに買収されたため、それまで半世紀以上続いた家族経営を終えています。同社はアパレル以外にも香水やインテリアも手掛けていて、アイウェアも種類が豊富です。

エトロはイタリアのスポーツアイウェアブランドとのコラボで、「コレクターズエディション」をリリースしています。レトロなデザインとティアドロップシェイプにシェードカラーレンズを組み合わせており、たいへん魅力的です。

RALPH LAUREN（ラルフ ローレン）は1968年にポロ・ファツションズを設立しました。同時にポロ(Polo)ブランドをスタートさせています。後に社名は「ポロ・ラルフ・ローレン・コーポレーション」となります。同ブランドはアメリカン・トラディショナルを牽引しながら、高級スーツやポロシャツなどのメンズウェア主体での事業を展開してきました。

同ブランドのアイウェアは1960年代のアメリカを想わせるノスタルジックな雰囲気が魅力です。クラシカルなデザインが豊富なサングラスは、イタリアの職人によるハンドメイドで生産が同ブランドのこだわりを示しています。

RAY-BAN（レイバン）は、アメリカ陸軍航空隊の委託でボシュロム社が開発したアビエーターが起源となっています。1936年には軍専用モデルであったアビエーターの市販開始により、ブランド名である「レイバン」が誕生しました。

光線の遮断を意味する「RAY BAN」は、ティアドロップシェイプサングラスの先駆的存在となっています。軍のパイロットが使用できる機能と品質の高さが、レイバンのサングラスがもっている最大の魅力です。

SAINT LAURENT（サンローラン）は、1961年にフランスで設立された世界的なファッションブランドです。「モードの帝王」と評された創設者は、クリスチャン・ディオールの愛弟子としても知られてきました。

同ブランドのアイウェアも、キャットアイシェイプやオーバーサイズなどを軸に展開されていて世代を問わず人気です。エレガントで洗練された雰囲気をかもし出すサングラスは、日本でも多くの芸能人が愛用しています。

TOM FORD EYEWEAR（トム フォード アイウェア）は、2005年にアメリカ出身のデザイナーで映画監督もつとめるトム フォードによって設立されたブランドです。同ブランドのアイウェアは、厚めのリムに施されたTマークの、さり気ないブランド主張が人気です。

サングラスはクリエイティブかつ遊び心が盛り込まれていて、多くのセレブや有名人から支持されています。定番的なウエリントンシェイプをはじめ、さまざまなバリエーション展開が魅力です。

VERSACE（ヴェルサーチェ）は、同名の創設者によって1978年にイタリアで起こされたファッションブランドです。2018年にマイケル・コースに買収され、現在はカプリ ホールディングス傘下となっています。

同ブランドのアイウェアは、独創的かつ幻想的なデザインが特徴です。サングラスは「メドゥーサ パイロット サングラス」や「メドゥーサ シールド サングラス」などを新作が人気となっています。

パイロット用のサングラスシェイプとして採用されたアビエーターなので、ミリタリーファッションとの相性は抜群です。

粗野や印象をかもし出してくれるティアドロップは、迷彩柄や緑系のブルゾンに組み合わせると、ワイルドなイメージにコーディネートできます。スタイリッシュに決めるために、スキニーパンツなどで細身にまとめあげるのがおすすめです。

簡素なファッションとの相性がいいティアドロップサングラスを、シンプルなシャツ類と組み合わせてみましょう。このシェイプは容易にコーディネートを完成させてくれる優れものです。

合わせるボトムスとの自由度も高く、季節のいい春夏などにはホワイト系のショートパンツなどと相性抜群です。ワイルドなイメージがあるティアドロップですが、ボーダーや柄物とコーディネートするとちょっと上級者のおしゃれが楽しめます。

ワイルドさと同時にスマートさをかもし出すティアドロップシェイプのサングラスは、ビジネスシーンとの相性もいいのが特徴です。細身のスーツに合わせると、クールな雰囲気をかもし出せます。ダーク系の色合いは重く感じさせるので、少し明るめのカラーがおすすめです。

サングラスをかける際には、眉が出ないシェイプやサイズを選びましょう。せっかくカッコよく決めたつもりが間の抜けた印象を与えてしまいます。

近年ではサングラスをファッションアイテムとして位置付けている人も少なくありません。ティアドロップシェイプのサングラスもファッション性が高く、さまざまなアクセサリーとのコーディネートが楽しめます。

シップルなファッションにアクセントとつけるアイテムとしておすすめなのが、サングラスとピアスの組合せです。ファッション誌などでも多くのコーディネートが載せられているので参考にしてみましょう。

日本では欧米ほどティアドロップシェイプのサングラスが浸透していません。ハードルが少し高めだからこそ、カッコよく決まるとポイントが上がります。サングラスのコレクションにティアドロップをくわえて、今までとちょっと違うおしゃれを楽しみましょう。

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