コンバーター式万年筆おすすめ20選｜初心者にも！インクの補充方法・洗い方まで

万年筆を買おうと思っているものの、インクを補充する方法が難しそうだと購入を迷っている方も少なくありません。実際にインターネットを検索してみても複雑そうで、特に初めて万年筆の購入を考えている方は尻込んでしまう場合もあります。

ですが実は万年筆の中にもボールペンなど同様簡単にインク交換できるものがあり、それがコンバーター式の万年筆です。ですので初心者の方やインク交換方法が簡単なほうがいい方は、このコンバーター式の万年筆がおすすめです。

今回はそんなコンバーター式万年筆のおすすめ商品や選び方を幅広くご紹介します。ペン先の太さや素材をはじめ、人気メーカー・ブランドなどさまざま解説しますので、万年筆をこれから購入しようとしている方も必見です。ぜひ最後までご覧ください。

コンバーター式万年筆の特徴は、ボールペンのようにインクを差し込むだけでインク交換が完了する点と、インク交換方法がコンバーター式でもカートリッジ式でも可能な点です。使い方がわからない初心者の方は前者のコンバーター式が簡単でおすすめですが、慣れている方はカートリッジ式もおすすめです。

カートリッジ式のものはコンバーター式のものよりも少しコツがいりますが、万年筆の扱いに慣れた方であれば簡単に交換できます。

コンバーター式万年筆を選ぶポイントは、ペン先の特徴やブランド・メーカーなどさまざまあります。どのような選び方があるのか項目ごとにわかりやすく解説しますので、コンバーター式万年筆を選ぶ際の参考にしてみてください。

ペン先の太さによって、字の印象や仕上がりが左右されます。どのような選び方があるのか解説しますので初心者の方も必見です。

手帳やカレンダーなど、狭いスペースに文字を書く際には極細用の万年筆がおすすめです。万年筆のペン先の太さの中には細く書けるタイプとして極細用と細字があり、より狭いスペースに字を書く方は極細用のものがおすすめです。

初心者の方が扱いやすいものであれば、細字用の万年筆がおすすめです。極細用よりは太いですが細い字が書きやすいので、手紙や書類などを書く際にぴったりの文字の太さです。また筆圧が強い方にも細字がおすすめで、その際には芯の硬めのものを選ぶのがポイントです。

ノートなどに書きたい場合には中字用がおすすめです。特に英文などは中字でも文字がつぶれにくいため、万年筆で英文を書きたい方にもおすすめです。なお画数の多い漢字の場合は、つぶれないように気をつけて書くのがポイントです。

太字用の万年筆は、サインや宛名を書く場合におすすめです。特にビジネスなどで使用する大きめの封筒などに太めに書きたい際におすすめで、マジックを使って封筒の中にインクが染み出る心配もないので気軽に使えるのが嬉しいポイントです。

ペン先の素材によっても、書き心地が大きく変わります。どのような素材があるのかいくつかピックアップしてご紹介しますので、参考にしてみてください。

安いものが欲しい方や初心者には、ステンレス製のペン先がおすすめです。ステンレス製のペン先は書き心地が硬めで強度が高いのが魅力です。書いている感触がカリカリと細いペン先ならではで、そうした書き心地を体感したい方にもおすすめです。

極細字で書きたい場合には、スチール製のペン先がおすすめです。スチール製のペン先はステンレス製同様カリカリとした書き心地が特徴で、比較的安く手に入ります。扱いやすいので初心者にもぴったりで、慣れるまで練習用に購入するのもおすすめです。

なめらかな書き心地を求めている方には、金製の万年筆がおすすめです。素材には金だけあって14K・18K・24Kがあり、それぞれ使えば使うほどペン先がなじんでいきますので、常に万年筆で何かを書く方であればより早くなじみやすくなります。

コンバーター式万年筆のインク吸入方法は、3種類あります。それぞれどのような吸入方法なのか解説します。

回転式は、その名の通りコンバーターを回転させて補充する方法です。ペン先の首までインクに浸して回転させながら補充しますが、その際にインク瓶の底にペン先がつかないように浮かせたまま吸入していくのがポイントです。メーカーやブランドによっては回転式を主に取り扱っている場合もあります。

3つの吸入方法の中では1番コツがいりますが、慣れてくると簡単にできます。

簡単にコンバーター付き万年筆にインクを簡単に補充したい方には、プッシュ式がおすすめです。プッシュ式のものは、ボールペンのように先端についているノック部分を押し込んで吸入します。その際には直立するように扱い、傾けないように気をつけるのがポイントです。

3つの吸入方法の中で1番簡単ですので、万年筆を始めて扱う初心者にもおすすめです。万年筆を贈る際にも、贈る相手が万年筆を初めて使用する方の場合にはこのタイプがぴったりです。

板バネ式はスポイトのように補充するのが特徴です。コンバーターの側面部分を押し込んでペン先をインクに浸し、押し込んだ反動で元に戻る際にインクを吸い上げ補充します。スポイトの扱いに慣れている方は、この吸入方法もおすすめです。こちらも比較的簡単に扱えますので、初心者にもぴったりです。

コンバーター付きのものをはじめ、万年筆の軸の太さでも使い勝手が大きく異なります。たとえば細いものは持ち出し用や手のサイズが小さい方が使いやすく、太いものは長時間万年筆を使う方におすすめです。使用用途や手のサイズに合わせて選ぶのがポイントです。

