清水玲子の漫画おすすめ7選！人気作品か最新刊・現在までご紹介

数多くの漫画家が存在する中でどう漫画を選べばいいか、何を読んだらいいのか迷ってしまいます。今回本記事では、漫画家・清水玲子のおすすめ漫画を紹介します。

「輝夜姫」などが代表作である清水玲子の漫画は、とても繊細で美しい画力が特徴的です。また、残酷で深いストーリーのSF作品が多い印象があります。清水玲子は漫画に対するこだわりがとても強く、そのため美しくも残酷なストーリーを描くことができます。

今回はそんな清水玲子のおすすめ漫画や、清水玲子とはどんな人物なのか、生い立ちや背景、さらには最新作について紹介します。さらに、おすすめ漫画のあらすじ紹介や見どころ等も紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。

まず初めに、漫画家・清水玲子とはどのような人物なのかを紹介します。人物を知ると物語や漫画が、より一層面白くなります。以下、2つのセクションに分けて解説します。

清水玲子は1963年に東京で生まれ、育ちは熊本県です。女性漫画家の萩尾望都に憧れ、漫画を書き始めました。高校卒業後には就職しましたが、漫画家の夢を諦めきれず漫画家を目指します。

1983年に少女向け雑誌「LaLa」に『三叉路物語（ストーリー）』で漫画家デビューを果たしました。清水玲子の漫画では、同じキャラクターを複数の作品に登場させ、読者を楽しませてくれます。

漫画家・清水玲子の作品はいくつかの賞を受賞しています。デビュー前の1982年に遡りますが、「第9回ララまんがハイ・スクール（LMHS）」にて『フォクシー・フォックス』で佳作賞を受賞しています。

その後、2002年には代表作でもある『輝夜姫』で第47回小学館漫画賞を受賞しています。さらに、2016年に映画化され話題にもなった『秘密ートップ・シークレットー』は、2011年に第15回文化庁メディア芸術祭最優秀賞を受賞と華々しい成績を持っているのです。

とても繊細で細かく美しい絵を描く清水玲子には、漫画絵に対するこだわりがあります。例えば、口の開き方や歪みで登場人物の表情を細かく表現します。また、時間がかかっても何度も何度も下書きを繰り返し自分自身が気に入る絵を描くようです。

さらには、清水玲子の漫画は女性ならではで、重いテーマであることが多いのですが、そこに重きを置いています。しかし、少女漫画ならではのときめきも残す、清水玲子独特の世界観を作っています。

さて、ここからは漫画家清水玲子の人気漫画を紹介します。以下3つのジャンルに分けてそれぞれ1~2作品ほどおすすめ作品を解説します。

清水玲子の多くの作品がSF系のファンタジーが多い傾向です。壮大なSFファンタジーではなく「短編」でサクッと読みたい方には以下の作品がおすすめです。

• 千の夜
• 世紀末に愛されて

『千の夜』は初期代表作でもある『ジャック＆エレナ』シリーズの一つなのですが、ジャックは登場しません。しかし、後の『輝夜姫』や『秘密』シリーズにつながる短編作品になっています。

また、『世紀末に愛されて』は混沌とした世紀末世界で、生き残るために愛を求め殺し合うというドラマチックなファンタジー作品です。

次に紹介する漫画は、「美しい絵が好きな方」に向けたおすすめです。清水玲子の漫画はどれをとっても繊細で細かく、美しい画力が魅力的です。その中でも特におすすめできる作品は以下の2つです。

• 輝夜姫
• 月の子

上記の作品はどちらも童話をモチーフにした作品です。『輝夜姫』は「かぐや姫」、『月の子』は「人魚姫」をモチーフにしています。『輝夜姫』の主人公はとても美しい顔立ちの女性なのですが、ショートカットで中世的な見た目をしています。洋服や髪型など細部までこだわって描かれています。

『月の子』は、輝夜姫のタッチと少々異なっており、柔らかくフワッとした印象です。主人公が実は人魚で、さらには宇宙を生身で自由に浮遊できるといったファンタジーの世界にきっとあなたものめり込んでしまうはずです。

最後は清水玲子の特徴でもある「禁忌」がテーマのサブカル的な漫画を紹介します。

• 22XX

『22XX』の主人公は、自分は人間だと思い込んだヒューマノイドです。そう主人公が思ったのも、ロボットには必要のない「食欲」がプログラムされているのです。後に主人公は、自分がロボットだということを自覚するのですが、少ない少量を人間と分け合い、人間が餓死していくこと看取り、食べるという行為を躊躇するようになります。

この作品では、カニバリズム（食人文化）を通して、食事の本質や重要さを理解していく作品です。現代ではカニバリズムは「禁忌」にあたることなので苦手意識がある方もいるかもしれませんが、命との向き合い方など学びが多い作品なのでとてもおすすめです。

このセクションでは、清水玲子の漫画に対する口コミ・評価を紹介します。代表作である『秘密-トップ・シークレット-』『輝夜姫』『月の子』こちらの3作品の口コミ・評価を紹介します。

口コミを見てみると、読者は清水玲子の絵の綺麗さ、さらには時代を感じさせない作風に感動しているようです。清水玲子のファンに子どもが生まれ、その子どもの清水玲子の虜になるほど世代を超えて愛されている漫画家です。

さて、最後に清水玲子の漫画の最新刊情報について紹介します。2022年8月現在、清水玲子の最新刊の情報はありません。しかし、『秘密-トップ・シークレット-』のスピンオフシリーズが白泉社「MELODY」にて連載中です。

コミックスは全12巻・新装版が全12巻・スピンオフシリーズが現在10巻まで発行されており、最新刊の発売は現在未定になってます。

いかがでしたか？清水玲子は漫画や自分自身が作る登場人物に対してとても強いこだわりがあり、美しく繊細な画力で漫画を書いています。本記事を参考にぜひ、清水玲子の漫画を読んでみてください。こちらもあわせてご覧ください。