ナポレオンクラスのブランデーおすすめ10選 ｜選び方・飲み方もご紹介

『ナポレオン』というお酒を聞いたことがありますか。高級酒としてしばしば名前があがる存在ですが、お酒の初心者はどのようなお酒かご存知の方は少ないのではないでしょうか。実は『ナポレオン』はブランデーの等級で、リーズナブルなものも多数存在します。

この記事では、ブランデー『ナポレオン』について紹介します。『ナポレオン』とはどのようなお酒で、等級は何を表しているのか。気になる値段や選び方。さらには美味しいブランデーの飲み方についても解説しています。

ご自宅で楽しむのはもちろん、取引先や大切な人のお祝いに贈るのにもピッタリな『ナポレオン』をぜひこの機会に知って、あなたの生活に取り入れてみてください。

高級酒の代名詞としてその名前が広く知られる『ナポレオン』。では、いったいどのようなお酒なのか。実はナポレオンはお酒の名前ではなく、ブランデーの等級なのです。

ブランデーは果実を原料とする蒸留酒の総称で、蒸留したてでは無色透明でアルコール度数も高いものになります。しかし樽で長期間保管することで、琥珀色のまろやかな味わいとなるのです。

この保管期間の長さが等級となって分類され、その上位のものが『ナポレオン』となります。

『ナポレオン』の価格は産地やメーカーによって異なりますが、安いものなら2,000円前後のものもあります。ヘネシーなどの有名メーカーのものなら、1万円から2万円の間のものが主流です。贈答用ですと、10万円を超えるものも存在します。

『ナポレオン』の風味を試すなら、まずは2,000円程のものがおすすめです。この価格帯なら気軽に割って飲むこともできるので、自分の好みを見つけやすいはずです。

『コニャック』はフランスのコニャック地方で作られている高級ブランデーの銘酒です。BNIC（全国コニャック事務局）という団体が基準を設定しています。等級にあるコントとは、ブランデーの熟成度合いを表す単位です。

• スリースター（3 star）：コント2以上
• V.S.（Very Special）：コント2以上（平均熟成年数4～7年）
• V.S.O.P.（Very Superior Old Pale）：コント4以上（平均熟成年数7～10年）
• ナポレオン（Napoléon）：コント6以上（平均熟成年数12～15年）
• X.O.（Extra Old）：コント10以上（平均熟成年数20～25年）

『アルマニャック』もフランスの南部にあるアルマニャック地方で作られているブランデーの銘酒です。『コニャック』は2回蒸留を行いますが、『アルマニャック』は1回の蒸留で造られます。等級の基準はBNAI（全国アルマニャック事務局）という団体が決めています。

• スリースター（3 star）：コント1以上
• V.S.（Very Special）：コント2以上
• V.O.（Very Old）：コント4以上
• V.S.O.P.（Very Superior Old Pale）：コント4以上（平均熟成年数5～10年）
• ナポレオン（Napoléon）：コント5以上（平均熟成年数5～12年）
• X.O.（Extra Old）：コント5以上（平均熟成年数20～30年）

まず気になるのが予算です。『ナポレオン』のブランデーは安いもので2,000円前後、有名メーカーのものなら1万円から2万円の間が主流となっています。

1万円台の半ばになると、容器が特徴的な有名ブランドも登場してきます。日常で気軽に楽しみたいなら2,000円から5,000円台のものが種類も豊富でおすすめです。

『コニャック』はコニャック地方で、『アルマニャック』はアルマニャック地方で造られています。この2つは、法律によって名称の使用が定められているほかに、蒸留回数など製造法にも違いがあります。

土壌にもランクがあり、まずは上位2つの『グランド・シャンパーニュ』や『プティット・シャンパーニュ』から選ぶのがおすすめです。

『ナポレオン』には、いくつもの人気ブランドが存在します。『ヘネシー』は、ブランデーで世界的に有名なメーカーです。『ナポレオン』も非常に高い評価を得ています。

『カミュ・ナポレオン』は華やかな香りとまろやかな味わいで人気を博しています。ほかにも『レミー・マルタン』が独特なコクと味わいで有名ブランドの地位を確立しています。

ブランデーをそのままグラスにそそぐ一番シンプルな飲み方です。冷やさず常温で飲むことで、ブランデーの持つ本来の香りを味わうことができます。

ブランデーはアルコール度数が高いお酒なので、ストレートは苦手な方も多いですが、まずは少量をグラスに注いで香りを楽しみ、そこから自分の好きな飲み方に移行するのもおすすめの飲み方です。

グラスに大きな氷を入れて、そこにブランデーを注ぐのがオンザロックです。香りは少々鈍くなりますが、冷たいお酒を好む方におすすめの飲み方です。

グラスの氷が徐々に溶けていくことで、アルコール度数を調整できるメリットもあります。暑い夏にはもちろん、冬の暖房の効いた部屋で飲むのにピッタリな飲み方です。

水割りは、手軽な上に好みの濃さに調整しやすいポピュラーな割り方です。ブランデーが苦手な方はもちろん、食事やおつまみと一緒に楽しみたい時にもおすすめの飲み方となっています。

常温の水とブランデーを1：1の割合で作れば、本来の味と香りを楽しむこともでき、ポピュラーながらいろいろな種類や場面で活用したい飲み方です。

ウィスキーのハイボールと同じく、ブランデーもソーダで割って飲むことがあります。炭酸とブランデーの相性はよく、暑いときに爽やかに飲めるのはもちろん、いろいろな食事と合わせて楽しむのにも適しています。

爽快な飲みごたえがある反面、ブランデーの香りを楽しむにはやや不向きとされています。いつものブランデーをちょっと気分を変えて飲みたい、そんな時におすすめの飲み方です。

最後に、2つのブランデーを紹介します。『ヘネシー　パラディ』は、熟成25年から130年の貴重な古酒原酒を100種類以上ブレンドして造られています。やわらかなベルベッドを思わせる香りをぜひ堪能してみてください。

『レミーマルタン　ルイ13世』は世界を代表する高級ブランデーです。ブレンドされている原酒は1,200種と言われ、複雑で芳醇な香りが特徴です。

どちらも最高級の一品です。特別な日のお供にぜひご利用ください。

ブランデーの等級『ナポレオン』のご紹介、いかがでしたか。ナポレオン等級のブランデーはどれも香り高く味わい深いものになっています。いつものお酒とちょっと違うものがほしい時に、ぜひその存在を思い出して、あなたの心のセラーに加えてみてください。

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