バドミントンラケットおすすめ25選｜メーカーやゴーセンなどブランドも解説

バドミントンは、大会に向けて本格的にも趣味や体力づくりとして気軽にもできるスポーツです。もっとうまくプレーがしたいと思ったときにラケットを新調したくなる方が多いはず。

バドミントンラケットを販売するメーカーはとてもたくさんあります。その中で上手にラケットを選ぶには、ラケットメーカーごとのロゴ・マーク・機能的な特徴の知識を知るのが重要です。メーカーの特徴を知ってから使いやすさで商品を選ぶのがおすすめです。

この記事では、数多くあるバドミントンラケットのメーカー・ブランドについて、それぞれの特徴やラケットの具体的な選び方、おすすめ商品などを詳しくご紹介します。ぜひ役立ててください！

バドミントン用ラケットはどのメーカーでもそんなに違いがないと思われがちですが、メーカーによっておすすめのユーザーがはっきり異なります。幅広いラインアップを展開しているメーカーも多いですが、実際の使用感を比較してみるとかなり変わります。

バトミントン用ラケットはこだわりを持って使用感に合うメーカーで買うのがおすすめです。

まず、自分に合うバドミントン用ラケットを探すにあたって必ず知っておきたい情報をお伝えします。バドミントン用ラケットの大きな特徴の違いとして、重心ポイントがあります。重心ポイントはプレースタイルに合わせるのが大切です。

イーブン型のバドミントン用ラケットは、スタンダードなタイプです。ヘッド側とグリップ側の比重が均等になっており、プレー中にシャトルを狙った場所に打ち込むためのコントロールがしやすいタイプです。

普段特別な打ち方をしない方やコントロール力が欲しい方におすすめのラケットタイプです。

ヘッドヘビー型はヘッド側に重心が寄っているタイプで、スマッシュなどをパワフルに打ちやすくなります。ヘッド側が重いと、スマッシュを打つために振りかぶった際にヘッド側の沈みが深くなり、シャトルを打つときのパワーが出ます。

筋力があまりない方や初心者ではヘッドヘビー型のラケットは扱いにくいかもしれません。

ヘッドライト型はグリップ側に重さがありヘッド側が軽いタイプです。ラケットを持つのに重さを感じないため、素早いスイングをしやすいです。コントロールも定まりやすくなりますが、思いショットを打つには筋力が必要になります。

スイングの速さや打ち返しの速さを上げたい方におすすめのラケットタイプです。

ここでは、具体的にバドミントン用ラケットを選ぶときのヒントをお伝えしていきます。バドミントン用ラケットを選ぶには「重量」「グリップサイズ」「素材」「シャフトの硬さ」「ガットの張り上げ」「価格」に注目します。

バドミントン用ラケットの重量の単位はU・2U・3U・4U・5Uの5段階です。3Uが最もスタンダードな重量の商品として販売されています。4Uや5Uは軽量で、小柄な女性やお子様でも長時間負担が感じにくいです。

Uや2Uは筋力のある方や男性向きで、重いショットが打ちやすくなります。

グリップサイズは太い方からG4・G5・G6・G7と4段階あり、最も売れているのはG5とG6の平均的な太さのグリップのラケットです。G7をおすすめしたいのは手の小さなお子様や初心者です。握力に自信がない方はグリップテープを活用してください。

手の大きな方や握力がある方でも、G5とG6を先に試し、しっくりこなかったらG4を考えましょう。

バドミントン用ラケットの素材は使用する目的によって異なります。遊びで使う用と大会など競技で使う用で素材を同じにはできません。素材の特徴やメリットと用途を考慮して選んでみてください。

オールカーボンのバドミントン用ラケットは、大会や試合で好んで使われます。軽量でしなりが良く、プレーがとてもしやすいのが理由です。金属製ではしなりが少なく多様な技の中で繰り出しにくい技が出てきます。

オールカーボン製のラケットは価格帯も高すぎず、練習用や予備用にも持ちたいラケットです。

オールチタンではなく、基本はカーボン製でプレーの向上に必要な部分がチタン製のラケットも競技用として好まれています。チタンは攻撃力・安定力などをアップさせ得る部分に使われます。チタンが使われたラケットは高級で高価格になります。