コンバーター式万年筆も、ほかの万年筆同様さまざまなモデルがあり価格もそれぞれ異なります。予算を立てている方は、その予算をもとに選ぶのがおすすめです。インターネットで探すと比較的簡単に金額を絞れます

。安いものが欲しい方も、インターネットで探してみると最安値が見つかりやすいです。

万年筆はさまざまなメーカーやブランドが発売していますが、その中でも今回は特に人気のものをいくつかピックアップしてご紹介します。

コスパの高さを重視する場合には、パイロットの万年筆がおすすめです。パイロットはさまざまな筆記用具を取り扱っていますが、その中には万年筆もあります。特にカクノと呼ばれる万年筆はペン先にそれぞれ表情があり、思わず笑顔になるモデルです。

またシンプルで扱いやすいモデルでもありますので、万年筆初心者の方はもちろん、ちょっとした贈り物としてもおすすめです。

高級感あふれるものが欲しい方には、セーラー万年筆の万年筆がおすすめです。書き味はもちろん、見た目にとても高級感があり一生ものとしても申し分ないほどのデザインです。それぞれのシリーズやモデルのネーミングにも風情があり、自分用としてはもちろん海外に知り合いがいる方はプレゼントしても喜ばれます。

また中には、受注生産でしか手に入らない高級万年筆や初心者にぴったりのものもあります。自分だけのこだわり抜いた万年筆が欲しい方におすすめです。

回転式でインク補充をしたい方には、プラチナ万年筆がおすすめです。プラチナ万年筆にはきらびやかでおしゃれな万年筆がさまざまありますが、インクの補充の仕方は共通して回転式になっています。どちらかといえば初心者の方よりも、万年筆の扱いに慣れた方におすすめです。

万年筆の中にはカラーバリエーション豊富なモデルもあります。万年筆本体もおしゃれなデザインになっていますが、ペン先部分のデザインもおしゃれなモデルもあり、見た目にもこだわりたい方にぴったりの万年筆が見つかりやすいです。

欧州規格のものが欲しい方には、モンブランの万年筆がおすすめです。デザインは全体的に上品で高級感が漂っており、ペン先にはおしゃれなデザインが施されています。高級感あふれるなかにも、スタイリッシュさやクールさを兼ね備えているのも魅力的です。

なお、インクを補充する際には自社製インクしか使えませんので、念頭においておく必要があります。よく万年筆を使用する方は、万年筆購入時に自社製インクも併せて購入しておくのもありです。

コンバーター式万年筆のコンバーターの寿命は、使用頻度によりますが約3年が目安になります。コンバーターの買い替え目安としては、インク漏れが生じたり吸い上げが悪くなったりしたときです。3年を待たずしてその症状に見舞われた際には、その時点で買い換えるのがポイントです。

コンバーター式万年筆のインクの入れ方を、回転式・プッシュ式・板バネ式とそれぞれわかりやすく解説しますので、参考にしてみてください。

回転式のインクの入れ方は以下の通りです。

1. 万年筆のキャップと軸をその順番に外していき、コンバーターを付ける。

2. 出っぱった部分を左に回転させながらピストンをおろす。

3. ペン先を垂直にした状態で首部分までインクに浸す。

4. 出っぱった部分を右に回転させてインクを吸入し、終わったら拭き取る。

プッシュ式のインクの入れ方は以下の通りです。

1. 回転式同様、万年筆のキャップと軸をその順番に外していき、コンバーターを付ける。

2. コンバーターとペン先を垂直にした状態でインクに首部分まで浸す。

3. 出っぱった部分をボールペンのように5～6回押し込み、インクを吸入し終わったらペン先を拭き取る。

板バネ式のインクの入れ方は以下の通りです。

1. 回転式同様、万年筆のキャップと軸をその順番に外していき、コンバーターを付ける。

2. コンバーターとペン先を垂直にした状態でインクに首部分まで浸す。

3. スポイトのようにコンバーターの側面を押して、離してインクを吸入する。

4. 吸入し終わったらペン先を拭き取る。

コンバーター式を含め万年筆を長持ちさせるためには、洗浄してお手入れするのも大切です。ここではコンバーター式万年筆の洗い方をご紹介しますので、初めてコンバーター式万年筆をお手入れする方も必見です。

1. コンバーターを抜いてから、ペン先部分とペン先が付いた部品を水で軽くすすぐ。
2. すすぎ終わったら、水もしくはぬるま湯を入れたコップなどに入れて一晩浸しておく。(その際に熱湯は絶対に使用しない。汚れがひどい場合は汚れた水を交換する。)
3. 一晩浸したものを取り出して、コンバーターを取り付けてインクが出なくなるまで水中で出し入れを繰り返す。
4. インクが出なくなったのを確認したらコップから取り出し再度流水で軽くそそぎ、やわらかい布で十分に水分を拭きとる。

コンバーター式を含め万年筆は消耗品です。使えば使うほど劣化していき、カートリッジのインクも買い替えが必要になります。そこでポイントとなるのが、カートリッジとコンバーター共に買い替えの際には純正品のみ対応している点です。使いまわしや互換性には対応していませんので、買い替えの際は純正品を購入してください。

コンバーター式万年筆は、さまざまなメーカー・ブランドからそれぞれの個性を活かしたモデルが発売されています。自分好みのコンバーター式万年筆を見つけて、長く使ってみてください。

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