【片刃・両刃】麵切り包丁のおすすめ18選｜代用品はある？使い方や研ぎ方も紹介

麺切り包丁は、そば屋やうどん屋で見かけたことのある方もいらっしゃるかと思います。とても特徴のある形状の包丁ですので、ご家庭では必要ないと考えている方も多いかもしれません。

ですが、お店で食べるようなおいしいそばやうどんをご家庭で作れるようになれるとうれしいですよね。趣味としてご家庭でそばやうどん作りをしている方も多いです。お客様へのおもてなしに出してもとてもかっこいいです。

そこでこの記事では、麺切り包丁の特徴や選び方をご紹介します。おすすめの麺切り包丁もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧になって、お気に入りの麺切り包丁を見つけてください。

麺切包丁は、そばやうどんを切ることに特化した包丁です。「蕎麦切り包丁」や「うどん包丁」と呼ばれることもあります。

うどんやそばの生地を切って麺にするため、形状は刃渡りが長く、柄の下まで刃が伸びています。まな板との距離が均等になるように刃にはそり(曲線)が無く、まっすぐです。刃の前端部分にも刃が付けられていて、切った後の麺をすくい取りやすくなっています。

麺切り包丁の刃の材質は、鋼製とステンレス製の2種類に大きく分かれます。鋼製の特徴は、切れ味がよく、重さがあるため麺切りがしやすいです。その反面、錆びやすいです。

ステンレス製は、鋼製よりも切れ味の点では劣る可能性がありますが、切れ味が落ちにくいです。また、軽く、錆びることはありません。それぞれメリット・デメリットがありますので、よく理解して選びましょう。

麺切り包丁は、重量も選ぶ際の大事なポイントになります。麺切り包丁の重さを利用して麺を切る「垂直切り」をしたい方には、重量のある麺切り包丁が適しています。

スライドさせながら麺を切る場合、麺切り包丁は重要の軽い物でも大丈夫です。重量が軽い方が疲れないメリットもあります。麺切り包丁を選ぶ際は、重量にも注目しましょう。

麺切り包丁の刃渡りは「24cm」「27cm」「30cm」「33cm」の4種類に分かれます。切りたい麺の量が多い場合、刃渡りが長い方が有利ですが、その分、扱いは難しくなります。

初心者には、「24cm」「27cm」がおすすめです。刃がそれほど長くないため、包丁の刃全体に力を入れやすいです。それほど多くない麺の量の場合にも適しています。

麺切り包丁の持ち手の種類は、「木製」「ロープ巻き」「鮫肌巻き」の3種類に大きく分かれます。木製は、最も一般的で種類が豊富です。価格も高価な物から安価な物まで幅広く、選びやすいです。すべり止めとしては、可もなく不可もないレベルですが、汚れにくく、掃除しやすいメリットがあります。

ロープ巻きはとても握りやすく、すべり止め高価も高いです。その反面、汚れやすいため、掃除に手間がかかります。鮫肌巻きは、鮫肌のざらざらした表面によて滑り止め効果があります。その反面、高価な物が多く、種類は多くないです。

麺切り包丁には、片側のみに刃がついている「片刃」と、両側に刃がついている「両刃」があります。片刃は、両刃より鋭利で、切り落とした側にだけ角度がつくため、食材の切り離れがよくなります。

両刃は両側に刃がついている分、刃先に厚みあります。そばを切ると角がつぶれやすく向いていません。うどんなどに適しています。　刃先が厚いため、耐久性は高いです。

麺切り包丁には、「右利き用」と「左利き用」があります。片刃の麺切り包丁の場合、片側のみに刃がついているため、間違えて購入すると大変使いにくいので注意しましょう。

両刃の麺切り包丁の場合、右利きでも左利きでも大丈夫です。ただし、片刃よりも切れ味の点では劣りますので注意しましょう。

麺切り包丁は駒板と呼ばれる生地の上にのせる板とセットで使われることが多いです。駒板は、生地を抑えた際に指の後を付けない目的と、麺切り包丁で生地を正確に切るための定規の役割を果たします。駒板を均等にスライドさせることで麺を均等に切っていきます。

麺切り包丁の使い方は、柄をしっかりと握りながら人差し指を伸ばしてバランスをとります。親指と人差し指にはあまり力を入れずに包丁の重みを利用しながら、手前から奥に向かって切っていきます。

麺切り包丁の購入はまだ検討中の場合、ご家庭にある調理器具で代用する方法もあります。代表的なものとして、「菜切包丁」や「中華包丁」があります。刃の部分が反っていない真っすぐな包丁が適しています。

試しにそばやうどんを作るだけの場合、代用品でも十分です。今後も続けていく場合は、ぜひ麺切り包丁の購入を検討しましょう。

麺切り包丁の手入れ方法ですが、一般的な包丁と同じです。刃の部分は砥石を使用して研ぎますが、麺切り包丁は刃が真っすぐであることが重要なポイントですので、端から端まで均一に研ぐことが重要です。

片刃の場合は、刃のついた表面を丁寧に研ぎ、裏側を数回程度研いで調整しましょう。両刃の場合、両面を交互に研いで、バランスよく研いでいくことが大切です。

麺切り包丁の購入方法ですが、一般の包丁と同じで、量販店・ホームセンター・金物屋・ネット通販で購入可能です。100均ショップには置いていないことが多いです。

麺切包丁は、重量やサイズが重要ですので、実際に触ってみることも重要です。お近くのお店でぜひ実物を確認してみましょう。

ここまで、麺切り包丁の特徴や選び方、おすすめの商品をご紹介しました。ご家庭で麺切り包丁を使って生地からそばやうどんを作るのはとてもすてきな趣味です。ぜひこの機会にお気に入りの麺切り包丁を見つけて、麺づくりの世界に足を踏み入れてください。

こちらもあわせてご覧ください