低糖質野菜ジュースおすすめ11選｜糖質オフのものはある？糖尿病に効果はある？

野菜ジュースといえば健康志向の代名詞としておなじみです。もともと健康維持のために人気となった野菜ジュースですが、じつは糖質の高い飲料としても知られています。糖質はダイエットをしたい方にとって天敵です。

ビールやお菓子など、低糖質の飲料や食品がどんどん発表されトレンドになりつつあるなか、野菜ジュースも低糖質の商品がでていることをご存知ですか？ビタミンを中心に栄養を補給しつつ、低糖質で体重管理もケアしてくれるため注目されています。

今回はダイエットの強い味方として人気上昇中の低糖質野菜ジュースからおすすめを紹介します。野菜ジュースは糖尿病に効果があるのかなど、気になる疑問も解説。人気のカゴメ野菜ジュースはもちろん、いろいろな種類から選ぶための要素についてもお伝えしていますので、最後までご覧ください。

一般的な200ｍlの野菜ジュースに含まれる糖質は、8g～23g程度です。これが低糖質といわれる商品では7g～10g、糖質オフと謳う商品になると3g～5g程度の含有量となります。これらをひとくくりに「低糖質」とすれば、低糖質と判断する目安はだいたい7gより少ないもの、といえます。

ダイエット中に限らず糖質を気にするかたは、商品の内容量で糖質を確認するときにこのあたりの目安を参考にして選んでみてください。

先述したとおり、一般的な野菜ジュースの糖質は8g～23gと高いです。野菜ジュースに使われるトマトや根菜はもともと野菜のなかでも糖質が高い傾向にあるのが要因で、原材料に含まれる糖質のためこれをゼロにすることは困難です。

また飲料として飲みやすくするために、糖分を加えている場合が多いことも要因として挙げられます。身体に良さそうだからと飲みすぎると、太る原因にもつながります。低糖質・糖質オフの野菜ジュースはこの糖分をうまくやりくりすることで糖質削減をはかっている商品です。

野菜と聞くと身体に良さそうと感じるかも知れませんが、糖尿病にはいい面ばかりではありません。確かに糖尿病の食事療法で野菜の摂取が推奨されますが、これは食物繊維を補う目的によるものです。特に、フルーツ入りの野菜ジュースの場合は、血糖値の急な上昇にもつながり逆効果となってしまいます。

一方で、野菜のみで構成された野菜ジュースを補助的に取り入れ、ビタミン・ミネラルなどの身体の調子を整える栄養素を補うのには適しています。

低糖質の野菜ジュースを探すときは、商品パッケージの「糖質オフ・低糖質」の文字だけでなく、まずは糖質の量を確認してください。食品の裏にある総カロリーの記載を確認するのと同じで、糖質量を確認する癖をつけるのが大切です。

実際に確認すると表示される糖質の量はメーカー・商品ごとにだいぶバラつきがあるとわかります。

野菜ジュースタイプのメリットは、数種類の野菜をブレンドすることで自分が摂取したい栄養分がとりやすいことです。糖質を抑えながらの健康管理に貢献してくれます。多数の企業から販売されておりラインナップが多いため好みの商品が見つかりやすいこともポイントです。

「糖質オフ」の商品は砂糖や甘味料を使わないことで糖質を抑えているものが多いですが、果物をくわえることで野菜本来の甘味がきわだち飲みやすい傾向にあります。

トマトジュースのポイントは抗酸化作用のある「リコピン」です。トマトは糖質が高い野菜なので、トマトジュースも糖質量が高くなりがちです。加糖をおさえることで低糖質を実現したうえに、結果として以前より飲みやすい商品も増えました。

青汁タイプについては、「まずい」イメージが過去のものになりつつあります。健康志向の高まりから甘くないほうが飲みやすいという意識が浸透し、青汁の広告が増えるとともに人気がでているのです。

もともと緑の野菜は糖質が低いのにくわえて、加糖をおさえることで限りなく糖質を減らすことに成功しています。粉末・液体と用途にあわせて選べること、ほかの食品や飲料と組み合わせて摂取しやすいこともおすすめできるポイントです。

店頭で見かける商品には、「季節限定」としてみかんやリンゴなどのフルーツが入っているとアピールするものが多くあります。基本的にフルーツは野菜よりも糖質が高いことが多く、低糖質の野菜ジュースを選びたいときは注意が必要です。

低糖質がいいかたは先述のとおり、まずは商品の裏をみて糖質量を確認することが大切です。またパッケージで特にフルーツを強調しているものは高糖質の可能性が高いことを覚えておいてください。

ストレートの魅力は「素材本来の風味が楽しめる」ことです。野菜を絞ってほぼそのまま容器に詰めることで、新鮮な素材の味や食感を感じられます。またストレート製法においては添加物を入れないこだわりをもった商品が多いのも特徴のひとつです。

ストレートの商品は産地でジュースを詰めて輸送するのでコストがかかることから、国産の商品が多いです。産地を気にして選びたいかたは、このあたりの特徴もふまえて選んでください。

