電動歯ブラシ用歯磨き粉おすすめ20選｜ドラッグストアなど市販品も！

手軽に歯を磨けて汚れもしっかり落とせる電動歯ブラシ。歯磨き粉は普通の歯ブラシのときと同じものを使えばいいの？それとも歯磨き粉なし？と疑問をお持ちの方もいます。歯磨き粉には歯にいい成分が含まれているので、もちろん電動歯ブラシのときも使うのが正解です。

しかし、歯ブラシと電動歯ブラシの機能に差があるように、歯磨き粉もそれぞれに合うものを使うとより効果が期待できます。ドラッグストアには研磨剤なしのものや、ジェルタイプのもの、ホワイト二ング効果のあるものなどさまざまな歯磨き粉が並んでいますが、その中からどれを選ぶべきなのか？こちらでは電動歯ブラシに最適な歯磨き粉についてお伝えします。

この記事では自分に合う歯磨き粉の選び方や効果的な使い方、またクリニカやシュミテクトなど人気の歯磨き粉や市販のおすすめ商品を紹介しているので、ぜひ購入する際の参考にしてみてください。

電動歯ブラシは普通の歯ブラシで磨くときよりも激しい力で磨いています。さらに振動もプラスされるので、研磨剤が含まれている歯磨き粉だと歯や歯茎に傷がついたり、炎症を起こしたりする可能性も。

また、電動歯ブラシで歯を磨くと一瞬で歯磨き粉が泡立ちますが、泡が多過ぎるとしっかり磨けていないのに十分磨いた気分になる場合もあります。電動歯ブラシの効果を最大限に発揮するためには、研磨剤不使用であまり泡立たないタイプの歯磨き粉がベストです。

虫歯予防が目的の場合は「フッ素」が含まれている歯磨き粉を使うのがおすすめです。フッ素には虫歯の原因となる酸の生成や、酸によって歯が溶けるのを抑える働きがあります。虫歯になりやすい方は、フッ素濃度1,000ppm以上のものを使いましょう。

虫歯はそのまま放置し続けると口のニオイの原因にもなるので早めの処置が大切です。ただし、お子様の使用については注意が必要なので、フッ素が含まれるの歯磨き粉は注意書きなどを確認してから使用してください。

歯周病の予防が目的の場合は、抗菌作用がある成分が含まれている歯磨き粉がおすすめです。特に「IPMP（イソプロピルメチルフェノール）」は歯周ポケットに付いた歯垢まで取り除く効果があります。

ジェルタイプの歯磨き粉なら成分が細部にまで行き渡るのでより効果的です。すでに歯周病の症状がある場合は「トラネキサム酸」や「グリチル酸」など抗炎症作用がある成分や歯茎を活性化する「ビタミンE」が含まれたものがおすすめです。

知覚過敏の緩和が目的の場合は、歯のバリア機能がある歯磨き粉がおすすめです。知覚過敏は、歯のエナメル質が剥がれてしまい冷たいものや甘いものを食べると歯にしみるようになるのが原因と考えられます。

これを防ぐには、歯の神経辺りをバリアで覆う働きがある「硝酸カリウム」が含まれている歯磨き粉がおすすめです。研磨剤が含まれる歯磨き粉は歯の表面が削れてしまうので、他の症状を予防するために使用するなら週に1度くらいにしておきましょう。

ブラッシングで歯を白くしたいのが目的の場合は、着色汚れを落とす効果がある歯磨き粉がおすすめです。特に、歯の表面を傷つけずに汚れを除去する「ポリリン酸ナトリウム」「ポリエチレングレコール」「ポリビニルピロリドン」が含まれているものが効果的です。

ポリリン酸の中でも効果が高い「EXポリリン酸」「短鎖ポリリン酸」が含まれているものであれば、汚れを落とすと同時に再付着の予防にも役立ちます。

一番オーソドックスなペーストタイプの歯磨き粉にも電動歯ブラシ用があります。ペーストタイプは、さまざまな効能が期待できたり香りの種類が豊富に揃っていたりするのが特徴です。

特に、歯に付着した汚れをしっかり落とせる歯磨き粉が多いので、歯を白くするのが目的の方にはおすすめです。ただし、磨き残しが心配な場合は発泡性が低いタイプを選んでください。

