カベルネソーヴィニヨン種ワインの人気おすすめ20選｜よく合うおつまみもご紹介

カベルネソーヴィニヨン種は、赤ワイン用のぶどう品種の中でも特に人気があります。豊かなタンニンと酸味・どっしり重厚な飲みごたえが魅力です。

単一品種のみ使用のワインだけでも数多くの商品が存在し、ブレンドを含めると膨大な商品数になり、どのワインを選べばいいか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

この記事ではカベルネソーヴィニヨン種のワインのおすすめ商品をはじめ、ワインの選び方やおいしい飲み方をご紹介しています。また、ワインに合う料理など役立つ情報もあるので、ぜひ最後までご覧ください。

カベルネソーヴィニヨン種は、ワイン用ぶどう品種の中で栽培面積世界一を誇ります。ワインの産地として有名なフランス・ボルドーの赤ワインでもメイン品種として使用されている、ワイン用ぶどう界のスーパースターです。

カベルネソーヴィニヨン種は、フランスのほかイタリア・チリ・オーストラリア・カリフォルニアなどでも栽培されており、産地や生産者によって味わいが大きく変わります。

濃く深みのあるルビー色としっかりしたタンニンが特徴的で、酸味とのバランスが良くパワフルな味わいです。 カシス・プラム・ブルーベリーといった黒果実らしい香りと、チョコレートやジャスミンなどスパイシーでエキゾチックな香りのハーモニーも魅力です。

カベルネソーヴィニヨンとメルローは、近年のDNA解析でどちらも「カベルネ・フラン」を父に持つ兄弟関係であると判明しました。カベルネソーヴィニヨンはタンニンが豊富で重厚な味わいですが、メルローはタンニンや酸がやさしくまろやかな味わいです。

メルローはカベルネソーヴィニヨンのブレンド用としてよく使用されますが、真逆の特徴を持ちながら相手に不足しているものを補い合える相性の良さは、兄弟ならではと言えます。

カベルネソーヴィニヨン種が主体のワインの多くは、ミディアムボディかフルボディです。どっしり重厚な赤ワインだと飲み疲れしてしまうという方はミディアムボディ、ガツンとパワフルなワインがお好みならフルボディから選んでみましょう。

カベルネソーヴィニヨン種のみのワインは味の輪郭がはっきりしていて食事と合わせやすく、ブレンドのワインは角が取れたやわからい味わいでワインのみでもおいしくいただけます。自分の好きな味わいに合ったものを選ぶと、最後までワインをおいしく味わえます。

ワイナリーやデパートの試飲などを利用して、自分の好みのテイストを知っておくとワインが選びやすくなります。

複数のぶどう品種をブレンドすると、ワインはより複雑な味わいになります。カベルネソーヴィニヨン種は味の個性が強い品種なので、他の品種とブレンドして渋みや酸味をやわらげて飲みやすくしたり、より香り豊かなワインに仕上げられたりもします。

また、カベルネソーヴィニヨン種同士をブレンドする場合もあります。ヴィンテージの異なるワインをブレンドすると、より奥深い味わいになります。

カベルネソーヴィニヨン種は、本家フランスではボルドー地方とロワール川流域で栽培されています。ロワール川流域で獲れたぶどうから造られたワインは、ボルドーと比べてタンニンや酸が軽く爽やかな口あたりです。

また、近年カベルネソーヴィニヨン種のワイン産地として有名になったチリ・オーストラリアなどの国々でも、それぞれに味わいが違います。チリは果実味たっぷりのフレッシュな味わい、オーストラリアは力のある飲みごたえとコクのある苦みが特徴です。

同じカベルネソーヴィニヨン種でも産地によって味わいが違うので、好みのテイストに合ったワインを選びましょう。

カベルネソーヴィニヨン種は、熟成の度合いにつれて香りの変化が楽しめるのも魅力のひとつです。若いうちは、カシス・ブルーベリー・ブラックベリーなど黒果実特有の濃く甘い香りと、軽い苦みのあるフレッシュなピーマンや木・ミントといった清々しい清涼感ある香りが楽しめます。

熟成が進んでくると、熟した果実の甘美な香りや、スパイス系のピリッと尖った香りが複雑に混ざり合った華やかな香りが感じられます。

ワインには、安いものから高級なものまでさまざまな値段の商品があります。カベルネソーヴィニヨン種のワインは熟成に向いているので、ビンテージの高級ワインには数万～数十万するものもあります。

デイリーワインや誕生日や記念日など特別な日に飲むワインなど、予算とワインを飲むシーンとのバランスを考えてワインを選ぶのがおすすめです。安くておいしい高コスパワインも多数あるので、気軽に楽しめる価格のワインを選びましょう。

カベルネソーヴィニヨン種のしっかりとしたボディのワインは、15～18℃程度の温度で飲むのが最もおいしく感じられます。冬は室温で、夏は飲む前に30分ほど冷蔵庫で冷やすと飲み頃になります。

また、タンニンが強い赤ワインは空気に触れさせるとまろやかになり香りの変化も楽しめます。ワインを注いだグラスをくるくる回す「スワリング」や、ワインをデキャンタに移す「デキャンタージュ」をすると香りが開くので、ぜひお試しください。

どっしりとした味わいのカベルネソーヴィニヨン種のワインには、ブラックペッパーをきかせたステーキ・ラム肉の香草焼き・牛ほほ肉の赤ワイン煮込みなどの肉料理がよく合います。ジビエやエスニック料理など、クセのある香りや味にも調和しておいしくいただけます。

また、カツオなど血液や鉄分を感じる赤身の刺身・すき焼きなどの和食、チーズやドライフルーツなどのおつまみとも相性がいいです。

深く濃い味わいのカベルネソーヴィニヨン種のワインがあると、食事が普段よりリッチに感じられます。この記事を参考に気になるワインを選んで、プレミアムなひとときをお過ごしください。こちらもあわせてご覧ください。