男性用浴衣のおすすめ20選｜無印で買える？おしゃれでかっこいい着方のコツは？

夏場を中心に和装でデートする男女を見かける機会が多くなっています。夏の風物詩、花火大会では浴衣姿が当たり前に。若者が和装をおしゃれの1つとみなす気運が高まっています。

このトレンドを受けて、ここ最近男性用浴衣の人気が高まっているのをご存じでしょうか。現在、通販サイトを中心に男性用浴衣を販売するブランドが増加中。帯・下駄などを一式そろえたセット商品も多く、初心者にもおすすめです。

以上を踏まえ、本記事では男性用浴衣の選び方・人気ブランド・おすすめ商品20選をご紹介します。盛りだくさんの情報をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。無印で買えるのか、かっこいい着方のコツなどの情報も必見です。

男性の浴衣姿は女性から見ても魅力的です。日常生活の中ではドレスアップと言っても、スーツ・礼服といった洋装が基本。しかし浴衣姿を見る機会は多くありません。ほとんどは夏場のみで、しかもお祭り・花火大会といったわずかな機会に限られます。

男性にとって、女性の浴衣姿はドキッとするもの。同様に男性の粋な浴衣姿も、女性から見ると色っぽく男らしいのです。

浴衣の着丈とは首の付け根から裾までの長さです。着丈の目安は、浴衣の裾がくるぶしにかかる程度。適応身長だけが書かれた商品の場合は、身長からおおよそ25～30cm分差し引く要領で着丈を算出できます。着丈の表記がない場合は上記の要領でサイズ感を見極めましょう。

裄丈（ゆきたけ）とは首の後ろ―肩の上部―袖口までの長さを指します。男性用浴衣の裄丈は手首が隠れるくらいが目安で、洋服のコートと同じ程度のイメージでOK。裄丈が長すぎるとだらしなく見え、反対に短すぎると軽薄な印象を与えてしまうため要注意です。

身幅は少し細めのものをチョイスするのがおすすめです。男性用浴衣は洋服と比べてゆったり目に作られているため、身幅も体の実寸にぴったり合わせる必要はありません。むしろやや細めを選べばシルエットがすっきりし、見た目にもおしゃれな印象を与えます。

綿はワタの種子からとれる天然繊維です。たんぱく質を主成分とする絹とは異なり、綿は主に植物繊維（セルロース）で構成されています。通気性・吸水性に優れ、耐久性も高いため長期の利用に適しています。ただし、洗うと縮みやすいのがデメリット。ちなみに木綿・コットンも同じ素材です。

麻（リネン）は植物の表皮・葉茎などから採取される繊維の総称です。品質表示法に基づき、日本製品で「麻」と表記できるのは亜麻・苧麻の2種類に限られます。肌触りが良く通気性にも優れており、暑さを感じにくいのが特徴です。デメリットとしてはシワがつきやすいほか、価格がやや高め。また社交の場には不向きです。

ポリエステルは石油を原料とする合成繊維で、和装の分野では「化繊」と呼ばれます。洋服の素材として採用されるように変色・色落ちに強く、手入れしやすいのが強みです。また天然素材と比べて重量が少なめで、価格もリーズナブル。ただし質感・着心地は天然素材に及びません。

ダークカラー・無地は初心者や定番の着こなしにぴったりです。特にダークカラーにはスリムに見える効果もあります。帯・下駄とも合わせやすく、浴衣の知識がなくとも比較的簡単にコーディネート可能。ただし目立ちにくいため、強い個性を出すには不向きです。

飽きずに着られる柄なら、伝統柄が最適です。男性用浴衣の主な伝統柄は下記の3種類です。

白などの明るめのカラー・大きい柄は個性を出したい場合に適しています。他人と同じ色やデザインを選びたくない方にぴったりです。ただし人目を引く分、非常に目立つためある程度のセンスが必要。着こなし・配色・ドレスコードなどに自信のない方は避ける方が無難です。

男性用浴衣のセット商品とは、浴衣のほか帯・下駄・扇子などが一式揃ったパッケージタイプの商品です。浴衣の色・柄・雰囲気などにマッチしたアクセサリが揃うため、初心者やコーディネートに自信のない方にぴったり。価格も良心的なものが多いのでおすすめです。

8（eight）はワンホワイト㈱が運営するメンズファッションブランドです。主に20～30代をターゲットにした商品ラインナップで、浴衣のデザインもモダンでスタイリッシュ。ハットと組み合わせる和洋折衷のコーディーネートも提案しています。ネット通販専門の販売形態で、リーズナブルなセット商品も豊富です。

