歯磨きジェルのおすすめ15選｜うがい不要なタイプも！無印にもある？【子ども・大人】

歯磨き粉は一般的に、ペースト状のものとジェルタイプになったものがあります。どちらも毎日の歯のケアには欠かせないものですが、ペースト状とジェルタイプ、果たした効果の違いはあるのでしょうか。

歯磨きジェルに関心はあるものの、その効果などがいまいちわからずになかなかペースト状から切り替えられない、なんて方もいらっしゃるかと思います。そこで今回は歯磨きジェルとはどんなもので、どんな効果があるのかをご紹介します。

あわせて歯磨きジェルの選び方、大人用だけでなく子どもにもむいている商品、しっかりとジェルの効果を高める磨き方など、歯磨きジェルのすべてがわかる情報を集めました。ぜひご参考に、毎日のお口ケアにも取り入れてみてください。

ペースト状は歯に付いた歯垢や着色を落としやすくする働きがありますが、発泡剤・清掃剤（研磨剤）で歯や歯茎を傷つけてしまうこともあります。一方ジェルタイプは発泡剤（低発泡タイプはあり）・清掃剤（研磨剤）が含まれていない（低研磨タイプはあり）ので歯と歯茎に優しくなっています。

ジェルタイプは歯の細部まで歯磨き剤の成分が密着しやすくなりますが、着色汚れなどに対する効果は弱くなっています。

フッ素は日々私たちが食べている、ほとんどの食品に含まれています。フッ素の歯に対する役割は、残った歯垢から発生する酸の生成を抑制、そして歯の再石灰化を促進です。どちらも健康な歯を保つためには重要な要素です。

しかし日本人は約0.48〜2.8mgほどフッ素（フッ化物）を摂取していますが、1日の適性摂取量に足りていないといわれています。歯の健康のためにはフッ素を多く含んだ食べ物をチェックするとともに、フッ素効果の高い歯磨き剤を使うことが大切です。

フッ素の最適とされている使用量は、年代によって異なります。

• 歯の生え始め～6歳未満：500ppm
• 6歳以上～15歳未満：1000ppm
• 15歳以上：1000ppm～1500ppm

上記を目安として選びましょう。商品によっては、フッ素配合量の記載がない場合もあるので、できればしっかりと記載されているもの、もしくは商品の公式サイトなどで成分表が明らかになっているものを選ぶとベストです。

歯磨きジェルには発泡成分はほぼ含まれていませんが、それだと磨いた気がしないという方もいらっしゃいます。その場合は低発泡タイプを使用しましょう。フッ素は水に流れやすいため、泡を流すために何度も口をゆすぐと効果が薄れてしまいます。

また、発泡タイプは泡で口全体がスッキリするため、実はしっかり磨けていない場合があります。発砲のない、または少ないジェルで歯の一本一本を確認しながら磨きましょう。

歯磨きジェルの中には、磨き終わったジェルはガーゼで優しく拭き取るだけでOKなど、うがいが不要な物もあります。とくに小さいお子さんや歯が生え始めた赤ちゃんなどにおすすめです。もちろん大人も、外出先などで水を使える場所がないときでも、使用ができます。

とくに赤ちゃんにはシートタイプが便利で、乳歯の汚れをきれいに取り除きます。もちろんうがいは必要なしですし、キシリトール配合で、虫歯予防効果ができるものもあります。

虫歯の原因となる菌や歯垢を取り除くために、歯磨き粉には研磨剤が含まれていることがあります。ジェルには基本的に含まれていない場合が多いのですが、研磨剤はどうしても歯や歯ぐきを傷つけてしまうことがあるので、研磨剤無配合もしくは低研磨タイプを選びましょう。

ケイ素・炭酸ナトリウムが研磨効果のある成分の一例です。購入時には成分や注意書きの中にこうしたものが入っていないことを確認してください。

歯磨きジェルのフレーバーは幅広く展開されています。さわやかなミント系から、ほぼ無味のものまで好みによって選べます。とくに子ども用の歯磨きジェルはフレーバーが豊富で、ピーチ・グレープ・バナナ・いちごなど果物系を中心に子どもの好む味が多くなっています。

