【2024年】海外製フライパンのおすすめ15選と選び方｜おすすめブランドも紹介

毎日の料理に欠かせないツール、フライパン。フライパン選び一つで、料理の美味しさが決まってくると言っても過言ではありません。そして今、海外製のフライパンが注目されているのをご存知でしょうか。

その理由は、デザイン性はもちろん、機能性に優れていることにあります。中には、正しくお手入れすれば一生の相棒になるものも。とはいえ、普段日本製フライパンを使用していると、なかなか挑戦しづらいもの。

そこでここでは、海外製フライパンについてご紹介します。日本製商品との比較やおすすめブランドなど、気になる海外製フライパン事情をまとめました。ぜひ、フライパン選びやご家庭のフライパン見直しの参考にしてみてください。

日本製と海外製フライパンとの違いは、ズバリ「加熱方法」です。それぞれの加熱方法を見ていきます。

＜日本製フライパン＞

• 湿式加熱（しっしきかねつ）
• ゆでる、煮る、蒸すなど、「水」によって熱を伝える加熱方法。
• 加熱温度は100℃まで
• 焼きむらが少なく、焦げにくい

＜海外製フライパン＞

• 乾式加熱（かんしきかねつ）
• 焼く、揚げる、炒めるなど、水以外の媒体を用いて熱を加える方法。
• 加熱温度は100℃以上
• 火が通りやすく、短時間で調理可能

とはいえ、無数にあるフライパンの中から、自分に合うものを選び出すのは大変ですよね。フライパンを選ぶ基準は、主に素材やコーティング、サイズです。こだわりたい部分を決めて、自分に合う一品を選んでみてください。

一つ目の基準は、「素材」です。フライパンの素材によって、耐久性やお手入れの手間が変わってきます。また、料理の美味しさを大きく左右する、重要な要素なのです。

料理初心者向けは、アルミニウム製のフライパンです。軽さとリーズナブルさが魅力なアルミは、少し大きめのものを購入するのがおすすめ。火が通りやすいので、パスタやリゾットといった大皿料理を調理するのに便利です。

さらに、他の素材よりもお手入れが簡単で、中性洗剤で洗うことができるのも嬉しいポイント。もし焦げてしまっても、水を入れて沸騰させ、たわしでこすり落とせばきれいになります。ただ、食材がくっつきやすいので、こまめに洗いましょう。

耐久性を重視するなら、ステンレス製がおすすめ。丈夫で錆びにくく、保温効果も抜群な素材です。そのため、高温で焼く・炒めるのに向いており、焼きむらなく美味しく調理することができます。

たとえば、ステーキなどのお肉料理にはぴったりで、一つは持っておくと食卓がリッチになります。ただし、比較的重たいため普段使いとしては向かない点も。アルミ製のものと併用するのをおすすめします。

上級者にぜひおすすめしたい素材が、鉄です。熱伝導に優れ、とにかく高温調理が得意。また、冷めにくいためじっくり火を通すこともできます。出来上がった料理を口にすれば、その違いははっきりとわかるはずです。

一方、鉄製フライパンの一番の難点は、お手入れの難しさです。まず使用前には、油をなじませる作業「焼きこみ」と「油ならし」が必須です。また、中性洗剤が使えないので、お湯とたわしで洗うようにしましょう。

錆びづらさで選ぶなら、チタンです。チタンの特徴は、「軽い」「強い」「錆びない」の3つです。特にその錆びづらさは、船舶の材料にも用いられるほど。軽いうえに長持ちするので、普段使いとして愛用できますね。お手入れは簡単で、中性洗剤で洗えます。

難点としては、熱伝導率が悪いため、焼きむらができやすいこと。フライパンをよく温めてから使うことがコツです。また比較的高価ですが、寿命の長さを考えれば妥当といえます。

インテリアとしても魅力的なのが、銅製のフライパンです。キッチンに置いておくだけでさまになるので、デザイン性を重視する方におすすめ。そして、保温性や熱伝導率も兼ね備えているので、実用性もあります。

銅ならではの特徴と言えば、「銅イオン」により殺菌効果があること。肉や魚といった生ものも安全に調理できます。この素材の難点は、変形しやすい点です。銅は柔らかい金属であるため、長期間使うことで歪みが生じる恐れがあります。

フライパン選びの基準2つ目は、「コーティング」です。食材の焦げ付きやこびりつきを防ぐために施されているコーティングは、その素材によって耐久性が変わってきます。少しでも長持ちするコーティングを選ぶことが肝となってきます。

一般的なコーティング素材は、「フッ素樹脂加工」「セラミック」の2つ。こちらも、選び方ひとつで使い勝手が変わります。それでは、それぞれの特徴について見ていきましょう。

