【メンズ・レディース】緑色の浴衣おすすめ17選！おしゃれな着こなし方も｜口コミ付き

ようやく夏祭りや花火大会が再開され始めた今年、浴衣の購入を考えている方も多いのではないでしょうか。浴衣は形がスタンダードな分、色や柄・小物使いで個性を演出したいところです。

今回おすすめしたいのが緑色の浴衣です。ディープグリーン・ターコイズ・アッシュグリーンやブルーグリーンなど、緑にもさまざまな色合いがありますが、共通して言えるのはスッキリとして涼やかな色ということです。

華やかな柄でも、緑であれば派手になりすぎず大人っぽい洗練された雰囲気で着こなせます。この記事では浴衣選びのポイントやおしゃれに着こなすコツのほか、男女別に緑色のおすすめ浴衣もご紹介しています。浴衣選びに迷っている方は是非ご覧ください。

浴衣を購入する際に必要な採寸箇所を以下にまとめました。ただし、最近の既製品浴衣はほとんどがフリーサイズかS・M・L表記で販売されています。そのため、反物から仕立てるのでなく既製品を購入するのであれば、必ずしも細かい採寸をしなくてはいけないわけではありません。

【女性】

• 身丈（浴衣の縦の長さ）

身丈は身長±5～7ｃｍ程度のものを選びましょう。10cmになると着付けが難しくなります。

• 裄丈（浴衣の背中の中心から袖の端までの長さ）

手を45度の角度に伸ばし、首の後ろ付けねから手のくるぶしまでを測ります。

• 前幅・後ろ幅（浴衣の幅）

浴衣の幅は「前幅＋後ろ幅×2＋15cm」がご自身のヒップ周りと同じになるのがジャストサイズです。

【男性】

• 身丈

身長－25cm～30cmのものを選びましょう。

• 裄丈

手を45度の角度に伸ばし、首の後ろ付けねから手のくるぶしまでを測ります。

• 前幅・後ろ幅

腰回りから割り出します。腰回りの1/4の数値に1～2ｃｍ足したものが前幅、腰回りの1/4の数値に5～7ｃｍ足したものが後幅の目安です。

高身長さんは、小さい柄だと間延びして見えてしまいがち。高身長さんには大胆な大柄模様がとても映えます。大柄の浴衣でも、深い緑色ならば派手になりすぎず洗練された大人の印象を与えられます。

高身長さんは帯を少しだけ低目に結ぶとバランスが取りやすいです。ただ、あまり下に結びすぎると老けて見えるのでバランスを見ながら帯の位置を決めましょう。

小柄さんには細かい柄がおすすめ。大きな柄にすると、見た目のバランスがとりにくい上に柄を綺麗に出すのが難しいです。

大き目の柄が着たいときは縦にラインが入っているものや、柄が縦に流れているものなど、とにかく縦ラインを強調する柄がおすすめです。帯と浴衣を同系色にしたり、帯の位置をすこし高めにすると身長がすらりと高く見えます。

ふくよかさんには、縦ラインを強調できる柄がおすすめ。はっきりしすぎるラインよりもよろけた縞や細い縞模様のほうがおすすめです。

胴体部分が縦じまになる柄の浴衣は、構造上肩から腕のラインが横じまになってしまい、肩から腕にかけて横のラインが強調されて着やせにつながりません。

そのため、ふくよかさんはさりげなく縦のラインが強調されたもの、特に濃い色の着物を着ると引き締まってスッキリ見えます。

スレンダーさんは、淡い膨張色を着ても野暮ったくならず、ふんわりと優しい雰囲気にみえるのですすめです。華奢なスレンダーさんでも存在感が増すように、大き目の柄や全体に柄が入っているものがおすすめ。

