おかざき真里の漫画おすすめ10選｜映画化も！『ずっと独身でいるつもり？』など

働く女性の日常や恋愛模様をリアルに描き、多くの読者の共感を得ている人気漫画家・おかざき真里。『ずっと独身でいるつもり？』をはじめ、映像化されて再度話題になった作品も多いです。

何気ない日常を描いているようで、ハッとなるセリフがあったり、予想外の展開になったり、と見どころがたくさん。漫画の登場人物に自分を重ね、背中を押したり、反省したい気持ちになったりすることも。

ここでは働く女性を中心に絶大な人気を誇る、おかざき真里のおすすめ漫画をご紹介します。代表作のあらすじや口コミも参考に、気になる作品をみつけましょう。おかざき真里原作の映画情報も必見です。

おかざき真里は長野県出身で、実家は柳町の老舗「岡崎酒造」です。多摩美術大学卒業後に博報堂に入社し、制作局で働きながら執筆活動をしています。会社ではCMプランナーやデザイナーの仕事をしていたそうです。会社員としての経験があるからこそ、働く女性をリアルに描け、多くの共感を得ています。

おかざき真里のデビューは、1994年に『バスルーム寓話』という作品が『ぶ〜け』の漫画家養成コース長編部門第1位に入選したのがきっかけです。

会社員として働きながら執筆活動を続けていたおかざき真里は、2000年に結婚を機に会社を退職。その後も多くのヒット作を発表していきます。おかざき真里のほか、イラストレーター「オカザキマリ」として活動することも。

おかざき真里の漫画は、自身の会社員時代の経験をもとにしたストーリーが多く、働く女性から共感を得ています。「あるある」と思いながら読み進めていくと、意外な展開や結末になることもあり、驚かされるのも魅力です。

お仕事漫画以外にも生と死について考えさせられるもの、歴史の勉強になるものなど、さまざまなテーマ・作風の漫画があり、好みの異なる幅広い層の読者に支持されています。

2004年に初版が刊行され、全10巻の単行本が販売された人気作『サプリ』。広告代理店で働く主人公・藤井ミナミは27歳で長年付き合っていた彼氏と別れてしまいます。激務に追われ、友人も少ないミナミはこれから仕事に打ち込むしかないのか...？同僚の田中ミズホやカメラマンの佐原徹など個性的なキャラクターたちにも注目です。

ドラマ化された『サプリ』では、伊東美咲・亀梨和也・瑛太・白石美帆など豪華キャスト陣が熱演しました。ドラマはDVDで観ることができます。

『FEEL YOUNG』の2010年5月号から2014年1月号まで連載され、全8巻の単行本が販売された作品『&（アンド）』。主人公の青木薫は昼間は医療事務員として病院で、夜は個人経営のネイルサロンで、ダブルワークをしています。

過去の経験から他人に触られるのが苦手な薫ですが、職場のある医師にだけは特別な感情を抱き、徐々に気持ちや行動に変化が見られるように。薫の変化していく様子が印象的です。

比叡山延暦寺の開祖である最澄と、弘法大師の名で知られる空海という2人の天才の生き様を描いた面白い作品『阿・吽』。最澄と空海がそれぞれどんな道を歩んできたのか、どのような大きな出来事があったのかがわかります。

他の多くの作品と同じように繊細な描写もありますが、『阿・吽』では強い影を入れた荒々しい表現もあり、違った画風を楽しめるのも魅力です。読んだ後に他の方の考察を読んだり、仏教の歴史について調べたりするのもおすすめです。

おかざき真里の代表作のひとつ『ずっと独身でいるつもり？』は、雨宮まみのエッセイを原案におかざき真里が漫画にしたもの。3人の30代独身女性が周囲からの重圧を気にしながらも自分らしい生き方を模索していく物語です。

2021年11月には同名の映画も公開され話題になりました。主演は映画初主演の田中みな実で、映画では異なる悩みを抱える4人の女性を中心にストーリーが進んでいきます。

渋谷の道玄坂の先にある、ラブホテルがひしめく円山町を舞台にしたオムニバスストーリーです。さまざまな出会いや別れが鮮やかに描かれており、登場人物の言動や心の動きから目が離せません。

2007年に公開された映画では、榮倉奈々とEXILEのMAKIDAIこと眞木大輔が初共演。仲里依紗や原裕美子とともに個性あふれるキャラクターを熱演しました。映画のDVDとメイキングDVDがそれぞれ販売されています。

おかざき真里の漫画は、何気ない日常のなかでも仕事や恋愛、友情など多くの人が悩みを抱えていることを教えてくれます。さまざまな人生観に共感したり、名言に励まされたりしながら、おかざき真里の漫画をお楽しみください。

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