上田岳弘の小説おすすめ8選!【口コミ】天才小説家|高橋一生主演の戯曲も執筆

読者だけでなく小説家の中でも天才だ、と注目されている作家、上田岳弘。その作風は新超越派と名付けられています。そんな上田岳弘は芥川賞などの文学賞を3つも受賞しています。今回は上田岳弘の『ニムロッド』などのおすすめの小説についてご紹介します。

2023/08/10 更新

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時間、空間的な大きさ、発想のスケールの大きさに圧倒される小説。 突き放すようなドライさを持つ理知的な文体も、読んでいて心地よい。(後略)

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(前略)話のメイン(?)、大半を占める「行き止まりの人類の旅」という発想も面白かった。語り口は極めてドライで、物語の展開にハラハラドキドキする面白さはないかもしれないが、これはこれで良いのだと思う。色はつけずに内容を堪能しました。(後略)

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(前略)表題作と共鳴する2編のうちの「重力のない世界」では、「個人」が廃止され「肉の海」の中の座標として演算された人生を生きる家族が描かれる。「双塔」の作風は三島賞を受けた「私の恋人」に近く、時空を超えてRejected(拒絶)された人々を描く。どちらも観念的な作品ではあるけれども、言語以前、あるいは、言語の外にあるかもしれない世界の可能性について書こうとしている。

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デジタル時代の仕事とお金、そして一見その真反対に見える人間らしさや、生きる価値とは何かをしっかりとした構成で伝えようとしてくれます。主人公の名を「奇しくも」ビットコインの開発者ととされる中本としているところに、ある意味強烈な自嘲を感じさせるようなつくりになっているところもいいな、と思いました。

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(前略)ネットで検索すれば出てくるような情報と文章を用いながらも、騙し絵を眺めているように、やがて違った風景の中に本質的な命題が浮かび上がってくるその手腕は並大抵のものではない。(後略)

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受け取り方は人それぞれ。生きる意味も人それぞれ。安寧な社会に生を受けた人の中には、今ここに生きている事の意味など、考えた事もない人もいるだろう。日本の神話を絡めた今作も、感慨深いエンディングと共に、地上に蔓延る人類の行く末を憂う上田さんに感服いたします。(後略)

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上田作品が好きで順に読み進めている。SF小説の振りをした禅問答のような上田作品が大好きだ。 これは小説であって小説ではない。SFの皮を被った禅問答だ。人類の行く末を憂う禅問答の根底にある様々な問いかけ。パラシュートで地上に降り立つGLは、あたかもアダムとイブの出会いのような神々しい瞬間になるのだろう。(後略)

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(前略)異常者が集まってポーカーをする話です。その人たちは、私たち普通の人間からは遥かに遠い所にいるのに、どこかしらで分かり合える箇所が出てきます。そこにこの本の不思議さ、面白さが詰まってます。シュールという言葉では片づけられない物語です。

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