モスカートのワイン人気おすすめ5選｜特徴・選び方・ぴったりのおつまみも紹介

ブドウの甘さを生かしたライトなワインである『モスカート』。モスカートはマスカットの別名で、各国で呼び名が異なります。日本では、「マスカット」を指します。モスカートから醸造されるワインは、たいてい甘口で、辛口のワインは少ない傾向です。

『モスカート』ワインは、マスカットをほお張ったような果実味と酸味を楽しめる味わいで、料理だけでなく、デザートとも相性が合います。ライトな口当たりであることが多いため、初心者の方にもおすすめしやすいでしょう。

今回は、イタリアの甘口ワイン『モスカート』を紹介します。『モスカート』の特徴や、各国の産地の違いまで解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

『モスカート』とは、イタリアで昔から栽培されているブドウの品種です。生食用としても使用され、乾燥させると、レーズンにもなります。また、『モスカート』は、「ムスク（麝香）」の香りがし、非常にアロマティックな品種で、『モスカート』の名前の語源にもなっています。日本のマスカットが、同じブドウの品種で分かりやすいです。

『モスカート』ワインは、辛口から甘口まであり、甘口スパークリングワインがよく知られています。

ワイン用の『モスカート』から醸造られるワインは、多くの種類があり、以下のように分けられます。

• スティルワイン…甘口から辛口まである非発泡性のワイン。白ワインが多く、なかには赤やロゼのタイプもある。ライトボディ。
• 発泡性ワイン…炭酸ガスを閉じ込めるスパークリングワイン。アスティ・スプマンテ、モスカート・ダスティなどがある。
• 酒精強化ワイン（フォーティファイドワイン）…アルコール分を高め、味わいにコクを出した保存性の高いワイン

『モスカート』の選び方について、3つのポイントに分けて紹介します。以下、『モスカート』ワインの産地や価格帯など、それぞれの項目の詳細を解説していきます。気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。

『モスカート』の産地と特徴について、4つのエリアに分けて紹介します。『モスカート』は、生産地によって、呼び名が変わります。産地によって、異なる香りや味わいなど、それぞれの項目の詳細を解説していきます。気になる方は、参考にしてみてください。

「モスカート・ビアンコ種」と呼ばれる小粒のブドウを使用しています。イタリア北西部ピエモンテ州のアスティやクーネオなどで栽培されています。イタリア産『モスカート』のワインの種類は、微発泡の甘口ワインの「モスカート・ダスティ」や甘口のスパークリングワイン「アスティ・スプマンテ」などがあります。優しい口当たりと飲みやすさで、食事との相性もいいです。

生産量はとても多く、ほかヨーロッパなどの海外にたくさん輸出されています。

フランス北東部（アルザス地方）とフランス南部（ラングドック・ルーション地方）の2つに分けられます。フランス北東部のアルザス地方では、「ミュスカ・オットネル」「ミュスカ・ブラン・ア・プティ・グラン」「ミュスカ・ローズ・ア・プティ・グラン」の3種類のブドウの品種が栽培されています。味わいは、基本的に辛口で果物系の酸味も感じられるワインです。

フランス南部では、「ヴァン・ドゥー・ナチュレル」といった天然の甘口ワインが醸造されています。風味が豊かでリッチな口当たりを楽しめます。

スペインでは、『モスカート』のブドウ品種のことを「モスカテル」といいます。品種は、「マスカット・アレキサンドリア」が使用されています。酒精強化ワイン「シェリー」の原料のひとつです。遅摘み、そして天日干しすることで糖度を高めています。そこからできた糖度の高いシェリーにアルコールを添えて、極甘口のワインを造っています。

伝統的なスペインのワインの製法は、長期熟成をさせて、濃い琥珀色です。

オーストラリアでは、『モスカート』は日本と同様、「マスカット」を表しています。ブドウは、オーストラリア南東部のヴィクトリア州の中のラザグレンで栽培されています。ラザグレン地域は、酒精強化ワインの生産地です。

マスカットから醸造される濃厚な甘口ワインがよく知られています。

『モスカート』ワインは、日本語で「マスカット」を意味することから、白ワインが多いイメージですが、果皮の黒いブドウを使用する赤ワインもあります。『モスカート』の味わいは、辛口から甘口まであり、食前酒に飲むデザートワインもあります。

酸味と果実味のバランスがいい『モスカート』ワインは、食事だけでなく、ケーキやフルーツタルトなどのデザートにも合うのが、特徴的です。酸味と果実味のバランスの良さがいきてきます。

『モスカート』ワインの価格帯は、1,000円以内で購入できる安いものから、だいたい3,000円代くらいで購入できるものまで、幅広くあります。『モスカート』ワインは、アロマティックな香りを楽しめるもの、100年以上続く老舗ワイナリーが醸造するもの、華やかでフルーティーな味わいのものまで、さまざまあります。全体的に価格がリーズナブルです。

幅広いシーンで各国で造られた『モスカート』ワインをいただいてみてはいかがでしょうか？

『モスカート』ワインは、輸入食品を扱っているお店の通販やカルディで購入できます。カルディでは、対象ワインよりどり2本で10％オフのキャンペーンをしているので、気になる方は利用してみてください。

また初心者の方には、ソムリエが厳選したセットもおすすめです。通信販売で『モスカート』を購入する場合は、クール便を利用しましょう。ワインは温度変化に弱いため、ご自宅に到着後は、冷暗所で保管するようにしてください。

『モスカート』ワインは、料理にもデザートにも相性がいいです。さまざまなシーンで楽しむことができます。アルコール度数が低く、かつ甘美なアロマを感じられる『モスカート』ワインは、ケーキやアイスクリームなどのデザートに相性がピッタリです。

さらに、ワインの種類別に紹介します。老舗ワイナリーで造られている「モスカート・ダスティ」は、甘口の微発泡ワインです。塩気のある生ハムと合います。フルーティーな味わいで爽快感のある「アスティ・スプマンテ」は、インド料理やタイ料理の「カオマンガイ」がおすすめです。甘辛いソースがワインとマリアージュします。

今回は、料理やデザートにも相性ピッタリの『モスカート』ワインを紹介しました。お気に入りの『モスカート』ワインは見つかったでしょうか？ぜひ、相性のいい食事とともに、自宅でモスカートの甘みを楽しんでみてください！

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