バドミントン用ガットおすすめおすすめ15選！初心者・中級者向けは？太さの解説も

バドミントンのラケットに網目状に貼られている紐を「ガット」と呼びます。ガットはプレーの質にも関係する必須のアイテムです。自分のプレースタイルに合ったガットにしたいと、多くの方が購入・交換を検討します。

バドミントン用ガットは、プレーを快適にするために太さ・素材・コーティングに注目して選ばなければいけません。見た目は心理戦にも影響し、自分自身のモチベーションにも繋がります。そのためこだわって選び出すと、結局どれにするべきか決められず悩んでしまいます。

そこで今回は、バドミントン用ガットの選び方とおすすめ商品をご紹介します。記事の最後では、ガットの張り替え時期やおすすめのラケットもご紹介しているので、ぜひご覧ください

ガットとは、バドミントンラケットの中央に張られている紐を指します。網目状に張り巡らされた紐で、シャトルをコントロールしながら打ち返します。スリングとも呼ばれており、ガットがなければバドミントンをプレーできません。

ガットはどれも同じではなく、太さ・素材・コーティング・カラーが異なります。これらの要素で望むプレーができるかが変わるため、慎重に選ばなければいけないのです。

コントロール重視の方は「マルチフィラメント」と呼ばれるガットの種類がおすすめです。マルチフィラメントとは、無数の細い糸を組み合わせて1本の紐にしたガットを指します。シャトルの力を分散させて、柔らかいショットを打てます。

打ち返す方向を定めやすく、コントロール重視の方に適しています。また、力を分散してくれるため、腕の負担が気になる方や初心者にもぴったりです。

パワー重視なら「モノフィラメント」と呼ばれるガットがおすすめです。モノフィラメントとは、1本の太い糸から作られたガットを指します。マルチフィラメントとは異なり、力が分散されないため早く強いショットを打てます。

特に、試合中相手が怯んでしまうような力強いスマッシュを打ちたい方に適しています。コントロールのしづらさや腕の疲れやすさなど扱いにくいため、初心者よりも中級者・上級者向けです。

コントロールしやすいものを選ぶなら「細いガット」を選んでください。一般的に0.60〜0.67mmの太さのガットが細いガットに部類されます。細いガットは反発力が高く、遠くまで速いショットを打てます。また、シャトルに回転もかけやすく、コントロールもしやすいです。

シャトルを扱いやすい太さなので、初心者に適しています。しかし細い分、耐久性が弱く切れやすいのも特徴です。強いテンションで張らないように気をつける必要があります。

力強いショットを打つなら「太いガット」を選んでください。一般的に0.07mm以上の太さがあるガットが、太いガットに部類されます。細いガットと比べると反発力が劣るのが特徴です。しかし、その分力強いショットが打てます。また、細いガットよりも安定感があります。

コントロールしづらく初心者には不向きで、中〜上級者におすすめです。耐久性も高く、寿命が長いのも魅力です。

バドミントン用ガットの素材のなかでも定番なのが「ナイロン」です。定番なのでさまざまなメーカーが販売しており選びやすくなっています。また、商品ごとにタイプがあり、プレースタイルに合わせて選びやすいのも特徴です。

価格もリーズナブルで、初心者から上級者までおすすめです。一方で、種類が多いからこそ選ぶのが大変になります。購入前にプレースタイルや商品の特徴をよく調べるのが大切です。

「ポリエステル」のバドミントン用ガットは、耐久性を求める方にぴったりです。ナイロンと比べると、耐久性はもちろん、コントロール性にも優れます。耐久性に優れたポリエステルなら、力強いスイングをしてもガットが切れません。

シャトルに不規則な回転がかかりやすく、相手を翻弄するプレーをしたい方に適しています。やや扱いづらいので、初心者には不向きです。中級者へとステップアップする段階で導入するのがおすすめです。

「ナチュラル」はその名の通り、牛や羊の腸を使用した天然素材です。バドミントン用ガットのなかでも古くからある素材で、ナイロン・ポリエステルよりも打球感が圧倒的に優れています。また、合成繊維にありがちな緩みもなく、性能のよさからプロも使用するほどです。

しかし、天然素材なので価格が高くなります。寿命が短いのも特徴で、コスパよくバドミントン用ガットを購入したい方には不向きです。上級者以上の試合用のラケットに使用するのがおすすめです。

強チタンをコーティングしたバドミントン用ガットは、耐久性と反発力に優れています。どのコーティングよりも耐久性が高く、毎日の練習によるガットの消耗が気になる方におすすめです。また、価格も安いので、コスパに優れたものを探している方はぜひチェックしてください。