濃縮還元の魅力は「価格の安さ」です。絞ったジュースの水分を飛ばすことで大量輸送が可能になり、コスト削減の結果安く販売できます。水分を飛ばす工程があるので風味はストレートとくらべて少し劣ります。

近年は技術革新によって、ストレートとくらべても栄養分を損なわずに商品化できるようになりました。若干の風味減は目をつぶれる、とにかく長く続けたいかたは迷わず選んでいいクオリティの商品が多くおすすめです。

消費者庁によって保健効果を認められている食品を「特定保健用食品（トクホ）」といいます。”食後の血糖値が気になる方に”、”血圧が高めの方に”のような表示のある商品がトクホにあたります。

トクホは商品に対して科学的に効能・効果があると国が認めてはじめて表示できるものです。表示された効果を期待して選びたい方にはとてもわかりやすいものです。

「栄養機能食品」は、ビタミンのような科学的に保健根拠の示された栄養分が一定量以上はいった商品で機能表示したものを指します。”栄養機能食品（ビタミンC）”のような表示の食品が該当します。

ほかの商品との差別化や販売の促進をねらったもので、表示したいときは国への申請が不要です。それでもすでに科学によって明らかとなっている機能について表示していますので、目的の成分が入っているとわかり安心して選べます。

「機能性表示食品」は上記2つのあとにできた表示形式です。”食事の脂肪や糖の吸収をおさえる”のような表示が該当します。商品の含有成分が健康の維持・増進に役立つことを表示できるもので、企業による科学的な根拠づけがなされています。

こちらもトクホとちがって国への申請は必要ありませんが、万が一虚偽表示だったときは企業が責任をとることになるため、適当に表示ができるものではありません。

野菜ジュースを選ぶとき、塩分や添加物について気にしていますか？風味を改善するために使われることが多いですが、最近は健康志向の高まりから「塩分不使用」や「成分無添加」をうたう商品が増えています。

健康やダイエットのため続ける習慣で、健康を損なってしまっては本末転倒です。野菜ジュース選びでカロリーや糖質、ビタミンなどの栄養分を確認するついでに、「塩分や添加物が多く使われていないか」にも気を配りたいものです。

カゴメは『野菜生活』や『カゴメトマトジュース』でおなじみのメーカーです。『野菜一日これ一本Light』が低糖質ジャンルの代表で、同シリーズからは機能性表示食品の『野菜一日これ一本Plus』も発売しています。

「カゴメ野菜ジュース野菜ジュース食塩無添加 スマートPET」は、血圧を下げる機能があるGABAが配合されている機能性表示食品です。

また、カゴメはトマトジュースも低糖質で人気があります。『濃厚リコピン』『低塩』『食塩無添加』と内容物にこだわった商品が多く発売されており、野菜のえぐみをおさえ、飲みやすさにこだわっているのが特徴です。

伊藤園といえばお茶のイメージが強いですが、実は野菜ジュースも手掛けています。『充実野菜』や『1日分の野菜』はラインナップが豊富で、『毎日1杯の青汁』シリーズからは糖質ゼロの商品が発売されています。

ブレンドのバリエーションが多いのもポイントで、お茶メーカーならではのスッキリとした味わいが特徴。また『1日分の野菜』からは機能性表示食品も発売されており、健康志向のユーザーから支持を集めています。

キリンビバレッジの野菜ジュースは、商品名に野菜の品目数が記載されたものが多い点からもわかるように、使われている野菜の種類が非常に豊富です。他のメーカーでは扱っていない品目の栄養を補いたい人にもおすすめです。形状も紙パックや缶以外にペットボトルタイプもあるので、出先でちょっと飲みたいときにも手軽に取り入れられます。

世田谷自然食品の野菜ジュースは、食塩などを使用していないので、野菜本来の味を存分に味わえるのが特徴です。甘く飲みやすくした飲み物ではなく、砂糖不使用で野菜の旨味と甘みだけを堪能できるので、美味しく身体にいいものを摂取できていると感じたい人にも適しています。

通販で購入したい場合は、大手通販サイトのAmazonで取り扱いがあるほか、公式サイトからの購入が可能です。

いつもと違った味を楽しみたい・ちょっと手軽に野菜ジュースを飲みたいと考えている人におすすめしたいのが、スーパー・コンビニなどのプライベートブランドの野菜ジュースです。

近頃では、セブン&アイのセブンプレミアムやイオンのトップバリューをはじめ、さまざまなプライベートブランドから低糖質の野菜ジュースが販売されています。比較的金額もリーズナブルなので、続けやすい価格で購入できるのもメリットです。

血糖値をコントロールすることも、ダイエットをするのも一朝一夕では叶いません。自分の感覚にフィットする低糖質野菜ジュースを選んで、できるだけ飲み続けてください。健康維持への近道は「継続すること」です。また下記の記事も参考にしてみてください！