フランチャコルタ（Franciacorta）の人気おすすめ10選｜美味しくて飲みやすい！

フランチャコルタは、イタリア・ロンバルディア州東部にあるフランチャコルタ地方で造られる伝統式のスパークリングワインです。フランチャコルタの奇跡と呼ばれるほど、貴重であり品質が良くイタリアの高級ワインと高く評価されています。

フランチャコルタは炭酸が控えめで口当たりも良く、やさしく飲みやすい味が特徴です。また、イタリアワインの格付けである最高位D.O.C.Gに初めてスパークリングワインとして認定されたとしても有名です。

今回はそんな人気のフランチャコルタのスパークリングワインのブドウの品種から選び方、フランチャコルタのおすすめ10選まで紹介します。ぜひ参考にしてください。

フランチャコルタはイタリアの代表的なスパークリングワインの1つです。またフランチャコルタの言葉には、生産地域・ワインの名前・製造方法の3つの意味が含まれています。そのワインの名称だけで、3つの意味を含むのは、かなり珍しいとされています。

イタリアでのスパークリングワインは総称「スプマンテ」とも呼ばれるので、フランチャコルタはスプランテに属します。しかしフランチャコルタの名称は、フランチャコルタ地域では定められた規定のもと造られていなければ、フランチャコルタとは呼べません。

また、日本ではスパークリングワインをシャンパンとも言ったりしますが、フランチャコルタはシャンパンには含まれません。そんなフランチャコルタは厳選なるワインでしか、フランチャコルタと名乗れないので高品質なワインを保てています。

フランチャコルタに使用されるブドウはシャルドネ、ピノ・ノワール（ピノ・ネーロ）、ピノ・ビアンコの3種類です。白ブドウの高級品種であるシャルドネはフランチャコルタ地域の約80％を占めています。その次に多いのが、ピノ・ノワール（ピノ・ネーロ）でありピノ・ビアンコは、ピノ・ノワール（ピノ・ネーロ）の変異種です。

またエルバマットとと呼ばれるブドウもフランチャコルタで栽培をしています。しかしエルバマットは限られた農家しか栽培できず、まだ販売までは至ってはいないブドウです。

Franciacorta（フランチャコルタ）は、フランチャコルタの中でも一番スタンダードなワインです。主にシャルドネとピノ・ノワール（ピノ・ネーロ）のブドウ品種が使用されています。加えて、ピノ・ビアンコを最大50%使用できるワインです。

味としては全体的にフルーティで上品な味わいと爽やかな酸味のバランスが取れたワインです。他の料理とも相性が抜群な種類です。

Franciacorta Sate’n（フランチャコルタ サテン）は、シャルドネのみで造られていますが、ピノ・ビアンコを最大50%まで使用するのもできます。クリーミーな味わいと、なめらかで女性が好まれる傾向があります。とても優しい味なので、和食との相性が抜群なワインです。

Franciacorta Rose’（フランチャコルタ ロゼ）はピノ・ノワール（ピノ・ネーロ）を25%以上使用し、シャルドネやピノ・ビアンゴ（最大50％まで）のブドウ品種で造られています。ブドウの果皮を入れたまま発酵させるので、色合いが美しくベリー系の風味を感じられるワインです。比較的に飲みやすく、値段もロゼとしては高価ではないのでワイン初心者の方にもおすすめです。

Franciacorta Millesimato（フランチャコルタ ミレジマート）は、シャルドネ、ピノ・ビアンコ、ピノ・ノワール（ピノ・ネーロ）のブドウ品種で造られています。収穫から3年以上かけて造られるので、他のワインにはない最高峰のワインを味わえます。また、当たり年のみのブドウを使うので、値段も比較的高価な傾向があります。

Franciacorta Riserva（フランチャコルタ リゼルヴァ）は、フランチャコルタ　ミレジマートの中で特に高品質なものを指します。そのためその香りや味わいを引き出すために、収穫から出荷まで最低でも約5年半かけて造られます。非常に希少性の高く高品質であるので、上級者向けの方におすすめなワインです。

フランチャコルタの中には辛さがあるので、自分に合う辛さのワインを嗜むのをおすすめします。ドサージュによる辛さの分類があるので紹介します。

【辛さ】

• ノンドサート：超辛口（1Lあたり糖質3g以下）
• エクストラブリュット：極辛口（1Lあたり糖質6g以下）
• ブリュット：通常の辛口（1Lあたり糖質12g以下）
• エクストラドライ：柔らかな甘さ（1Lあたり糖質12〜17g以下）
• セック：やや甘口(1Lあたり糖質17〜32g以下）
• ドゥミセック：甘口(1Lあたり糖質33〜50g）

Bellavista（ベラヴィスタ）はフランチャコルタのトップ生産者です。使用するブドウは自社栽培であり、ブドウは有機肥料のみで栽培され手摘みですべて収穫されます。熟成期間は最低4年と拘っており、丁寧に造られています。ミラノ・オペラ座のオフィシャル・サプライヤーにも使用され、オペラ公演の合間に楽しまれるほどの高品質なワインを作っています。

Ca' Del Bosco（カ・デル・ボスコ）はイタリアのロンバルティア州のエスプルコにある有名な醸造所です。カ・デル・ボスコはフランチャコルタだけでなく多くのワインを生産しています。収穫はすべて手摘みで行い、ブドウに傷がつかないように丁寧に収穫します。その後の熟成期間なども長い時間かけ、安定して熟成したワインを提供しています。伝統的に作る方法だけでなく、積極的に最新技術を取り入れ世界的に評価されている生産者です。

MONTENISA（モンテニーザ）はトスカーナの名門ワイナリーである「アンティノリ家」が1999年に設立しており、フランチャコルタ地域の中で特にブドウ栽培に適した土地で生産しています。老舗醸造所の技術で造られています。

フランチャコルタのワインを飲むときに合う料理は、イタリアンからアジアン・フレンチ・和食・家庭料理など幅広く相性がいいです。特に、赤みや魚介類、甲殻類や出汁を使う料理がおすすめです。エビやムール貝を使ったパスタやフライにとても合います。日本食では、刺身や天ぷらと一緒に嗜むとより楽しめる味です。

ワインの中でも最高位なフランチャコルタのワインですが、ブドウの種類からフランチャコルタの種類などとても奥深いワインです。この記事を参考に、華やかなディナーをより華やかにするフランチャコルタで楽しみましょう。以下の記事もあわせてご覧ください。

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