【国産も】無添加醤油おすすめ11選｜オーガニック・スーパーで買えるものも

毎日食べる食品にこだわる方が増えてきました。家族の健康を預かる主婦はもちろん、健康管理をしっかりとしたい方にとって、無農薬・無添加の食品は注目の的です。その中でも醤油は、日本の食卓に欠かせない基本の調味料です。購入する際は、原材料や製造工程をチェックしたいものです。

そこでこの記事では、無農薬・無添加のオーガニック醤油についてご紹介します。醤油の選び方や、徹底的に素材にこだわったおすすめ醤油もご覧いただけます。あなたが理想と思う美味しくて安心して使える醤油がきっと見つかります。

また、醤油だけでなくその他のオーガニック調味料についてもご紹介します。あなたも今日からこだわりの醤油で、健康的な食生活を目指してみませんか？

無添加や有機の醤油を使うメリットが気になっている方も多いでしょう。ここではそのメリットを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

• 安全性が高い：農薬・化学調味料などが不使用だと安心。子どもにもおすすめ
• 味わい：雑味がなく美味しい
• 栄養素が高い：自然な状態で栽培された大豆を使用しているため栄養たっぷり

無農薬・無添加の醤油の原材料は以下の3つだけです。シンプルなので覚えやすいですし、一度覚えてしまえばもう迷う心配はいりません。

• 大豆：旨味の素
• 小麦：香りや甘味の素
• 食塩：発酵を促す

大豆と小麦で麹を作り、塩によって発酵させてもろみを作ります。このもろみを熟成させると醤油が仕上がります。これ以外のものが含まれている場合は添加物と考えてOKです。また、醤油は材料のバランスや工程の微妙な違いにより、白醤油・薄口醤油・濃口醤油・たまり醤油などに分類されます。

醤油は丸大豆で作ると油分が多く、分離の原因となり廃棄する可能性が出てきます。そこで、廃棄を避けるために、原材料の段階で大豆から油分を取り除くのです。この油分を除去したものが脱脂加工大豆と言います。

丸大豆から油分を除去する工程では薬剤が使用されているため、醤油を選ぶ際は脱脂加工大豆ではなく、丸大豆を使用したものを選ぶようにしてください。

醤油の原材料の中に、アルコールの記載があるのに気付いた経験はありませんか？このアルコールは、実は白カビの発生を防ぐためで、決して悪いイメージのある添加物とは言いきれません。白カビは酵母菌の一種で無害です。しかし、風味の劣化を防ぐため、アルコールが含まれています。

醤油の塩分が高ければ白カビは発生しづらく、塩分が低ければアルコールの力が必要になります。しかし、中には塩分が極端に低く、旨味のない醤油にアルコールで風味づけしている醤油もあるので、見極めが必要です。

醤油の原材料はボトルのラベルで確認できます。大豆・小麦・塩の3つだけが記載されているものを選んでください。それ以外は添加物と考えてかまいません。特に気をつけたいのは添加物アミノ酸です。安くて購入しやすい醤油を安易に選ぶと、添加物アミノ酸入りだったといったケースもよくあります。

添加物は、アミノ酸・核酸・有機酸・無機塩などがあげられます。ラベルには、2種以上の添加物が含まれている場合は「他」と記載されているだけなので、消費者は何が含まれているのかわからない場合が多いです。

日本で販売されている醤油は、ほとんどが外国産の原材料を使用しています。広大な土地で栽培される輸入大豆に比べ、国産大豆は生産高からして少ないです。また、塩もメキシコやオーストラリア産が圧倒的に多いです。そのため、すべての原材料を国産で製造している醤油は希少です。

そこで、最近では蔵元から直接醤油を購入する方も増えています。一度、蔵元の醤油を食べると、もうスーパーの安い醤油には戻れなくなるかもしれません。

醤油の製造法は3つに分かれます。本醸造・混合醸造・混合方式です。それぞれについて詳しくご説明いたします。

• 【本醸造】
  大豆と小麦を麹菌や酵母といった微生物の力を借りて、長期間かけて発酵・熟成させます。
• 【混合醸造】
  本醸造のもろみにアミノ酸液などを加えて、発酵期間を短期に調整します。
• 【混合方式】
  もろみを絞ったままの生揚げしょうゆに、アミノ酸液などを混ぜ合わせただけで発酵、熟成は省略します。

ぜひ、本醸造の醤油を選んでみてください。

健康を考えて塩分を控えている方も少なくありません。そんな方には減塩醤油がおすすめです。減塩醤油とは、通常の製造工程の後、特殊な方法で塩分だけを取り除いた醤油を言います。旨味・香りはそのままですので、塩分の取り過ぎが気になる方に愛用者が多いです。

