アサシンクリードシリーズのおすすめ12選｜どれが一番面白い？最高傑作も

『アサシンクリード』シリーズは、フランスに拠点を置くゲーム会社「Ubisoft（ユービーアイソフト）」が制作しているステルスゲームシリーズで、2016年にハリウッドで実写映画化されるほど、数多くのファンに愛されている人気シリーズです。

「主人公は、特殊な装置を使って自らの遺伝子記憶を辿り、祖先である暗殺者の記憶を追体験する」というのが基本的なストーリーで、広大なフィールドをフリーランニングで自由自在に駆け回れるといった魅力が人気の作品です。

ここでは、歴代『アサシンクリード』シリーズ全作品のストーリーを時系列順に解説します。

戦争に巻き込まれ家族と引き裂かれた主人公が、スパルタの戦士として成長し、やがて古代の組織「コスモスの門徒」と対立しながら、自分のルーツや使命に目覚める。

アサシン教団そのものは登場しないが、後のストーリーに関わる神話的要素の起点。

発売日：2018年10月

作中の年代：紀元前431年〜紀元前422年

主人公：カサンドラ / アレクシオス

舞台：古代ギリシア

バエクは息子を失った悲しみと復讐のため、秘密組織「古き結社」を追い詰めていく中で、やがて「アサシン教団（隠れし者）」の始まりとなる思想と行動を形作っていく。

アサシン教団の前身「隠れし者（Hidden Ones）」の誕生が描かれる作品。

発売日：2017年10月

作中の年代：紀元前49年〜紀元前43年

主人公：バエク

舞台：古代エジプト

スリからアサシンへ。『アサシン クリード ヴァルハラ』につながる、若き盗賊・バシムとアサシン教団の前身「隠れし者」の物語。

発売日：2023年10月

作中の年代：861年（9世紀・アッバース朝時代）

主人公：バシム・イブン・イスハーク

舞台：バグダッド

ノルウェーからイングランドへ渡ったヴァイキングの戦士・エイヴォルがイングランド征服とともにアサシン教団の前身「隠れし者」と出会い、後のテンプル騎士団となる「古き結社」との戦いに巻き込まれていく。

発売日：2020年11月

作中の年代：873年〜878年（ヴァイキング時代）

主人公：エイヴォル

舞台：ノルウェー、イングランド、アイルランドなど

アルタイルはアサシン教団の一員として、敵であるテンプル騎士団を倒す任務に就く。やがて彼自身が教団の掟やリーダーの真意に疑問を持ち、アサシンの理想とは何かを見つめ直していく。

『アサシンクリード』シリーズ第一作目にしてストーリーの礎となる作品。

発売日：2007年11月

作中の年代：1191年（第3回十字軍）

主人公：アルタイル

舞台：エルサレム、アッカ、ダマスカス

父と兄をテンプル騎士団に殺されたエツィオが復讐に立ち上がり、やがてアサシンとして目覚めフィレンツェやヴェネツィアを舞台にアサシン教団の復興と拡大、そしてテンプル騎士団との全面対決に巻き込まれていく。