どのメーカーでもチタン使用のラケットは値段が高めになります。

アルミ製やスチール製は価格が安くおもちゃ用としても使い勝手のいい素材のラケットです。素振りやラリーの練習にも便利ですが、ガットが破れた場合にはきちんとした張り替えができないため、使い捨てになります。

反発性があり練習用として問題がほぼありませんので、初心者におすすめの素材です。

シャフトは、グリップから伸びるラケットの芯の部分です。この部分の硬さはプレースタイルに合わせて選ぶのが大事です。初心者と中級者・上級者ではおすすめの硬さが変わってきます。

中級者・上級者にはシャフトが硬いラケットがおすすめです。中級者・上級者ではスイングスピードが速いので、あまりにしなる柔らかいシャフトでは思うタイミングで打ちにくいです。スイングスピードに合わせてヘッドがついてくるものがベストです。

また、筋力もある程度あるため、硬いシャフトを扱いやすいです。

初心者は柔らかいシャフトのラケットがおすすめです。レシーブなどでもシャトルをすくうように当てられますし、スマッシュもしなりがある方が当てやすくなります。ヘッドのついてくる感覚を学ぶのにも向いています。

筋力が少なくても使い勝手がいいのが、柔らかいシャフトのラケットがベストな理由です。

ガットの張り上げはバドミントン専門店だとスピーディーに請け負ってくれる傾向があります。「即張り」といって30分ほどで仕上げてくれます。そうでない場合は1日から1週間ほどを見ておくのが標準的です。

自分で貼るのは、ガット貼り機が必要になったり時間がかかりすぎたりするので趣味ならおすすめしません。

バドミントン用ラケットを購入する際に気になるのはやはり価格帯です。ここでは、バドミントン歴の長さによるおすすめの価格帯をご説明します。素材やメーカーなどで価格帯はまた変動します。

これからも本格的にバドミントンをプレーしていこうと考えている方なら、5,000円程度のラケットを入手するのがおすすめです。あまり低価格のラケットでは機能性を期待しづらく、高価すぎても機能の活用が追い付かない場合があります。

5,000円ほどの価格帯ならハードな練習にも使用できます。

5,000円を超えた価格帯で機能性や使いやすさを求めるのがおすすめの方は、自分のプレースタイルをある程度理解している熟練者です。バドミントン歴が長く、自己のウィークポイントまで分かっている方はラケットに求めるポイントも分かっています。

また、練習用・競技用・予備用など揃えたいときにもそれぞれに合った価格で選ぶのがベストです。

ここでは、バドミントン用ラケットの人気メーカーを国内・海外と一挙ご紹介していきます。メーカーの特徴を知った上で具体的な商品を探すために、メーカーごとの方針やシェア・人気ユーザーの偏りなどもご説明していきます。

ヨネックスでは、1957年からバドミントン用ラケットを製造しています。ヨネックスのラケットは初心者から競技用まで幅広い層に向けたそれぞれのシリーズ展開がありますので、バドミントンをプレーするどの方でも選びやすいメーカーです。

型番の番号が小さく、アルファベットが初めの方の順番であるほど初心者向けの商品です。

ミズノのバドミントンラケットは中級者・上級者が選びやすいです。種類が4種類あり、軽量タイプ・スイングスピード重視タイプ・シャフトが硬いタイプ・バランスタイプと揃っていますので自分の使いやすさで選んでください。

ひと昔まえはヨネックス一択といった雰囲気がありましたが、現在はミズノのラケットを使用するプロも多くいます。

ゴーセンは国内の他のメーカーであるヨネックスやミズノにも負けないこだわりがあるメーカーです。他の国内メーカーよりもやや安価で経験者用ラケットが購入できます。ゴーセンの扱うラケットは特化型よりもバランス型が多いです。

安定性を求めたい中級者・上級者の方に、コスパがよくおすすめのメーカーです。

アメリカのスポーツメーカーであるウィルソンでは、人気を集める3つのシリーズがあります。スピード感重視のブレイズシリーズ・コントロール力重視のフィアースシリーズ・パワー重視のレコンシリーズです。

初心者からプロ選手まで幅広く高い支持を得ている大手メーカーですが、価格帯を見ると中級者以上に向けた値段が多くなります。

フランス発のバボラには、初心者・中級者向けのX-Act・競技用軽量モデルのSatelite Gravity・競技用として実績抜群のSatelite6.5・コントロールとタッチが高精度のX-Feelなど人気と性能を兼ね備えた有名なシリーズがあります。

