元祖スーパータスカン「サッシカイア」の人気おすすめ5選｜当たり年や飲み頃も

イタリアのヴィンテージワイン『サッシカイア』をご存じですか？『サッシカイア』ワインは、1944年にイタリアのトスカーナ地方のボルゲリ地区で生まれました。ワイン好きのマリオ・インチーザ侯爵が、第2次世界大戦でワインの輸入が止まり、困っていたところ、自分でワイン造りをはじめたのがはじまりです。

ボルゲリ地区は、小石の多い土壌で水はけが良く、『サッシカイア』に使う品種「カベルネ・ソーヴィニヨン」を栽培するのに適しています。ブドウはすべて手摘みで、高品質な果実を使っています。

最近では、『サッシカイア』ワインは、2016年にはワインアドヴォケイト誌で100点満点を獲得、続いて2018年には、ワイン・スペクテーター年間トップ100で、1位を獲得しました。今回は、イタリアの高級ワイン『サッシカイア』を紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

『サッシカイア』ワインは、トスカーナ州のボルゲーリで造られる、DOCワインを指します。1994年「ボルゲリ・サッシカイア」といったDOC呼称を得て、イタリアワインの歴史を変えた異端児ワインです。1978年イギリス・ロンドンで開催されたブラインドテインスティング対決では、11ヵ国33種類のブランドワインを抑えて、世界のトップワインとなったことがあります。

味わいは、濃い色調と豊かでしなやかな渋み、生き生きとした果実味と調和のとれた酸味のワインです。『サッシカイア』ワインは、熟成期間の長さにとらわれず、ワインの良さを楽しめます。

また、『サッシカイア』ワインは、イタリア・トスカーナ州マレアンマ地方の温暖な地域のブドウ畑で生産されています。寒暖差によって、ブドウの果実は糖度を高めるので、ワイン製造に適した地域です。

『サッシカイア』の選び方について、3つのポイントに分けて紹介します。以下、『サッシカイア』の味わいや『サッシカイア』に合う料理の味付け・価格帯など、それぞれの項目の詳細を解説していきます。気になる方は、参考にしてみてください。

『サッシカイア』ワインは、「イタリアワインの至高」や「元祖スーパータスカン」と呼ばれています。「スーパータスカン」とは、伝統や形式にとらわれない自由なワインを表現しています。

『サッシカイア』ワインに使用されるブドウは、主に「カベルネ・ソーヴィニヨン」です。味わいに、重厚感とエレガントさを添えています。「カベルネ・ソーヴィニヨン」の品種の特徴として、空気に触れるとゆっくりと味わいと香りが変化します。白ワインの味わいは辛口と甘口があります。一方、赤ワインは、ほとんどが辛口が多い傾向です。長期の熟成により、深みをました『サッシカイア』ワインを楽しんでみるのもいいでしょう。

『サッシカイア』ワインは、フレッシュ感と力強い果実味が織り成している芳醇な味わいです。フォアグラのポワレや和牛ヒレステーキ・ビーフシチューなど、上質で深いコクのあるかつ、味付けの比較的濃い肉料理との相性が合います。

料理の味付けとのマリアージュを参考にして、『サッシカイア』ワインを選んでみるのもいいでしょう。

『サッシカイア』の価格帯について、見ていきましょう。サッシカイアの値段は、ヴィンテージ（生産年）によって、差があります。同じヴィンテージ（生産年）でも、並行輸入または正規ルートであるか、さらに保存状態で、価格の違いが出てきます。

ヴィンテージのもので、最も安いのは、19,000円台くらいです。ヴィンテージのもので、最も高級なものは、500,000円超えの値段です。レストランでいただくと、さらに50,000～80,000円前後しますので、おうちでゆっくり味わってみてはいかがでしょうか？

『サッシカイア』のおいしい飲み方について、2つのポイントに分けて紹介します。以下、『サッシカイア』ワインの飲み頃や当たり年、適している温度や合う料理など、それぞれの項目の詳細を解説していきます。気になる方は、参考にしてみてください。

『サッシカイア』ワインは、購入してすぐに飲んでも美味しいですが、数十年熟成させることにより、渋みがやわらぎ、深味が増します。世界的ワイン評論家が、『サッシカイア』ワインの当たり年としているのは、以下になります。

• 2016年
• 2009年
• 2007年
• 2006年
• 2004年
• 2003年
• 2001年
• 1999年
• 1998年
• 1996年
• 1995年
• 1990年
• 1988年
• 1985年
• 1982年
• 1978年
• 1975年

もっとも最近の、2016年のヴィンテージワインは、世界的ワイン評論家であるロバート・パーカー氏が100点満点をつけました。味わいにエレガントさと優雅さが出て、香り豊かです。

ワインを飲むときの適正温度は、ご存じでしょうか？ワインの味わいは、主に酸味・甘み・渋味・コク・アルコール感で構成されて、温度によって変化します。低い温度では、酸味や渋味が際立ち、高めの温度だと、甘みやコクやアルコール感が際立ちます。これらのことから、渋味があり、奥深い『サッシカイア』ワインは、14℃～20℃あたりが飲むときの適正温度です。

また、『サッシカイア』ワインは、ステーキなど色味がしっかりしたお肉料理と一緒にいただくのがおすすめです。濃厚なワインとともに、ジューシーな味わいのマリアージュを楽しんでみてください！

今回は、イタリアの高級ワイン『サッシカイア』を紹介しました。お気に入りの『サッシカイア』は見つかったでしょうか？味わい深い、高品質な『サッシカイア』とともに、食卓を華やかにしてみてください！こちらもあわせてご覧ください。