ルネサンス期のイタリアを舞台としたシリーズ屈指の人気作である『エツィオ3部作』の一作目。

発売日：2009年11月

作中の年代：1476年〜1499年（ルネサンス期）

主人公：エツィオ・アウディトーレ

舞台：フィレンツェ、ヴェネツィアなど

年を重ねたエツィオが降り立ったのは、ボルジア家が支配するローマ。彼らに対抗し、仲間と共に街を解放するため、エツィオがアサシン教団を再建する。

『アサシン クリード II』から続く『エツィオ3部作』の二作目。

発売日：2010年11月

作中の年代：1500年〜1507年（ルネサンス期）

主人公：エツィオ・アウディトーレ

舞台：ローマ

年老いたエツィオは、伝説のアサシン・アルタイルの記憶を辿るためにコンスタンティノープルを訪れる。アサシンの歴史と「次の世代」へ受け継ぐ思いが描かれる。

『エツィオ3部作』の最終作であり、『アサシン クリード ブラザーフッド』の続編の位置付け。

発売日：2011年11月

作中の年代：1511年〜1512年（ルネサンス期）

主人公：エツィオ・アウディトーレ

舞台：コンスタンティノープル（現在のトルコ・イスタンブール）

安土桃山時代の日本を舞台に、父を亡くした忍・奈緒江と、信長に仕えたとされる黒人の侍・弥助の二人が戦国時代の混沌とその裏に潜む陰謀に立ち向かう。

発売日：2025年3月

作中の年代：1579年（安土桃山時代）

主人公：奈緒江（伊賀の忍）＆弥助（織田信長に仕える侍）

舞台：日本・近畿地方

自由を求める海賊エドワードが、アサシンとテンプル騎士団の争いに巻き込まれる。当初は欲望のままに動くが、次第に本当の「自由」とは何かを考えるようになる。

『アサシン クリード III』の主人公であるコナーの祖父にあたり、ケンウェイ一族の物語の始まりでもある。

発売日：2013年10月

作中の年代：1715年〜1722年（カリブの海賊時代）

主人公：エドワード・ケンウェイ

舞台：カリブ海諸島（ジャマイカ、バハマなど）

アサシン教団に身を置くシェイは教団の行動に疑問を抱き、やがて教団を離反してテンプル騎士団へ転向する。

主人公が裏切り者としてかつての仲間と対決するシリーズ異色の視点であり、『アサシン クリード III』や『アサシン クリード ユニティ』と密接につながる重要作。

発売日：2014年11月

作中の年代：1756年〜1763年（七年戦争）

主人公：シェイ・パトリック・コーマック

舞台：北大西洋、ニューヨーク、アメリカ北部

ネイティブアメリカンとイギリス人の血を引く青年コナーは、村を焼かれたことをきっかけに故郷を守るためアサシンとなる。

やがてコナーは、独立戦争の混乱の中でテンプル騎士団と対立することとなる。テンプル騎士団に属する父との関係も大きなテーマに。

発売日：2012年10月

作中の年代：1760年〜1783年（アメリカ独立戦争）

主人公：コナー（ラドンハゲードン）

舞台：アメリカ独立戦争期の東海岸

フランス革命期の混乱の中、亡き養父の復讐を果たすためにアサシンとなったアルノと、アルノの恋人でありテンプル騎士団の支部長の娘であるエリスの二人は、アサシンとテンプル騎士団という相容れない運命に翻弄されながらも、「中立的な立場」の可能性を模索していく。

発売日：2014年11月

作中の年代：1789年〜1794年（フランス革命）

主人公：アルノ・ドリアン

舞台：革命期フランス・パリ

産業革命により市民の格差が広がる中、ロンドンを牛耳るテンプル騎士団に対抗し、市民と街を解放するために双子のアサシン・フライ兄妹が立ち上がる。兄妹で違うスタイルを持ち、協力しながら大きな敵に立ち向かう。

発売日：2015年10月

作中の年代：1868年（産業革命期ロンドン）

主人公：ジェイコブ & エヴィー・フライ（双子）

舞台：産業革命期ロンドン

アサシンクリードシリーズでは、フリーランニングシステムでフィールド内を自由に駆け回れます。主人公たちは超人的な身体能力を持っており、壁を登ったり屋根から屋根へ飛び移ったりとスタイリッシュな動きが可能です。

どのような経路を選ぶか、どのような方法で相手を倒すかなど、プレイヤーの自由度が高いのもアサシンクリードシリーズの魅力です。

アサシンクリードシリーズでは、過去と現在の2つのストーリーが同時進行します。時代背景を交えた歴史的なストーリーが楽しめる過去パートとSF的な要素も含んだ現代パートの2つのストーリーが楽しめるのも大きな魅力です。

アサシンクリードシリーズの主人公は暗殺者ですが、暗殺者の物語は基本的に過去に起きたものです。現代パートの主人公は遺伝子記憶を追体験する機械を使用し、過去の暗殺者の記憶を追体験します。

アサシンクリードシリーズの大きな特徴が、1作目からオープンワールドを採用している点です。オープンワールドとは、プレイヤーが移動を制限されず自由に探索でき、目的を達成できるように設計されたマップです。

アサシンクリードシリーズでは、細部にまでこだわった美しい世界を自由に歩き回れます。ゲームをプレイするだけで実際に世界を旅しているような気分になり、プレイヤーをゲームの世界に引き込みます。

アサシンクリードシリーズの一部はストーリに繋がりがありますが、作品ごとに舞台になっている国は異なります。シリーズのどの作品から遊ぶか迷った際は、舞台となっている国に注目しましょう。