カーボンナノファイバーは、強チタンに劣らない耐久性・反発力と柔らかい打球感が特徴です。細いガットでも効果を実感できるため、0.7mm以下のガットを愛用している方に適しています。スイングスピードに関係なく柔らかいショットを放てるので、スピード重視のプレーをする方にもおすすめです。

飛距離を出しながらコントロールも維持するなら、16〜19ポンドがおすすめです。ガットに程よい柔らかさがあるため、細かなシャトルコントロールもできます。しっかりガットに力を入れられるので、初心者にもおすすめのテンションです。

スマッシュの速度を上げたい場合は、20〜25ポンドのテンションがおすすめです。張りが強く硬いため、スピード感のあるショットを放てます。しかし、ガットの太さによってはテンションが高すぎて切れてしまう危険性もあるので注意してください。シャトルをしっかり打てるようになった中級者以上に適しています。

バドミントン用ガットを選ぶ際は、バドミントンラケットとの相性も考慮してください。硬いラケットに柔らかいガットを張ると、手首への負担が減ります。反対に、硬いラケットに柔らかいガットを張ると押し返す力が入りやすくなるため、遠くまでシャトルを放てます。

ラケットとガットの相性はプレースタイルに大きく関わり、選び方ひとつで思ったようなショットが放てなくなります。ガットの性能だけでなくラケットとの相性もチェックするのが大切です。

バドミントン用ガットは、「ガットロール」と呼ばれる数回分をまとめられたものが販売されています。メーカーや商品ごとに長さが異なり、1回あたりいくらなのかを考慮して選ぶのがおすすめです。コスパよく使用したいなら、1回あたりの価格が安いものを選んでください。

ガットは未使用でも寿命があるため、使い切れる長さか確認するのも大切です。基本的には未使用でも3ヶ月程度で反発力が失われてしまいます。コスパよく購入しても無駄になってしまうので注意が必要です。

人気のカラーを選ぶなら「ホワイト」がおすすめです。定番カラーでアマチュアからプロまでさまざまなバドミントン選手のラケットに採用されています。ホワイトカラーはシンプルで爽やかなイメージを与えてくれます。

さらに、ラケットのカラー・デザインに関係なく合わせやすいのも魅力です。ガットの種類自体も多いので、カラーにあまりこだわりがない方に適しています。

ホワイト以外の明るいカラーは、おしゃれでバドミントンに対してモチベーションもアップします。黄色・黄緑・オレンジなど、明るいカラーも色味の種類はさまざまなので、好みやラケットのデザインに合わせて選ぶのがおすすめです。

明るいカラーは、ラケット自体に軽いイメージを与えてくれるのも魅力です。ラケットのグリップと合わせてもおしゃれなので、ぜひチェックしてください。

ブラックやブルーなど暗くて濃いカラーは、試合を優位に進めたい方におすすめです。暗いカラーは背景に溶け込みやすく反射しづらいため、相手はラケットの向きを把握しづらくなります。そのため、シャトルが放たれる方向が予測しづらくなり相手が錯乱します。

暗いカラーを選んだから試合に勝てるわけではありません。しかし、少しでも試合を優位に進めたいなら、暗いカラーのバドミントン用ガットを選んでください。

バドミントン用ガットは使用していくうちに緩んでしまい、反発力が落ちでくるため、定期的な交換が必要です。3ヶ月に1回のペースで取り替えるのがおすすめです。しかし、学生が部活で使用するなど、頻度が多い場合は2ヶ月に1回のペースが適しています。

また、バトミントン用ガットは張り替えていない、新品の状態でも消耗します。寿命は3ヶ月ほどなので、未使用の期間も考慮したうえで張り替え期間を決めてください。

バトミントンはガットだけでなく、ラケットにこだわるのも大切です。どれも同じように見えてしまいますが、形状・グリップの太さ・素材・シャフトの硬さなど、プレーに大きく関わる点が製品ごとに異なります。

ガットとの相性も考える必要があり、ラケットにもこだわって選ばないと思ったようなプレーはできません。ぜひバトミントン用ラケットもチェックしてください。

バドミントン用ガットはどれも同じではなく、自分のプレースタイルに合ったものを選ばなければいけません。消耗品なので、コスパのよさに注目するのも上手に選ぶポイントです。本記事を参考にしながら、プレーしやすいバドミントン用ガットを購入してください。

こちらの記事もあわせてご覧ください