ジェルタイプの歯磨き粉は、有効成分が隅々まで行き渡りやすいのが特徴です。特に電動歯ブラシで使用すると細かい箇所まで行き渡るので効果も倍増します。

ジェルタイプには研磨剤不使用タイプが多く、知覚過敏や虫歯の予防も兼ねている場合にもおすすめです。また、発泡性も低いので磨き残しも少なくなります。

パウダータイプの歯磨き粉は、歯と歯の間や歯茎との境目など細かい隙間にも成分が入りこめるのが特徴です。有効成分がが多く含まれており、しっかり入りこんで汚れを除去してくれるので着色汚れが気になる方にもおすすめです。

乾いたままの電動歯ブラシの先に少量を付着させて磨きますが、慣れるまでは粉が飛び散ってしまうのがデメリットではあります。

液体タイプの歯磨き粉は、口に含んでからすすぐだけですみずみまでケアできるのがメリットです。サイズも豊富で、出先でも手軽で簡単に歯磨きができます。

液体タイプの歯磨き粉を口に含み、すすいだ後に電動歯ブラシでブラッシングをします。慣れるまでは、口の中に水分をため込み過ぎてしまわないよう量の調節が必要です。

電動歯ブラシは、普通の歯ブラシよりも自然と力が入ってしまいます。圧が強くなると歯や歯茎を傷めてしまい、さまざまなトラブルの原因になりかねません。できる限りソフトに磨ける歯磨き粉がいいので、研磨剤は含まれていないものが望ましいです。

さらに、電動歯ブラシの振動で、小さな顆粒が細かい隙間に入りこんで炎症を起こす可能性もあるので気をつけましょう。

泡立ちがいい歯磨き粉は、終わった後にしっかり磨いた感がありますが、実は電動歯ブラシには向いていません。泡立ちがいいまま磨いていると、ちゃんと磨けている部分とそうでない部分の見分けがつきにくくなります。

磨き残しは虫歯や歯周病の原因となるので、毎日しっかりと磨くためにも発泡性が低いタイプを選んで丁寧に磨いてください。

ジェルタイプの歯磨き粉なので、電動歯ブラシの振動でも飛び散る心配がないです。また、低研磨処方で歯を傷つける心配もありません。

使い心地だけでなく機能性にも優れています。抗菌剤が含まれているため、歯垢が溜まりやすい歯茎の際まできれいになります。抗炎症作用もあり歯茎の炎症を抑えてくれるので、歯周病を予防したい方にぴったりです。

ペースト状ですが、発泡性が低く電動歯ブラシや音波振動歯ブラシでも磨きやすい歯磨き粉です。フッ素が900ppmも含まれているので、虫歯が気になる方におすすめです。

また、抗菌や消炎作用がある成分やキシリトールも含まれており、さまざまな面から歯の健康をサポートします。低研磨処方で歯を傷つける心配もなく、ほのかなグレープフルーツの香りも人気です。

歯磨き粉の中でもメジャー商品である「クリニカ」シリーズのジェルタイプ歯磨き粉です。なんとフッ素が1,450ppmも含まれているうえに、粘度が高いためフッ素がしっかりと歯をコーティングします。

もちろん発泡性も低く研磨剤が含まれており仕上がりもスッキリ。さらに、抗菌成分も含まれているため歯肉炎などを防ぐ効果も期待できます。

爽やかなミント風味が特徴のジェルタイプ歯磨き粉です。フッ素は950ppmも含まれているので、虫歯を防ぎたいときにおすすめです。

発泡剤と研磨剤が含まれていないので、電動歯ブラシでも丁寧にゆっくりと磨けるのがメリット。磨き上りの爽快感や歯がツルッとする感覚が癖になります。

「IPMP(イソプロピルメチルフェノール)」と「CPC(セチルピリジニウム塩化物水和物)」のダブル抗菌作用が歯周病菌にアプローチします。高濃度フッ素が含まれているので、虫歯も防ぐためにも役立ちます。

さらに「ビタミンE」や「アロエエキス」も含まれているのが特徴です。ほのかな甘みがあるものの、磨いた後は口内に爽快感が残ります。

こちらは液体タイプの歯磨き粉なので、電動歯ブラシで粘度がある歯磨き粉が使いにくい方にぴったりです。歯茎の組織を修復して歯周病を防ぐ「ビタミンE」「アラントイン」が含まれています。