小麦が体質に合わない方には、たまり醤油がいいと言われています。たまり醤油は大豆100％ですので、小麦は使われていません。また、普通の醤油に比べて水分量が半分程度ですので、とろみがあります。

醤油は作られた地域によっても特徴が異なります。関東で有名な醤油の産地と言えば千葉県野田・銚子です。濃口醤油は関東が発祥で、甘味料を添加しない、すっきりとした味わいです。濃口醬油によって、鰻の蒲焼や握り寿司など江戸料理が生まれたと言われています。

中部では濃口醬油のほかに、色の濃いたまり醤油と淡い色の白醤油があります。たまり醤油は豆味噌の製造過程で生まれたものです。たまり醬油は、ひつまぶし・伊勢うどんなど地域の郷土料理に使われ、白醤油は茶碗蒸しなどに使われます。

近畿では紀州和歌山・播州兵庫・泉州大阪が産地です。薄口醬油は兵庫県の龍野が発祥と言われています。料理によって薄口醤油と濃口醤油が使い分けされているのが特徴です。九州は甘みのある醤油が特徴で、南部では特に好まれています。近畿と同じく薄口醤油と甘みのある濃い口醤油が料理によって使い分けされています。

最大手醤油メーカーのキッコーマンの無添加醤油は『特選有機しょうゆ』です。通常の「キッコーマン しょうゆ」が脱脂加工大豆を使っているのに対して、無添加醤油は有機丸大豆と有機小麦を使用した特選規格の商品です。

大豆はアメリカ産を使用していますが、遺伝子組み換えではありません。小麦はカナダ産で、ポストハーベスト不使用です。原料・製造法ともに有機JASの認定を受けたキッコーマン自慢の醤油です。

愛知県に本社があるイチビキでは、『無添加国産しょうゆ』を販売しています。原材料は大豆・小麦・塩のみで製造されており、しかもすべて国産です。外国産の原材料を使っているメーカーが多い中、国産の原材料だけを使用した希少な醤油と言えます。スーパーでも取り扱いがありますので、買わない手はありません。

フンドーキン醤油の『無添加丸大豆生しょうゆ塩分控えめタイプ』は、国産の大豆と小麦を使用しています。塩は外国産の天日塩使用です。ペットボトルに入っている醤油では珍しく、火入れが行われていません。そのため、まろやかな香りともろみの芳醇な味わいが感じられます。また、減塩タイプですがアルコール不使用です。

無添加のオーガニック調味料にこだわるなら、すべて揃えたいと思っている方も少なくないはずです。値段は高めになりますが、ご自宅近くのスーパーで探してみるのもおすすめです。ここではそんな無添加オーガニック調味料の中から、酢とレモン果汁をご紹介します。ぜひあなたの調味料に加えてください。

無添加醬油を使った、ホタテときのこの炒め物のレシピを紹介します。調理時間10分ほどで作れる簡単なレシピなので、ぜひ試してみてください。

1. ホタテ75g・しめじ1/4パック・エリンギ1/2本・無添加醤油・黒コショウ・バター・コーンを用意する（一人分）
2. しめじとエリンギを適当な大きさに切る
3. 熱したフライパンにバターを入れ、きのこを入れて炒める
4. ホタテとコーンを入れ、軽く炒める
5. 無添加醤油と黒コショウで味付けする

次におからと鰤（ぶり）を使った郷土料理、きらすまめしのレシピを紹介します。無添加醤油のうま味が引き立つ、おすすめの一品です。ぜひ参考にしてみてください。

1. 鰤75g・おから25g・酒大さじ1・みりん大さじ1/2・無添加醤油大さじ1と1/2・かぼす・砂糖・塩を用意する（一人分）
2. 鰤を食べやすい大きさに切り、塩を振っておく
3. 無添加醤油・酒・みりんを混ぜ合わせ、水気を切った鰤を入れて30分ほど漬ける
4. おから・砂糖・かぼすの汁・無添加醬油を混ぜ合わせる
5. 鰤の汁気を取り4に加える
6. 好みで万能ねぎやおから、かぼすを添えて完成

健康志向の高い人におすすめの無添加醤油はたくさん販売されています。中には九州醤油でも販売しています。味も香りもさまざまで、好みに合った商品がきっと見つかるはずです。こだわりの無添加醤油で美味しいお料理を作ってみませんか？こちらもあわせてご覧ください。