リンゴジュースのおすすめ11選｜紙パック・瓶・ペットボトルなど

可愛らしい見た目といい香り、さわやかな甘さなど、りんごの良さはあげたらきりがありません。生で食べるのはもちろん、ジュースにしたときのすっきりしたフレッシュな味わいは、老若男女問わず好まれています。

ところで、りんごジュースはその人気の高さもあって、商品のバラエティがとても豊かです。パックジュース・瓶・透明な果汁・白濁したもの・さらには「濃縮還元」・「果汁100パーセント」などいろいろな表示もあります。「結局どれが好みに合うのかな」と迷いながら、とりあえず目についた商品を試している方もいるのではないでしょうか。

りんごの品種名には、「サン」という言葉が頭についたものが多くみられます。たとえばサンふじ、サンつがるなどですが、この「サン」は何を表しているのでしょうか。品種名の「サン」は英語の「sun」、すなわち太陽です。

りんごの育て方には途中から実に袋をつけるやり方（有袋）と袋をつけないやり方（無袋）とがあり、サン○○は後者です。つまり、陽光をいっぱいに浴びさせて育てる品種であり、またそのように育てたりんごであるという意味になります。

袋で保護しないりんごの見た目はどこかワイルドで、皮も厚くざらついた感じになっていますが、甘みは強く、自然なりんごの風味を感じられるのが特徴です。

それでは、おいしいりんごジュースを選ぶためにはどんなところをチェックしたらいいのでしょうか。以下、ポイントをまとめてみましょう。

りんごジュースの食品表示欄を見ると、名称欄に「りんごジュース」と表示したあとにカッコ書きで「濃縮還元」や「ストレート」などと書かれているのに気づかれるでしょう。これらは使われた果汁の違いを示すものです。以下にまとめてみましょう。

果物を使った飲み物は、大きく「果実ジュース」と「果実入りジュース」に分けられます。前者の「果実ジュース」の定義は、「1種類の果実の搾り汁または還元果汁で作った飲料で、場合により砂糖や蜂蜜などを加えたもの」です。つまり、表示に「りんごジュース」とある場合、それは確実に「りんごだけで作ったジュース」ではあるものの、詳細が分かりません。そのため、カッコ書きでストレートや濃縮還元などと付記し、内容を明らかにするのが一般的になっています。

ストレートとは、りんごの搾り汁だけで作ったジュースであることを示す表示です。生のりんごの味をそのままに感じることができるのが特徴です。

「濃縮還元」とは、生の果汁からいったん水分を抜き取って濃縮した果汁に再度水を加え、元の濃度に戻した果汁を使用していることを示す表記です。

濃縮は果汁の保存期間を長くすることと輸送コストを抑えることという、ふたつのおもな理由によって行われます。濃縮すると果物そのもの・果汁そのものよりも体積が減り、必然的に糖度が高くなるため、輸送や保管の費用をより低く抑えることができます。

したがって、濃縮還元のりんごジュースは、基本的にストレートよりも安価です。味や風味はやや劣るとされますが、そんな評価を覆すほどおいしいものも多数です。価格は安く、それでいて十分おいしく飲めるのが魅力。

りんごジュースには琥珀色っぽい透明な色のものと、濁りがあるものがあります。その色の違いは、ろ過済みかそうでないかで違ってきます。以下にて解説していきます。

透明なりんごジュースは、さらりとしていて口に残るものがなく、すっきりとした飲み心地です。水やお茶を飲んでいるときと同じような、いかにも液体といった感覚があるでしょう。これは、果汁がろ過されているためです。

ろ過されたジュースには果肉の搾りかすなどの不純物がないため、見た目は綺麗な透明になり、口当たりもさっぱりしたものになります。乾ききったのどを潤すように思い切りよく飲みたい方や、とろみやすりおろしの食感をあまり好まない方には、透明なりんごジュースがおすすめです。

不透明なりんごジュースはろ過を行わず、混じり込んでいる皮や果肉や繊維質などをそのまま残したものです。果実そのものにより近い状態のジュースなので、りんごが持つりんごらしさをそのまま味わえます。

ろ過していない果汁は風味豊かですが、混じり込んだままの果肉や繊維が舌や口にざらついた感触を残すため、飲み心地のすっきり感はあまりありません。水やお茶のようなのど越しより、もったりした口当たりや豊かな風味を好むという方は、ぜひ不透明なりんごジュースを選んでください。

りんごジュースには、ひとつの品種の果汁だけで作られる製品もあれば、数種類の品種の果汁をブレンドして作られる製品もあります。どちらを選ぶほうがいいということはありませんので、まずは好みや興味優先で選んでみてください。

たとえば、自分が好きな品種があるのならその品種単一のジュースを、りんごジュースでしか味わえない味を感じたいのならブレンドのジュースを、試してみるのがおすすめです。単一品種のジュースを集めた飲み比べセットを購入するのも面白いでしょう。

りんごジュースの容器には、瓶・紙パック・ペットボトル・缶など、さまざまなものが採用されています。飲むシーン・保存方法・用途によって、適するものを選びましょう。

容量の小さいサイズがある紙パックや缶、取り扱いが楽なペットボトルは、冷蔵庫に常備したり、子ども用にストックしたりするのに向いているでしょう。瓶はジュースの味に影響を与えにくい材質であるほか、見た目にも高級感があるため、プレゼント用にするならおすすめです。

りんごの産地ではさまざまなりんごが作られており、多くのりんごジュースも単一・ブレンド問わず産地で製造されています。日本国内でよく知られているりんごの産地と、作られている品種についてご紹介します。

長野県は本州の中央部に位置する内陸県です。日本アルプスを戴くうえ東京・大阪・名古屋という三大都市圏からも近いため、各都市圏の登山愛好家や自然を愛する人たちの熱視線を集めるほか、各種産業も盛んです。

県内の標高差と、地形ゆえの長い日照時間と昼夜で大きく変化する気温差は安定したりんご生産に適しており、長野のりんご生産量は青森に次いで全国2位となっています。シナノスイートやシナノゴールドのように、「信濃」の名を冠した長野県発祥の有名品種もあり、特にシナノゴールドについては海外からの栽培希望の申し入れが集まっているといいます。

りんごジュースの味わいは製法はもちろん、使われているりんごの種類や、それが単一品種かブレンドかといったことでもさまざまに変わります。ぜひ、これはというりんごジュースをいろいろと試してみて、自分だけのお気に入りを見つけてください。また下記の記事も参考にしてみてください！