他にも、抗炎症作用や抗菌作用がある成分が含まれており、歯周病の原因となる歯茎の健康をキープするのにひと役買います。

バリア機能がある「硝酸カリウム」が含まれており、歯髄神経の周りにイオンバリアを形成します。冷たいものや熱いものが歯に当たったときの痛みや不快感を軽減してくれます。

さらに、フッ素が1,450ppmも含まれており、虫歯を防ぐ効果もあります。歯を白くする成分も含まれているため総合的なケアを望む方におすすめです。

口の中の嫌なニオイを防ぐ歯磨き粉で有名なNONIOシリーズですが、こちらは同時に知覚過敏にも特化したペースト状の歯磨き粉です。「硝酸カリウム」がイオンバリアを形成して、歯を守ってくれます。

高濃度フッ素が含まれているので、虫歯を防ぎたい方にもおすすめです。また、歯に付着したステイン汚れを落として、本来の白い歯へと近づけてくれます。

研磨剤が含まれていない、電動歯ブラシ向きの歯磨き粉です。パール成分が含まれているおかげで、歯にツヤを与えながら白くする効果があります。

また、薬用成分「ハイドロキシアパタイト」が表面についた細かい傷を修復します。さらに、エナメル質修復作用がある独自成分も含まれているため、知覚過敏が気になる方にもおすすめです。

「TO BE WHITE」がリニューアルしたこちらは、既存のメラニンの生成を抑える美白成分を増量し、汚れの沈着を防ぐ成分が新たに含まれました。歯に沈着した汚れを落としやすい洗浄剤と、汚れを吸着・除去する清掃剤で歯が持つ本来の白さに近づけます。

電動歯ブラシ・音波ブラシ対応の研磨剤不使用なので、歯を削らずに白い歯が目指せます。

電動歯ブラシは、何もつけなくても細かい振動によってある程度歯磨きの役割を果たしてくれます。使う量は普通の歯磨き粉よりも少なめで、目安としては米粒くらいです。

多くつけすぎるとスッキリしすぎて、まだ汚れが残っているのに磨き終わってしまう場合も。また、発泡剤が多いタイプだと磨きづらさを感じるのであまりおすすめはできません。

歯磨きのときはついつい力を入れてゴシゴシ磨いた方がきれいになるのではないかと思われがちですが、実は普通の歯ブラシの場合でもゴシゴシ磨きは推奨されていません。

電動歯ブラシの場合はさらに弱い力で優しく磨くのがポイントです。歯や歯茎が傷ついたりブラシの消耗が早くなったりするので、歯に当てながらスライドさせるくらいの力加減で磨いてください。ここでは磨き方の手順もご紹介します。

• 歯の表面
  歯の表面などの平らな部分は毛を垂直に向けて磨いてください。このとき歯面に押し込みすぎないように注意してください。
• 歯と歯茎の境目
  毛先を45度に傾けて磨いてください。毛先が歯と歯茎の境目に入りやすくなりより汚れを除去できます。
• 噛み合わせの面
  歯の表面と同じく毛を垂直にして磨いてください。ただし小さな凹凸がある為、そこを意識して電動歯ブラシをあててみましょう。
• 前歯の裏側
  ヘッドを縦にして使用しましょう。毛先は歯面に対して垂直に。
• 矯正中
  ワイヤー矯正の場合ブラケットパーツがある為、上下に操作すると汚れが落ちやすくなります。無理やり押し込むと装置の破損の原因となるため気をつけましょう。

電動歯ブラシを使い慣れていないと、スイッチを入れるタイミングで失敗してしまう方も多いです。歯磨き粉をブラシにつけてすぐにスイッチオンすると、その場で歯磨き粉が飛び散ってしまいます。

普通の歯ブラシでは起こり得ない状況なのでビックリしますが、歯磨き粉をブラシにつけて口の中に入れてからスイッチを入れてください。

電動歯ブラシで歯を磨くときは、歯磨き粉も電動歯ブラシ用にしてより効果を得なければ損です。ご紹介した情報を参考にして、いつまでもきれいな歯をキープできるよう自分に合う歯磨き粉を選んでください。こちらもあわせてご覧ください。