津村節子の作品おすすめ25選|小説からエッセイまで紹介!『流星雨』など

芥川賞をはじめ多くの賞に輝いている津村節子は2018年には紺綬褒章を受けています。けれども、その道のりは平坦なものではありませんでした。苦労が多かった経験は確かな心理描写となって作品に昇華しています。津村節子作品のおすすめをご紹介します。

2023/08/10 更新

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ずっと読みたかった津村さんの小説が読めて、今は満足しています。内容は短編集なのですが、やはり「さい果て」が良かったです。以前訪れた根室の町の、戦後まもない頃の描写にとても惹かれました。

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何かに執着するとそれ以外考えられない売れない同人誌作家の夫。むら気のある夫の顔色を窺いながら、何くれとなくサポートをする妻。これを愛と言うと、うっとおしいこと甚だしいのだが、そんな夫婦が描かれたタイトル作「玩具」は、著者と旦那様の吉村昭さんの物語のようにも思える。 暗く、どんよりとした作品集で、このどよ~んとした感覚がクセになりそう。女性の負の心理描写がとても上手いのだ。 新婚まもなく事故死してしまった夫への思い「白い壺」は、ラストシーンが強烈で記憶に残る作品。心穏やかな時に、他の作品も読んでみたい。【芥川賞】

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面白かったです 戦争は戦う男だけでなく、女性も巻き込まれていきますね

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(前略)この本を読み、高村光太郎から離れた彼女自身に大変魅力を感じました。 智恵子の思いや行動が自分のことのように感じられ、それは私が彼女の女性としての普遍性に共感できたこともありますが、津村節子氏の筆の力によるところが大きいと思います。 作者の文章力にも感服します。 描きたい対象をきちんと描ききるというのは、こういう文章なのだと深く納得出来ました。(後略)

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ひとつの死に接して、 本当は立ち止まってしまいたいのだけど、人は進んでいかないといけない。 自分がこの立場になったとき、このように自分がふるまえるのだろうか? そう考えながら読んでいきました。 ゆっくりと、こうしたことを考えながら読んでいくといいと思います。 自分も普段ならこれぐらいの量の本なら1、2日で読み終われるのですが、 今回はもっと時間をかけてこの感覚を味わっていました。

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作者らしく、丁寧に積み重ねた文書の中に、夫への愛情があふれ、胸にしみます。

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津村節子のファンで作品のほとんどを読んでいますが、この短編集があることを最近まで知りませんでした。 「再会の夜」「魔の時」「雪解け」「多津子の定年」「束の間の夢」「灰色の雪」「白狐」「幸福の条件」「トレドの皿」「真珠のブローチ」「初天神」「海猫の村」「同行二人」の十三編がおさめられています。 人生の岐路に立ち運命にあらがう主人公の細かい心理描写が上手く、どの作品も引き込まれました。短編ながら読み応え充分です。

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それぞれの短編が楽しく、そして心の微妙な描写に感動しました。

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 健気な女性を描くことにかけて津村節子に及ぶ作家はいないと思う。その腕が存分に発揮されているのはヒロインの「みほ」の話だけじゃない。長女の美子が健作に愛を告白する場面は実に感動的だ。 モデルになった窯元は姉妹が父のあとを継いでいるらしい。健作をもってきたのは津村の創作だろうが、作品に深みと広がりを与えている。人物描写が実にしっかりしている。作り物の感じがしないのだ。素晴らしい作家だと心からそう思う。

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故吉村昭の妻である津村節子が、 吉村昭と田野畑村との、深くて強い絆のようなものを描いた一冊。 何十年も前、吉村昭は田野畑村を訪れる。かなりの辺境でもあるこの村に、 吉村昭は魅せられ、『星への旅』という短編を書く。 その後、三陸を舞台にした作品を何冊も書くのだが、 自らはあの3.11の前に亡くなる。 もし生きていたら……。 津村節子の文章には、そんな思いが滲んでいる。 じっくりと読みたい一冊である。

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知る人がほとんどいないであろう作品だが、金山が再びクローズアップされた今、是非読んでみるべきだろう どんな人たちが金山を取り囲み、そして採掘されてきたか その歴史を私たちはしるべきだ

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モデルだが吉村昭の無能夫振りが際立つ面白さ。津村節子は面白い。実際、この本の中で津村節子がモデルの主人公が編集者から「あなたの小説は面白すぎるのですよ」と言われているし、実際に文学界の同人誌評でも小松伸六から「面白さから言えば今月随一の秀作」と評されている。

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一篇は小説に出来なかったらしい記事モノ。取材が活きている。津村氏も突撃取材が出来る人なのであった。

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二人の作品を沢山は読んではいない。79歳の身として戦争体験や過去に杉並住人だったこともあり、井の頭公園・富士高校など懐かしかった。尋ねたあちらこちらの描写に納得。ただただ自分の読書生活からも、懐かしい思いのする文章だった。

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日常生活の淡々とした描写の中に夫婦の愛情の深さを感じる佳作だと思います。

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著者の繊細な筆致の端々にぬくもりを感じる、読み応えのある好著です。

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加賀氏も津村氏もともに伴侶を失っているので悲しい話かと思いきや、 読後はとても温かい気持ちになりました。 お二人が今でもどれほどご自分の妻、あるいは夫を思っているか、 彼らの伴侶への思いが、控えめな、そして時にはユーモアを混じえながらの会話から 切々と伝わってきて、うらやましくすらなりました。 死は誰にでも訪れるもの。パートナーが先に逝ってしまったとき、 お二人のような気持ちになれたらいいなあと、そしてそういう気持ちにさせてくれるパートナーの存在は、 失った悲しみも含めて人生を豊かにしてくれるのだなあとしみじみ思いました。

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吉村昭が津村節子に宛てて送った手紙が、吉村昭の死後10年、 津村節子が手紙をじっくりと読み返しながら綴ったエッセイである。 この二人が、いかに強い絆で結ばれていたかが伝わってくる。 互いの作品に対する考え、自らの作品への思い、そして相手への思いやり……。 ありきたりかもしれないが、素晴らしい夫婦だったと思った。

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津村節子が幼少時からの長い人生を綴った作品。    もちろん、本書で描かれるのは津村節子の作家生活が中心であるが、一方で、同人仲間からやがて夫婦となった吉村昭が、多く登場するのもまた当然だろう。  本書は津村節子が自身について語った本であると同時に、妻として作家仲間として吉村昭を描いた作品とも言えるのである。  吉村昭の下積み時代、『戦艦武蔵』で一躍世に出た時のこと、『ふぉん・しいほるとの娘』『ポーツマスの旗』『冬の鷹』といった作品にまつわるエピソード、吉村昭の執筆スタイル、闘病生活。こうした作家・吉村昭の姿に加え、吉村家の様々な出来事(家の新築、子ども達・・)も多く語られる。また吉村昭の写真も多く掲載されている。  本書は吉村昭ファン、そして吉村昭の事を知りたいという人には必読の一冊だと言えよう。

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