はっきりしすぎる柄よりは、ぼかしたような柄や優しい色使いの方がスレンダーさんの雰囲気にマッチしやすい傾向にあります。

浴衣の定番であり、着物好きの憧れでもある「有松絞り」の浴衣は、一枚あればいくつになっても着られ、重宝します。

しぼが心地よく涼しげな有松絞りの浴衣は、派手過ぎず地味過ぎず、どこへでも着ていけます。お値段は張りますが、それだけの値打ちのある確かな逸品です。

古典柄とは、古くから日本で親しまれてきた伝統的な柄のことをいいます。花柄では朝顔・撫子・菖蒲・百合・牡丹・椿などが人気です。

特に緑色だからこそおすすめしたいのが牡丹柄です。あでやかな大柄の牡丹の花は時代を超えて愛される柄ですが、緑色ベースの浴衣だと華美になりすぎず、華やかさと淑やかさのどちらも兼ね備えた洗練された雰囲気を楽しめます。

大正ロマンなどを彷彿とさせるレトロな柄は、ポップで明るい雰囲気が好きな方におすすめ。レトロとモダンを組み合わせた「レトロモダン」などが人気です。

明るいカラーの髪の毛や、メイクにもピッタリ。洋服だと敬遠しがちな柄×柄や、難しい色同士のアイテムを組み合わせるのも、浴衣なら抵抗なく着ることができます。

メンズの浴衣は、よほど着慣れた人以外は、無地や同系色のストライプなどシンプルなものがおすすめ。

無地の場合、寂しくならないように、「しじら」や「ちぢみ」「本麻」など、素材感が際立つものにしましょう。ストライプ柄もスッキリみえておすすめです。帯も同系色にするとよりこなれた雰囲気になります。浴衣が無地の時は帯だけ柄物にしてポイントにするのもおしゃれです。

浴衣に使われる主な素材は「綿」「麻」「ポリエステル」です。それぞれの特徴を以下にまとめました。

• 綿

綿は浴衣の素材としてはもっともポピュラーで、やわらかい肌ざわりが特徴です。吸水性や通気性がよく、加工しやすい素材なので、織り方で透け感を出したり、色鮮やかな染色が施されたりとデザイン性にも富んでいます。

• 麻

麻は通気性がよく湿度にも強い、浴衣に適した素材です。ざっくりとしたナチュラルな風合いが人気です。ただし、シワになりやすい・縮みやすいなど管理が難しい素材でもあります。本麻はチクチクするという方もいるので、肌が弱い方や管理に自信がない方は綿麻混紡生地をおすすめします。

• ポリエステル

ポリエステルは綿や麻に比べるとしわになりにくく、洗濯機で丸洗いできて管理がしやすい素材です。ただ、吸水性や通気性は上記の天然素材に劣り、ポリエステルの浴衣の方が暑く感じやすいです。

「浴衣を着てみたいけれど着付けや帯結びに自信がない…」という方には兵児帯やワンタッチ帯がおすすめです。

兵児帯はもともとは子どもが結ぶふんわりとした帯でしたが、近年大人用のものが多く販売されています。ふんわりしていて、リボン結びをするだけでも可愛くなります。また、柔らかく体の負担になりにくいので、浴衣を着慣れていない方にもおすすめです。

ワンタッチ帯はすでに形ができていてマジックテープなどで止めるだけのもの。以前の作り帯は一目でそれと分かるものが多かったですが、最近のものはきちんと結んだように見えるものが多くおしゃれです。

「着崩れが心配…」「着付けが不安…」という方にはセパレートタイプの浴衣もおすすめ。セパレートタイプの浴衣は、着物の上部と下部の上下で分かれている二部式になっています。

セパレートタイプには「着付けが簡単」「着崩れしにくい」といったメリットがあります。反面、おはしょりのあたりが不自然なので、普通の浴衣と並んだ時にどうしても見劣りしてしまうというデメリットもあります。

ジャストサイズの浴衣が欲しい方や、一目惚れした反物などがあった場合は、お仕立てに出すのもおすすめです。「お仕立て」「お誂え」というと敷居が高く感じるかもしれませんが、楽天やメルカリなどでもお仕立てすることができます。