とくに、まだ歯や歯ぐきが発達中の子どもには、歯磨きジェルを使ってあげたほうが負担が少ないため、子どもが好む味で嫌がらず歯磨きをするようにするといいですね。

歯磨きジェルには歯の働きを守ることはもちろん、同時に口腔ケアをおこなえるタイプも発売されています。たとえば、口臭予防やホワイトニング・知覚過敏の予防など気になるお口の悩み解決への効果が期待できます。

こうした他の効果もプラスして考えている方は、医薬部外品で、それぞれの特性効果が認められている商品を試してみましょう。ひとつひとつのお悩みを改善していくことが、より歯の健康を守ることにも繋がります。

歯磨きジェルはペーストのものより、歯の細かい隙間に浸透しやすくなっています。そのため歯周病予防の殺菌成分「IPMP」「CPC」「CHG」や虫歯予防に効果がある「フッ素」が、隅々までいきわたります。

ジェルは歯に密着しやすく滞留性も高いため、歯や歯周ポケットに歯周病を予防する殺菌成分が長く留まってくれます。また、フッ素も残りやすく、歯のコーティングをおこなってくれるため虫歯の予防にも効果が期待できます。

電動歯ブラシは、磨く力が強くなりがちです。そのため、研磨剤・発泡剤が入っていない（または低使用）の歯磨きジェルがおすすめです。とくに研磨剤入りで長い時間強く磨いてしまうと、歯や歯茎にダメージを与えてしまう可能性があります。

また、電動歯ブラシの振動で研磨成分が歯周ポケット内部に入って留まってしまい、そのまま炎症を起こしてしまう恐れもあります。そのため、優しく磨ける歯磨きジェルで丁寧にケアすると、歯や歯ぐきへの負担も少なくなります。

乳歯や、生えたての永久歯はとくに歯質が弱くなっています。そして歯ぐきに関しても、大人よりかなり傷つきやすくデリケートになっています。そこに研磨剤が入った歯磨き粉を使用してしまうと、すぐに口内トラブルを起こしてしまいます。

そのため、刺激が少ない歯磨きジェルを使って優しくケアしてあげましょう。うがい不要タイプもあるので、まだうがいのできない幼児にも使えて安心です。

歯や歯ぐきは、年齢とともにどうしても衰えていきます。そのため歯周病や歯槽膿漏など、口内トラブルを起こしてしまっているご高齢の方は、研磨剤が含まれていない歯磨きジェルの使用がおすすめです。

歯の隅々まで入り込むジェル特有の効果で、歯に関するリスクを少しでも抑えて健康的な歯を長持ちさせましょう。

歯磨きジェルのほとんどには、研磨剤が配合されていません。そのため着色汚れ（ステイン）をきれいに落とす効果がありません。着色汚れが気になる方は、研磨剤入りの歯磨き粉を定期的に併用するのがおすすめです。

週に数回は研磨剤入りなど、使用回数を工夫してみましょう。それでもやはり研磨剤入りの使用は気が引ける方は、歯科医院で定期的にクリーニングをしてもらうと、ステインや歯石を落とせますよ。

歯磨きジェルに含まれている、フッ素の効果を高めるためには効果的な使い方があります。まず、夜の使用は寝る前が最も効果的です。睡眠中は唾液の量が減るため、就寝前に使うと歯を守るフッ素ケアができます。

磨き方ですが、歯磨きジェルは歯全体に塗るようにブラッシングをします。フッ素は水に溶けやすいので、口をゆすぐのは1回程にしてください。歯磨きジェルで歯磨きをしたあとは、1～2時間食事を控えるようにしましょう。

歯磨きジェルはドラッグストアをはじめ、ネットショップで簡単に購入ができます。初めての購入は、種類豊富で口コミがあるネットショップが適しています。ドラッグストアで見つけてきになったものは、一度ネットでも確認してみると確実です。

また、化粧品や日用品の質も高く人気の「無印良品」にも歯磨きジェルの取り扱いがありました。無発泡で味も優しく、お子さんでも使えると評判も上々です。お値段は490円で販売されています。

いかがでしたでしょうか。歯磨きジェルにはペースト状とは違った特徴がたくさんありました。ご自身の口内の状態や、歯磨き粉の好みはさまざまですが、ぜひ日々の口内ケアに歯磨きジェルも取り入れてみるのもおすすめです。こちらもあわせてご覧ください。