京都きもの町は京都の老舗呉服店を母体としたネット通販ブランドです。浴衣は男性用・女性用ともに取り扱っており、豊富なラインナップを誇ります。特に目を引くのがサイズ展開で、S～5Lまでと大柄な男性も安心。7,000～8,500円程度のセット商品も充実しています。

撫松庵は呉服メーカーの名門、新装大橋が1977年に立ち上げたブランドです。高級品が中心で、価格帯はおおよそ2～4万円前後の本格派。相応に品質も非常に高く、異なるパターンの複雑な意匠をいくつも施す手の込んだデザインが特徴です。定番の生地・デザインでは満足できない上級者に適しています。

VANQUISHは女子ウケしやすい人気ブランドです。クラシカルなデザインを踏襲しつつも、清潔感やセンスを感じさせるおしゃれなスタイルが特徴。価格は10,000～15,000円程度とやや高めで、中級者以上に適しています。お祭り・花火大会など、和装デートにぴったりのブランドです。

utatane（うたたね）は10～20代の女性に人気の和装ブランドです。女性向けのイメージが先行しているものの、男性用浴衣もラインナップ。レトロモダンで粋な着こなしをしたいヤング層にぴったりです。おすすめは近江ちぢみの浴衣セットで、おしゃれな見た目と清涼感は夏場にぴったりです。

男着物の加藤商店は、京都で100年以上の歴史がある丸染工株式会社が運営しているブランドです。珍しく男性向けの着物に特化したブランドで、初心者におすすめのリーズナブルなものから、高級品まで幅広く取り扱っています。高品質でおしゃれな浴衣を着こなしたい方におすすめです。

ロシェルはサーフカジュアルの通販ブランドです。男性向けのアパレル商品を多数販売していますが、実は浴衣も人気。とくに帯・扇子・下駄などがついたセット商品がおすすめです。

安いものだと5,000円以内で浴衣のトータルコーディネートを揃えられます。柄・色のラインナップも豊富なので、きっとお気に入りの一着が見つかります。

和装は近年のファッショントレンドの1つですが、ユニクロ・無印で男性用浴衣は販売されていません（2022年8月時点）。無印では2019年まで販売していたものの、取り扱いを終了しました。ユニクロでは2021年には甚平を販売していましたが、やはり男性用浴衣の取り扱いはありません。

男性用浴衣をおしゃれに着こなすにはいくつかのポイントがあります。要点は下記の4つです。

①帯は腰骨に合わせて巻く
洋装のベルトとは異なり、男性用浴衣の帯は腰骨の高さに合わせます。

②裾広がりに注意
裾は下半身に沿って下方に流れるような見え方が正解。台形状に広がる見え方はNGです。

③衣紋は抜かない
衣文（後ろ襟の部分）は首の後ろ側にフィットする形が正解。衣文と首の間に隙間を作っていいのは女性の場合です。

④胸元を開き過ぎない

胸元を開き過ぎるとだらしなく見えるため、詰め過ぎず・開き過ぎずを意識しましょう。

浴衣を長く愛用するためにきれいに洗って保管したい方は多いはずです。まずは、浴衣をきれいに畳んで洗濯ネットに入れます。目立つ汚れがある場合は、汚れの箇所だけやわらかい布で拭きとりましょう。洗濯ネットに入れた浴衣を洗濯機に入れて、ソフトコース・弱水流・おしゃれ着洗いなど、弱い力のコースで洗濯します。

自分で洗うのがどうしても不安に感じる方は、クリーニングに出すのも検討しましょう。クリーニングに出せば、プロが浴衣の生地を見てその浴衣に適した洗浄方法で洗ってくれます。長く浴衣を着用したいなら、着用後は必ず洗濯して保管してください。

帯・下駄などの小物も大事なアイテムです。どんなに高価な浴衣を着ていても、帯・下駄などの取り合わせが悪いと散漫な印象を与えてしまいます。洋服の着こなしと同様に、全体像をイメージしながらコーディネートするよう心がけましょう。

ちなみにさほど高級でない浴衣を着用していても、帯・下駄のセンスが良ければ浴衣も引き立って見える場合があります。テクニックの1つとして覚えておきましょう。

浴衣を着こなせる男性は粋でおしゃれです。お祭り・花火大会といったイベントがなくとも浴衣が似合う洒落者は、好感度大で女子ウケもバッチリです。本記事を参考に、ぜひおしゃれな男性用浴衣でかっこいい和装男子を目指しましょう。以下の記事もあわせてご覧ください。