特にストーリーの繋がりにはこだわらない方は、好きな国を舞台にした作品を選ぶのも1つの方法です。イタリアが好きな方は「アサシンクリード II」、イギリスが好きな方は「アサシンクリード シンジケート」がおすすめです。

アサシンクリードシリーズのストーリーをしっかり楽しみたい方は、発売順にプレイするのがおすすめです。アサシンクリードシリーズは過去パートと現代パートがあり、作品によって過去・現代でストーリーがリンクしている場合もあります。

発売順にプレイすると分かる伏線もあり、シリーズ全体を存分に楽しみやすくなります。ただし、中にはストーリーの流れに関係ないタイトルもあり、そういったタイトルは発売順に関係なく楽しめます。

アサシンクリードシリーズはどの作品から遊んでも楽しめます。そのため、過去パートの時系列に注目して作品を選ぶのもおすすめです。

【時系列順（一部）】

2017年に発売された「アサシンクリード オリジンズ」は、メインシリーズの10作目に当たる作品です。本作では、シリーズのメインテーマとなるアサシンの起源について語られています。

本作の舞台は、プトレマイオス朝末期の古代エジプトです。当時のエジプトを忠実に再現し、砂漠・ピラミッド・ナイル川などエジプトを感じるマップを自由に探索できます。また、解説付きの古代エジプトツアーが楽しめるディスカバリーツアーモードがあるのも特徴です。

「アサシンクリード オデッセイ」は、2018年に発売されました。シリーズ11作目となり、シリーズで最古のタイトルになっています。

本作の舞台は、紀元前430年、ネソス戦争中の古代ギリシアのペロポです。主人公はレオニダス将軍の子孫で、男性・アレクシオスと女性・カサンドラからプレイヤーが自由に選択できます。シリーズで初のマルチエンディングを採用しており、ハクスラ的な要素を持っているのも特徴です。

「アサシンクリード ヴァルハラ」は、2020年に発売されました。タイトルになっている「ヴァルハラ」は北欧神話の主神・オーディンが戦士を招聘する神殿を示す言葉で、戦士・戦いといった要素が強い作品になっています。

本作の舞台はヴァイキングの侵攻が活発な9世紀のヨーロッパです。主人公はヴァイキングの戦士・エイヴォルです。本作から新たに追加された「襲撃」システム、本作で復活した「タカの眼」など、オープンワールドに慣れていない方からシリーズファンまで楽しめる要素が満載です。

2009年発売の「アサシンクリード II」は、シリーズ最高傑作の1つともいわれています。舞台はルネサンス期のイタリアです。裕福な貴族に生まれながらも裏切りによってすべてを失った男・エツィオ・アウディトーレが主人公です。

エツィオを主人公とする3部作のうちの1作目にあたり、続編に「アサシンクリード ブラザーフッド」、完結編に「アサシンクリード リベレーション」があります。また、エツィオを主人公としたシリーズを収録した「エツィオコレクション」も販売されています。

2013年に発売された「アサシンクリード IV ブラックフラッグ」は、今までにない海を含んだオープンワールドが特徴の作品です。海賊黄金時代末期のカリブ海を舞台に、陸・海を自由に探索できます。

本作の主人公は若き海賊・エドワード・ケンウェイ。愛船・ジャックドー号に乗りこんで大海原を駆け巡りながら、敵と戦ったり宝探しをしたりします。実在したカリブの海賊も複数登場するので、海賊好きの方にもおすすめです。

「アサシンクリード ユニティ」2014年に発売された作品です。「アサシンクリードⅣ」の続編にあたり、同日に発売された「ローグ」ともストーリーの繋がりが示唆されています。

本作の舞台はフランス革命中のパリです。愛する者を処刑され大きなショックを受けた主人公のアルノ・ドリアンは、フランス革命の裏で暗殺者として暗躍します。シリーズの中では難易度がやや高めなので、ステルスゲーム・アクションゲーム好きの方におすすめです。

アサシンクリードシリーズで一番面白いのはオデッセイというアンケートや口コミが多く見られます。オデッセイは2018年に発売された紀元前のギリシアが舞台のストーリー。ゲーム内のプレイヤーの選択肢によってエンディングが面白いポイントです。