デザインや折れにくさをメリットに思う方も一定数いるメーカーです。

リーニンは、日本では聞きなれませんが世界三大スポーツメーカーともいわれるほど大手メーカーです。体操競技金メダリストのリーニン選手にちなんでメーカー名が付けられました。革新的な戦略で世界が驚くようなラケットを開発しているのが特徴です。

フレームに穴を開けた世界初のデザイン「風洞設計」はリーニンの開発です。

ビクターは台湾で1968年に設立された国際的バドミントンメーカーです。世界チャンピオンや一流選手とともにバドミントンの発展を推し進めています。シューズ・ラケット・ウェア・その他器具などバドミントンに特化したメーカーです。

マレーシアとデンマークのナショナルチームとスポンサー契約があります。

定番の人気をキープしているメーカーの他にも、人気急上昇中のバドミントン用ラケットメーカーをご紹介します。「アパックス」「オリバー」「フライパワー」「コンポジットテクノ」といずれも期待が集まるメーカーです。

マレーシアではバドミントンが国技となっていて、アパックスはバドミントンメーカーとして現地で人気があります。特徴としてはシリーズ数が非常に多い点と、8Uといった60gほどの超軽量のラケットが販売されている点などです。

日本ではまだ購入の選択肢が多くありませんが、アメリカからの購入者が多いようですので期待したいところです。

オリバーはドイツで80年以上の歴史を持つラケットメーカーで、現在は10ヶ国以上への販売を行っています。自社工場で徹底した品質管理を行っており、2016年にはヨーロッパ発のセンサー搭載ラケットを開発しています。

日本の公式試合ではまだ使用が認められておりませんが、スカッシュ用ラケットの公式代理店ができたので期待大です。

2002年にインドネシアで立ち上げられたスポーツメーカーです。インドネシアはバドミントン大国で、フライパワーの創立者は世界選手権・全英選手権の覇者選手です。最も気になる特徴は価格が安い点で、日本では上級者が使用するハイエンドのラケットが2,000円ほどです。

デザインや色合いがファッショナブルなのも特徴です。

コンポジットテクノはクラウドファンディングから立ちあがったバドミントンメーカーです。高品質でコスパがかなりいいのが特徴です。ヨネックスやゴーセンでラケット開発をしていた方が担当開発者です。

ラケットの主原料が国内産であるのに価格が安い点や、日本バドミントン協会検定合格品である点などのメリットがあります。

アメリカのプリンスは打ちごたえがあり、ラケットをしっかりと振り抜きたい方におすすめです。フレームに穴が開いているタイプを開発し空気抵抗を少なくしたり、高級カーボン素材を採用して軽いのに強いラケットを生み出したりなど、革新的な技術を使っています。

ラケットにこだわりのある方は、ぜひ一度試してみてください。

ラケットの張り上げの強さをテンションといいます。テンションは硬いと弾力性が出て、緩いと球持ちがよくなります。メーカー・商品ごとに推奨テンションがひとつひとつ違うため、購入時には表示や説明をしっかり確認するようにしてください。

推奨テンションを無視してしまうと折れたりパフォーマンスが著しく悪くなったりします。

バドミントンラケットは、大手メーカーから販売されているものだと2万円前後のものがほとんどです。日本での公式戦でも使用が可能なAPACS（アパックス）・コンポジットテクノ・Flypower(フライパワー)などの、日本進出から間もないメーカーのものなら、1万円前後で購入が可能です。

本格的で丈夫なラケットを安く手に入れたい人におすすめできるメーカーなので、ぜひチェックしてみてください。

店頭で購入するよりもオンラインの方がお手頃価格で買えますが、その場合のデメリットとしては現物の様態がわかりにくくトライアルができないのが気になります。よく知ったメーカーの商品なら別ですが、最初は店頭で見てみるのがおすすめです。

どんなラケットかを知った上で、オンラインセールやタイムセールなどを活用してください。

バドミントン用ラケットについて、上手な選び方のコツや人気メーカーの特徴、またおすすめ商品などをご紹介してきましたがいかがでしたか。ぜひ記事を参考に使い勝手のいいバドミントン用ラケットを探し、快適にバドミントンを楽しんでください！