ポピュラーなコーティングはフッ素樹脂加工です。価格も安価なので、一本目を購入するならこちらがおすすめ。メリットとデメリットは以下の通りです。

＜メリット＞

• 食材がくっつきにくい
• 少量の油で調理できる
• 汚れが落ちやすく、お手入れしやすい

＜デメリット＞

• 加工がはがれやすく、定期的に買い替えが必要
• 強火に弱い

高温料理に使用するなら、セラミックコーティング加工のものを選びましょう。セラミックは、熱による劣化が少ないため、フッ素樹脂加工より安全に使用できます。一方、食材がくっつきやすいので、必ず油を敷いて使用することが大切です。

＜メリット＞

• 耐熱温度が高い
• 熱伝導率がいい
• 丈夫で長持ちする

＜デメリット＞

• 食材がくっつきやすい
• 焦げ付きやすい

フライパンを使う上で重要なのは、やはりサイズですよね。フライパンのサイズは、「直径」と「深さ」で決まり、焼く・炒めるなど、用途によって使いやすいサイズが変わります。それぞれの調理法に適した直径・深さは以下の通りです。

＜焼く・炒める＞

• 深さ：6,7ｃｍ
• 直径：1人前14～16ｃｍ  2~4人前30～32ｃｍ

＜揚げる・煮る＞

• 深さ：8ｃｍ～
• 直径：1人前20ｃｍ  2~4人前24~28ｃｍ

次に、熱源で選ぶ方法です。フライパンの熱源には、「ガス火」と「IH」の2種類あります。フライパンのパッケージを見ると、「IH対応」「ガス火専用」といった記載があります。ここで気を付けて欲しいのが、IHクッキングヒーターの方。IHでは、ガスコンロ専用のフライパンは反応しません。

間違えてガスコンロ専用のフライパンを買ってしまい、使えない…なんてことにならないように、商品パッケージをよく確認しましょう。

最後に、デザインで選ぶ方法です。楽しく料理するには、やはりおしゃれなキッチンツールに囲まれたいですよね。そこで、フライパンもデザインにこだわって選んでみてください。たとえば、銅や鉄素材のフライパンは、スタイリッシュな外見で壁に飾り置きしたいデザイン。もちろん実用性も兼ね備えているので、買って後悔することはありません。鍋などの他のツールも同素材で合わせれば、さらにおしゃれなキッチンになります。

次に、実際に海外製フライパンでおすすめのブランドをご紹介します。現在日本にはさまざまな海外ブランドが展開されており、ラインナップはとても豊富です。そしてなんといってもおしゃれなものばかりなので、見ているだけで楽しくなるはず。

ここでは、特にポピュラーな7つのブランドを見ていきましょう。ブランドによって・実用性・デザイン・得意分野が変わってきます。ぜひ自分に合ったブランドを探してみてくださいね。

デンマークのブランド「SCANPAN」のフライパンは、スタイリッシュなアルミボディに、チタン加工や安全な次世代ノンスティック加工が施されているのが特徴です。

扱いやすいので、海外フライパン初心者の方にもおすすめです。

料理好きに人気なブランドが、「VITA CRAFT」です。このフライパンの優秀な点は、「熱しやすいアルミニウム」と「冷めにくいステンレス」を重ねた「多面層構造」であること。こうして、「熱しやすく冷めにくい」一品となり愛用者も多いです。

三ツ星シェフも愛用するという、「MEYER」のフライパン。まずその魅力は、シンプルで洗練されたデザインです。デイリーに使えるようにという、創設者の思いが詰まっています。丈夫な加工で焦げ付きづらい点も、選ばれる理由です。

ドイツ生まれ「VMF」のフライパンは、セラミック加工が施され、耐熱性に優れています。また底が深めなので、じっくりと火を通すこともできます。ただ、少々重たいので、女性は扱うのが大変かもしれません。

ドイツの憧れブランド、「fissler」。そのデザイン性もさることながら、使い勝手のよさがピカイチです。独自の加工により焦げ付きづらく、肉も野菜もさっと火を通せます。特徴的な取手も、握りやすくて嬉しいポイント。

キャンパーにも人気が集まる、「turk」のフライパン。その造りの違いは一目瞭然で、継ぎ目のない鋳造のクラシックパンです。使うほどに味わい深くなり、育てる楽しみが人気の理由です。正しくお手入れすれば、半永久的に使える一品です。

日本で最も人気のあるブランドといえば、「T-fal」ですよね。その魅力は、性能にあります。T-falの独自技術は主に3つ。

• 世界レベルの耐久性を持つ「チタンコーティング」
• 適温を知らせる「お知らせマーク」
• 熱伝導に優れた「底面設計」

これにより、誰でも美味しく料理が作れます。

「高級で扱いが難しい」印象が強い海外製フライパン。しかし、一度使えばそのよさがわかるはずです。まずは、自分にあった素材・サイズ・ブランドから選んでみてください。ぜひ、一生の相棒を見つけてくださいね。

こちらもあわせてご覧ください