浴衣であれば1万～2万ほどで仕立てができます。ただしお仕立ての場合は、ご自身のジャストサイズを採寸しておく必要があります。特に裄丈は着付けで調整できないのでしっかり測りましょう。

仕上がりまでに1～2か月以上かかる場合がほとんどですので、時間に余裕をもってお仕立てしましょう。

【女性】

和装をするときは、体に凹凸が少なく、なだらかな方が美しいとされています。そのため、スリムすぎる方やバストが大きい方は胴回りをタオルで補正をした方が綺麗に着られます。

バストが大きい方の補正位置はバストの下、帯を巻くあたりです。ここにタオルを巻いておくと、バストが帯にドーンと乗ってしまうことが少なくなります。胸を抑える和装ブラもおすすめ。バスト上部にクッションが入っているものだと、衿元がパカパカしにくくなります。

反り腰の方は背中側にハンドタオルを一枚挟んでおくだけでも帯が下がってきにくいです。

【男性】

男性も恰幅がいい方が着姿が美しいと言われています。そのため、スリムすぎる方は腰回りにタオルを巻くと帯が浮かず安定します。

【女性】

女性も浴衣では衣紋を抜かない方が多いですが、衣紋を抜くとスッキリと美しく着られます。共衿の内側を片方だけほどき、そこから衿芯を入れると綺麗に衣紋が抜けます。

おはしょりは、後ろはしっかり手刀で伸ばし、前は指でアイロンをするように押さえながらしっかり体に沿わせて腰紐で結びましょう。

裾すぼまりに着付けると後姿がスリムで美しく見えます。

【男性】

男性は衣紋を抜かないこと、帯は腰骨の位置に合わせること、裾すぼまりに着付けることが垢ぬけのコツです。

【女性】

• 帯結び

可愛い雰囲気にしたければ「文庫結び」や「リボン返し」、かっこいい雰囲気にしたければ「矢の字結び」や「二筋太鼓」などがおすすめ。YouTubeで検索すると簡単にできる方法をいろいろな方が解説してくれています。

また、最近は「帯結ばない帯結び」という帯を巻いてベルトなどで留めるだけの簡単で可愛い方法が話題です。一番簡単なものであれば初心者でも1分でできるので、是非検索してみてください。

• 小物

小物では「帯締め」と「帯留め」がおすすめ。簡単に言うと帯の真ん中に締める紐とその紐に付ける飾りです。これを付けるだけで一気に垢ぬけ、おしゃれになります。

また下駄による靴擦れを避ける「レース足袋」もおすすめです。

【男性】

• 帯結び

男性の帯結びで一般的なものは「貝の口」や「浪人流し」です。簡単に結べますのでYouTubeで

是非ご確認ください。

• 小物

デートの時の男性におすすめしたいのが「ビーチサンダル」や「スポーツサンダル」です。なぜかというと、下駄や草履を初めて履くと、足の人差し指と親指の間が靴擦れしてしまうのです。

花火大会やお祭りなどで男女ともに浴衣の場合、どちらも動きにくいと買い物や移動も容易ではなく十分に楽しめません。そのため、カジュアルすぎずあまり目立たないシンプルなビーチサンダルやスポーツサンダルをおすすめします。

体に巻き付けて帯で締めているだけの浴衣は動きにくく、普段のように動くとはだけて足があらわになってしまう可能性があります。

地元のお祭りや友人たちとワイワイ楽しみたいときなどは、和装の雰囲気を保ちつつ楽に過ごせる作務衣や甚平がおすすめです。

デートの時は浴衣の方が綺麗ですが、浴衣を着慣れていない彼女をいろいろとフォローしてあげたい場合は作務衣や甚平もおすすめです。

浴衣は形がスタンダードな分、色や柄で個性を出します。緑色にもさまざまな種類がありますが、深緑は思慮深く、青緑は瑞々しく、ライムグリーンは元気で可愛らしく、どれもとても魅力的です。美しい緑色の浴衣で夏を楽しみましょう！

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